跡地はどうなる？

横浜ジャックモールができて、みなとみらい地区の人の流れはなかり変わった。横浜駅からみなとみらい地区への遊歩道が整備されたこともあり、最近は横浜駅方面から徒歩で来る比率も高くなっている。

近くにオフィスビルが増えたこともあって、ビジネスマン人口もかなり増加した。そのため、横浜ジャックモールができた当初に比べて、入っている飲食店はランチや夜の営業成績がかなり上がってきている。

ジャックモールのテナントは、どこにでもあるお店ばかりだが、みなとみらいにはあまりなかった店が揃うとあって、閉店を惜しむ声が横浜ジャックモールにも多く寄せられた。

そんな中、特に惜しむ声が多い施設は、「にこぱ」だ。
　

平日でも入場制限がかかることがあるほど盛況の「にこぱ」

「にこぱ」は、小さなお子さんが安心して遊べるキッズパーク。みなとみらい地区には珍しい施設として、ファミリー層に支持されている。
　

どこにいても見渡しやすい安心感がママたちに好評

お子さん2人を連れて遊びにいらしていた根本さんご夫婦は、「室内で危険なく遊べるのでとても助かりました。子どもがここで遊びたいと言うので、ジャックモールに来ると必ずここに寄っています。なくなってしまうのは残念ですね」と話してくださった。
　

根本さんファミリー。お兄ちゃんはボールプールに夢中で撮影できず残念！

店長の橋本さんによると、「みなとみらいにある他のビルに移転はないんです。うちは横浜市だとあと旭区にあるだけなのでちょっと遠くなってしまいますね」とのこと。
　

「にこぱ」店長の橋本さん

みなとみらい地区にあるマンションはファミリー層向けが中心。「にこぱ」がなくなるのは小さなお子さんがいる住民にとってかなりの打撃だ。

では、跡地の建設計画はいったいどうなっているのだろうか。

そこで、三菱地所横浜営業所に電話で確認してみると、45街区(横浜ジャックモールイースト跡地)については計画は全くの未定で、発表できることはまだないとのこと。

46街区(横浜ジャックモールウエスト跡地)については清水建設が開発を行う予定になっているということを教えていただき問い合わせをしてみたが、こちらも同様にまだ全く未定。

新聞などでは、高層オフィスタワービルを建設する開発構想を軸に検討が始まったと報じられているが、まったく違ったものができる可能性もあり、両方とも具体的な計画がいつごろ発表されるのかも未定だそう。