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上大岡駅バスターミナルにある水が流れない男性用「無水トイレ」って一体何?

ココがキニナル!

上大岡駅のバスターミナルにある男性用トイレの小便器は、水が流れない「無水トイレ」。水を流さないことにより、節水にはなりますが、不潔な気が。メリットはあるのでしょうか。(恋はタマネギさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

無水トイレは独自設計のカートリッジの採用により臭いをしっかり抑えているほか、衛生面やコスト削減においても高いメリットがある。

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ライター:かわいよしひこ

無水トイレって何!?

男子諸君、これまでに“無水トイレ”という小便器を使用したことがあるだろうか? 今回のキニナル投稿によると、京浜急行線の上大岡駅にあるバスターミナルの男子トイレが、無水トイレであるとのことだ。

実は筆者、同じく上大岡の京急ウィングでこの無水トイレを経験したことがあった。投稿の内容のように、確かにそのとき「水が流れなくて衛生面は大丈夫なの?」と思ったのも事実だ。
しかも「なぜ上大岡に?」など、いろいろな疑問が浮かんでくる。詳しく調査するため、上大岡を訪れた。
 


上大岡駅のバスターミナルに到着
 

2番乗り場前のトイレ、こちらが現場です!
 

早速確認してみると、ありました、無水トイレ
 

便器にはメーカー名である、“FALCON WATERFREE
(ファルコン ウォーターフリー)”という名前が


さて正面を見ると、無水トイレ(ここではウォーターフリーと記述)の説明書きのパネルがあり、ここを管理しているのが防災センターだと分かる。目の前に流水用のセンサーがついているが、これは無水トイレ導入前の名残りで、一切水は流れない。臭気に関しても意識してみたが、一般的なトイレと変わらないと感じた。
 


現地にあるウォーターフリーの説明


ならばと防災センターを尋ねると、このトイレを管理しているのは、横浜市住宅供給公社ということで、そちらに問い合わせてほしいとのこと。そこで、横浜市住宅供給公社へ問い合わせると、製品の詳細についてはメーカーである「省電舎」に問い合わせてほしいとのこと・・・。

この取材先がなかなか決まらない状況に不安がよぎるが、意を決して紹介された省電舎の担当者、小山田さんへ電話し取材を申し込んだ。すると、最初は警戒していたが、「そういうことでしたらぜひ」と快く引き受けてもらえた。そして後日、東京・浜松町にある省電舎を訪れた。



省電舎に無水トイレを伺うことに
 


ビジネスマンの街、JR浜松町へ
 

徒歩5分程度のところにありました、省電舎


省電舎は1986(昭和61)年に省エネルギー事業を目的として東京都港区に設立された会社で、ESCO事業(顧客の経費削減のため、省エネ計画の調査からプラン作成、設計・施工、効果の検証までを一貫して担う事業)、再生エネルギー事業に取り組んでいる。

さて、浜松町にある本社へ到着するとすぐに会議室へ案内され、笑顔で小山田さんが出迎えてくれた。早速今回の取材の経緯を説明し、お話を聞くことに。
 


対応してくださった小山田さん。省電舎における無水トイレの責任者だ


まずは、省電舎が無水トイレを取り扱うことになった経緯について聞いてみた。
「無水トイレを作っているメーカーは、世界に何社かあるのですが、弊社はアメリカに本社を置く、FALCON WATERFREE TECHNOLOGIES(ファルコン ウォーターフリー テクノロジーズ)と代理店契約を結び、国内の販売事業をしております。契約をしたのが2003(平成15)年なので、もう10年以上経ちますね」

「無水トイレというのは、水を全く使用しないので、まずは節水という環境面、経済面でのメリットが大きいです。今回、問い合わせをいただいた上大岡の事例は、横浜市からの問い合わせがあり、導入に至りました。横浜市は元々環境に対して強い関心を持っているようでしたね」
 


1年間で約160トンの節水が可能!(1日130回使用、流量5リットルで年間250日稼働の場合)


省電舎としてはFalcon社と代理店契約後、さまざまな広告や展示会に出展するなど、PR活動をしていたそうだ。そこに横浜市が興味をもって問い合わせが来たのだという。そして、実際に上大岡に導入されたのが2005(平成17)年4月ということだが、その経緯について次のように説明してくれた。

「上大岡のバスターミナルのトイレは、公衆トイレになっているので、臭いの面で苦情があったそうなんですね。それを無水トイレにすることで改善できるならということで、最初は横浜市の庁舎にテスト的に導入したんですよ。そして都市整備局の当時の担当者が、これなら使えるんじゃないかという判断をしてくれたんです」
 


都市整備局がある横浜市庁舎