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ついに取材成功!ハマのB級ソウルフード「バーグ」のキニナルあれこれをライター・クドーが徹底調査!

ココがキニナル!

スタミナカレーの店「バーグ」。一番の人気店は?チャレンジカレーの量や値段は?全店舗で一日に消費する卵は何個?各店でメニューは同じ?限定メニューは?注文してすぐに出て来るシステムとは?

はまれぽ調査結果!

一番客入りが多いのは戸部店。卵は1店舗当たり1日平均200個以上使用。チャレンジカレーは総重量約1.6キロで1000円。すぐ出てくる秘密は後ほど。

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ライター:クドー・シュンサク

夕暮れというか、そういう時間。まだ小学生の小さいころ、学校から家に帰る途中、民家が並ぶ道を歩いていると、誰かの家から、どこからともなく、カレーの香り。鼻がうれしく反応する。まだ小さい時分でも、夕暮れとあのカレーの香り。穏やかで夕焼け色のあの景色と香りは今でも憶えている。たぶん、今くらいの秋だったような気もする。

ハマのB級ソウルフードとして名高い「バーグ」のカレー。横浜市内と川崎に5店舗を擁する、カルト的人気を誇ることでも有名なお店。コックさんにも人気が高いという。
そんな「バーグ」のカレー諸々に関するキニナルを。



10時間かけて作る「バーグ」のカレー



今回取材にご協力いただいた「バーグ」は2014(平成26)年11月4日にオープンした吉野町店。
それでは。
 


おじゃまします

 
1日約200人以上のお客さんが訪れるというバーグ吉野町店。市営地下鉄ブルーラインの吉野町駅から歩いて5分ほど。
客層は、女性ちらほらのほぼ男性客で、半数以上の方がこの看板メニューを注文する。
 


写真中央

 
バーグの王道で看板であるスタミナカレー。カレーに厚切り豚の生姜焼きと卵(生か目玉焼きか選べる)が乗りボリュームとスタミナの海で770円。

ここでひとつめのキニナル。看板メニューのスタミナカレーにも使用する卵。
 


さて

 
いったい1日何個使うのでしょう。
 


お話は店長の梅原さんに

 
全5店舗では確認できないが、戸部・川崎・吉野町の3店舗では1日平均600個は卵を使うという。因みに、どこの店舗が一番客入りが多いかというキニナルの答えは戸部店。もう一つ因みに、鶴見線のガード下にある「レストランばーぐ」との関係はないとのこと。
 


店舗ごとのメニューの有無について

 
梅原さんいわく、特別何か限定があるというのはなく、写真のように週替わりでメニューがあったり、キニナル裏メニューがあったりするくらいで、そこまで差はないとのこと。
味も「同じはずだと思います」と。
 


噂の「チャレンジカレー」について伺う

 
戸部店に勤めていた梅原さん。チャレンジカレーの概要はライス900グラムに約500グラムのたっぷりカレールーと200グラム強の生姜焼きで辛さが20倍。3分で食べきれば無料だが失敗すると1000円のお支払い。現在チャレンジカレーの提供はしていないが、梅原さんは5年以上店にいても目の前で成功者を見たことはない。ただ、15人ほど過去に成功した人がいるという。
 


スタミナカレーに生(770円)
 

とろるるからめて

 
大口でほおばる。濃厚でコクの強いカレーに厚切りでジューシーな国産豚の生姜焼きに生卵がまろやかにからまる。美味い、そして強い味。ほのかな甘みとコクが充満するカレーは一口で記憶に残る美味さとパンチ。とはいえ、大味ではなく、奥行きがある味わいは最後まで美味しくいただける。
 


どこでも食べたことのない味わいのカレーはどう作られるのでしょうか

 
店ごとにイチから仕込み、下ごしらえに2時間以上と煮込みに7時間以上。およそ10時間を擁し作られるバーグのカレー。スパイスやフルーツの存在もうかがえる。
 


この90リットル寸胴2つ分が一気に仕込まれる

 
そしてバーグの特筆すべきもうひとつのところ。提供時間の早さ。
スタミナカレーに関しては注文から30秒少々でテーブルに運ばれてきた。客入りの状況にもよるが、2分は切らないという。その秘密は生姜焼きの下準備。下焼きを施し保管。注文が入れば強火でサッとタレとからめカレーに。洋食のフライドポテト類にある「しろあげ」と同じ要領。

残るは、裏メニューの特盛カレーについて。
 


 
別日にゲストをお迎えして特盛りのスタミナカレーに挑戦していただきます。