5月1日、横浜スタジアムで行われた巨人対ベイスターズの一戦は、「探偵オペラミルキィホームズゲーム」として開催された。実はこのゲーム、元々は4月10日に開催予定だったが、震災の影響でこの日に延期になっていた。
　

(c)bushiroad All Rights Reserved. illust:たにはらなつき(EDEN'S NOTES)

「探偵オペラミルキィホームズ」とは、株式会社ブシロードが制作し、ゲーム、アニメ、ラジオなど様々なメディアで展開している人気ファンタジー作品。近未来の世界を舞台に、探偵見習いの4人の少女たちを中心に進んでいく物語だ。

今回のコラボイベントではその主人公たちを演じる4人の声優さんが、試合前のライブや始球式で、21052人の観衆を盛り上げた。でも、なぜベイスターズとミルキィホームズなのだろうか。
　

イベント開始前、スクリーンにデカデカと登場

いつもとは違う雰囲気のハマスタ

試合前にミルキィホームズファンに話を伺ったところ、「野球は球場に行ってまで見ない」という人がほとんどだったが、「今日は野球も楽しみたい」という言葉を多く聞けたのが意外だった。ちなみに、中には夜行バスに乗って大阪から参加した人もいたほどだ。

球場内では、試合開始前に三森すずこさん（シャーロック・シェリンフォード役）、徳井青空さん（譲崎ネロ役）、佐々木未来さん（エルキュール・バートン役）、橘田いずみさん（コーデリア・グラウカ役）の4人の声優によるライブが行われた。
　

セカンド後方で歌を披露する4人

曲が始まると、今回のイベント用に販売されたグッズ付きチケット席がある1塁側内野スタンドでは、ミルキィホームズファンたちが一緒に歌い、踊るという普段のハマスタとはまるで違う雰囲気で、異様な盛り上がりを見せた。
　

大盛り上がりのミルキィホームズファン

その後の始球式では、代表して三森さんが投球。試合中も内野スタンド上部に現れたり、バズーカで客席にグッズを打ちこんだりとハマスタ中を駆け回っていた。
　

残念ながら投球はワイルドピッチ気味に
　

1、3塁側に分かれてスタンド上部に登場
　

客席目掛けてミルキィグッズを発射！

いわゆるオタクな人たちがハマスタに集まり、野球とは直接関係のないイベントが行われたわけだが、ベイスターズファンたちはどう感じたのだろうか。

試合後に話を伺ってみると、「普段、野球観戦に来ない人たちが来るきっかけになるのなら」と歓迎するファンが多く、中には今回をきっかけに「ミルキィホームズ」に興味を持ったという人も。
　

「こういうのも歓迎」というヤマモトさんとミツハシさん