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金髪マネキンがお出迎え? 白楽にある謎だらけの「ニコニコBarるんるん。」に突撃取材!

ココがキニナル!

奇妙なマネキンが置かれてる白楽にある「ニコニコバーるんるん」というお店がキニナル。お笑い芸人の長州小力から開店祝いの花が送られているよう。調査を!(のりたつさん)

はまれぽ調査結果!

元お笑い芸人の店主が楽しいトークで盛り上げてくれる、その店名どおり、笑いの絶えないお店だった。ちなみにマネキンの名前はジョリー!

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ライター:はまれぽ編集部

夜道をボーっと歩いているとき、人にぶつかりそうになって「すみません」と頭を下げたら、ケ○タッキーフライドチキンの創業者カー○ルおじさんのマネキン人形だった。ということがみなさんもあるのではないだろうか? 

白ひげのおじさんはただ立っているだけではなく「ここに美味しいチキンあるよ」という看板の役割を果たしている。赤髪のピエロは「ハンバーガーあるよ」、光る棒をふる人形は「ここ工事中だよ」、先日はまれぽで紹介した伊瀬さつきちゃんは「ここにアニソンカフェあるよ」という象徴なのだ。
 


マネキンじゃないけどね

 
そんなお店の象徴とでもいうべきマネキンが、六角橋商店街でおなじみの白楽にもあるという。

しかも、お笑い芸人のなだぎ武さんが扮する『ビバリーヒルズ青春白書』のディラン・マッケイを思わせる風貌。いったい「ニコニコBarるんるん。」とはどんなBarなのだろう。キニナらないといえばうそだ。

ということで・・・
 


東急東横線白楽駅へ到着
 

秋の風を感じながら六角橋商店街を抜け
 

六角橋交差点を渡って左、次の角を右に
 

業務スーパー前の通りをグイグイすすむと
 

ん?
 

いた!
 

闇夜に輝く、るんるん。!
 

ここ!

 
間違いなく、普通ではない。触れてはいけない雰囲気さえ感じる・・・だが、ここまで来て怖気づくわけにいかないと気力を奮い立たせた。

「これがうわさのニコニコBarるんるん。か・・・みているだけで笑顔がこぼれちまいそうだぜ、なあ、相棒」とマネキンに向かってつぶやきながら早速店内へ向かう。
 


ゴクリ・・・
 

あれ? なんだか中は落ち着くな

 
「いらっしゃいませ~」という明るい声が店内に響き渡る。

この声の主こそ「ニコニコBarるんるん。」の店主・るんるんカンマさんだった!
 


店主はロックな匂いが漂う九州男児

 
はまれぽにこういった投稿が来てましてと事情を伝え、早速お話を伺えることに。

ニコニコBarるんるんは2015(平成27)年3月にこの地にオープンした。
店名の由来は「地元の福岡にあったハンバーガーのお店が『るんるん』っていうんですよ。かわいらしくてダサい、そんな店名がいいなとニコニコBarるんるん。にしました。覚えやすいし、インパクトもあるかなと思ってます」
 


たしかにインパクトもあるし、ダサかわいい

 
ではなぜこの場所を選んだのか伺うと「以前は(リヤカーで売り歩く)豆腐屋さんで働いていたんですが、その関係でこのあたりのことを知っていたから」とのこと。

実は最初、その当時のバイト仲間に「タイ料理店を一緒にやらないかと誘われていたんですよ」とカンマさんは言う。ではなぜバーをはじめたのか尋ねると・・・
 


コンサルタントをしている先輩に「お前はバーが合ってる」と勧められて・・・

 
さらに「元相方にもお前はショットバーが向いてると言われた」ことも後押しをしたそうだ。

カンマさんは「それまで酒も呑まなくて、居酒屋やバーに行ったことはなかったんですが、10年以上の付き合いがある、心から信頼する2人からバーが向いてるって言われたら、自分でもそうかと思えて、バーをはじめることにしたんです」と少し照れくさそうに語る。

なるほど、尊敬する先輩と元相方に言われたら、そう思いますよね・・・って元相方ってなんですか? 
 


実はカンマさん、元お笑い芸人さんとのこと!

 
確かにキニナル投稿にも「開店祝いに長州小力さん
やキンタロー。さんからお花が届けられていた」とある。実際に届けられたそうだが、カンマさんご自身が元お笑い芸人であるならそれも納得だ。

「今でもタイムマシーン3号とか2丁拳銃さんとか、仲良くしてもらっています」
 


届けられた開店祝いのお花


お店に入ったときから居心地の良い雰囲気がこのお店には漂っていた。芸人さんという仕事は「空気」を大事にすると聞いたことがある。もちろんそれは気体としての空気ではなく、場の空気のこと。カンマさんはその経験を生かし、お店の空気を大切にした居心地の良い空間を作り出しているのだと感じた。
 


隣に座っていた常連のげんたさんも大きくうなずく

 
それは同店を訪れる客層にもあらわれている。
「お客さんの年齢層は学生さんから70代の方まで幅広いんですよ。男性だけでなく女性が一人でいらっしゃることも多いですし」
 


幅広い年齢層に受け入れられるよう、BGMにも気を使う

 
目の前は神奈川大学の通学路になっており人通りが多いとはいえ、1日に20組、多いときには40組ものお客さんが同店を訪れるという。

そこにはカンマさんのエンターテイナーとしてのサービス精神も関係している。カンマさんはお客さんに喜んでもらおうと随時イベントを開催しているそうだ。
「この前は『クローズ』『ワースト』(漫画家・高橋ヒロシの人気コミック)のキャラ人気投票をして、1位のキャラに投票した人にはカクテルをおごりました」
 


店内には『クローズ』『ワースト』のフィギュアが所狭しと並んでいる

 
誕生日にはバースデーイベントなどで利用することもできる。8月にはカンマさんの誕生日を祝い盛大に盛り上がったそうだ。
 


こんな感じ 
 

お客さんがしたためた寄せ書き。愛されているなあ

 
失礼ながら外観からは想像もできなかったが「すごくいいお店じゃない!?」というのが筆者の率直な印象だった。