本牧のツタに覆われた「看板のない」謎の弁当屋、絶品カレーの味とは?
ココがキニナル!
以前に本牧の「名前のないお弁当屋さん」の記事が掲載されていましたが、本牧・小港の美濃屋あられ製造本舗の向かいにも看板のない店名不詳の弁当屋があります。年季の入った外観の店で気になります(みむくんさん)
はまれぽ調査結果!
名前のないお弁当屋さんの正体は精米店「小港橋商店」。カレーが有名で、“米屋のカレー”と呼ばれるほどお米がおいしい!
ライター:カメイアコ
投稿にあった“名前のないお弁当屋さん”の記事を掲載してから、はや1年。
本牧の吾妻神社のほど近く
そう言えばそんな記事もあったなぁと思っていたころに編集部・山岸からのメールがやってくる。
「小港で見・つ・け・ちゃっ・た」
なんと中区小港町にも名前のないお弁当屋さんがあるのだとか。看板もなく、店名も分からないのに「そのお弁屋さんのカレーがめちゃくちゃ有名なんだって!」という情報はちゃっかりつかんでいた山岸。なんでだ。
ほんと、大丈夫かな・・・。はまれぽって現地に到着するまで不安しかない取材が多いんだよな・・・。
行って確かめるほかなし! 小港町にある名前のないお弁当屋さん
はまれぽ読者なら見覚えがあるのでは
そのお弁当屋さんがあるのは、以前はまれぽで取材した「美濃屋あられ製造本舗」の道路挟んで向かい側、しかもここで印鑑を作れば出世、運が開けるという「風間印房」の隣だというから、事実は小説よりも奇なりとはこのこと。
こちらが名前のないお弁当屋さん改め「小港橋商店」
年季の入った外観。そして確かに看板は見当たらない。
お邪魔いたします
おー手作りって感じでいい!
パンもある
丼、どどんっ!
お弁当、おにぎり、ジャムパン、ホットドッグ、揚げたてのコロッケやからあげがずらりと並ぶ。カレーや丼ものはレジで注文すると、でき立てをつめてもらえるようだ。
お話を伺った吉原さん(ファーストネームはヒミツとのこと)
「写真は恥ずかしい!」とのことで横顔ちらり。失礼いたしました。
「ここは、元々お米屋さんだったの。55年前になるかなぁ。20年前からお弁当も売り始めたのが始まりだね」
現在もブランド米の販売あり
もともとは、近所の人へお米を販売したり、病院へお米を卸したりしていたそうだ。しかし、創業当時よりもお米の売り上げが落ちてしまったときに、“もっとお米を食べてもらいたい”という思いから店内を改装し、お弁当屋さんを始めたという。
店頭で売っている卵もお弁当の材料になる
テキパキとお弁当が出来上がる
ホームベーカリーで焼いたパンでサンドイッチ
お弁当、パン、惣菜は全て手作り。午前6時30分から午後2時ごろまで立ちっぱなしで調理を続けるそう。休憩なしで大変では? と問うと、「それくらいは働かないとね!」と吉原さん。お話しているだけで元気をもらえる、そんなパワーを持っている方だ。