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横浜市の「リアル消防女子」とは?

ココがキニナル!

横浜市消防局が販売したという小説とコラボした飲料水。実現の経緯は? 消防局に「リアル消防女子」がいるって本当?

はまれぽ調査結果!

消防局の「一緒に何かしたい」という思いを受け止めた作家・佐藤青南さんがコラボを快諾。「リアル消防女子」は史上最年少の「はしご消防機関員」

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ライター:はまれぽ編集部

「作家冥利に尽きる」



コラボについて、原作者の佐藤青南さんのコメントをお願いしたところ、ご本人が直接取材に応じてくれるとのこと! コラボ実現の裏話も含め、さまざまな話をしてくれた。
 


気さくにお話ししてくれた佐藤青南さん

 
佐藤さんによると、横浜市消防局からコラボのオファーがあったのは2015(平成27)年。「最初は『一緒に何かやりたいんです!』という、企画も何も具体的な案がない状態で連絡が来たんです。出版社の編集者に話したところ『こんなんじゃ、話にならないですよ』ぐらいのレベルで」

「僕も『連絡をくれたのは情熱のある若い職員なんだろうな』と思ったんですけど、そういう情熱を持った人って好きなんですよ。まずは『一度会ってみましょう』となって担当者に会ったら、結構な役職の方で・・・(笑)」
 


当時を振り返って笑顔で話す佐藤青南さん

 
その後「結構な役職の方」と意気投合。着々と企画案が形となり、1年近くかけてオリジナルの飲料水「はまっ子どうしThe Water超使命感ボトル」が生まれた。

せっかくなので、なぜ横浜市消防局を舞台にした小説になったのかを伺ったところ、長崎県出身の佐藤青南さんが上京した後に同じコンビニエンスストアでアルバイトをしていた同僚が横浜市消防局に合格し、話を聞く機会があったためなのだという。

その話の中で「会えばいつも仕事のグチばっかり。消防署の中の人たちの体質がとても『人間臭い』。世間が持つ消防士のイメージとのギャップが面白くて」と感じたそうだ。
 


現実と世間のイメージのギャップを感じたという

 
また、消防という仕事は特殊で、仕事の専門用語が自治体によって異なるという。「実際に横浜市消防局の職員に話を聞いていたから、ほかの自治体だと意味やニュアンスが変わってくる。横浜しか舞台にできなかった」と、まさに“舞台裏”を語ってくれた。

佐藤青南さんは作家になる前はバンドマンとして活躍。中区蓬莱町の「Club24(クラブツーフォー)」を拠点に活動していた。横浜駅西口のジョイナス前で弾き語りをしていたこともあるそう。
 


「Club24」があった場所

 
そのため、横浜にもなじみがあり、みなとみらい地区で遊ぶことも多かったという。

「実際に住んだことはないけど、横浜は今でも大好きな場所。コラボは本当にうれしく思うし、『超使命感ボトル』や僕の本を読んで消防士になりたいとか、実際になってくれる人がいるなら作家冥利に尽きる」と話してくれた。