いよいよ全店発表! 珠玉の家系ラーメン店はここだ!
ココがキニナル!
横浜家系ラーメン祭2016に出店する、厳選4店「せんだい」「千家」「光家」「らっち家」をご紹介!
ライター:はまれぽ編集部
横浜から日本初を。横浜家系ラーメン祭2016
横浜の味・家系ラーメンを、全国へ!
ついに来週、2016年7月16日(土)より3日間開催される「横浜家系ラーメン祭2016」。このアツい祭に出店する8店舗のうち、前回は「厚木家」、「奥津家」、「心家」、「すずき家」の人気4店をご紹介した。
今回の後編も見逃せない、魅力溢れる4店舗をご紹介していこう。
地元・鹿児島への恩を忘れない。「せんだい」
「美味いラーメンを作ることで、地元に恩返しをしたかった」
そう話すのは「せんだい」を作り上げた、小路武稔(しょうじ・たけとし)さんだ。
職人であり、経営者である。その狭間が難しいと話す小路さん
小路さんは家系ラーメンのなかでも“家”の冠を持たない「とんぱた亭」の出身。2003(平成15)年に「せんだい」をオープンし、遠方からお客さんも訪ねてくる人気店となった。
相鉄線鶴ヶ峰駅からバスで15分
他店とは一線を画す独特な旨味を感じる味のヒミツは小路さんの「愛郷心」に所以する。小路さんは鹿児島県川内市(せんだいし・現際は薩摩川内市)出身で店名の由来も出身地からだ。関東へ上京し「とんぱた亭」で修行を積んだ自分が、この地でラーメンを作ることで、何か地元へ恩返しができないか。そう考えたとき、地元で多く獲れるニシンの一種である「キビナゴ」を、しょうゆに加えることを思いついた。「当時、家系ラーメンに魚介を加えるなんて知られていなかったから、自分が初めてなのでは」と小路さん。
くさみが一切ない、濃厚なラーメン(650円)
メガネ、げんこつなどの7種のガラをふんだんに使用しながら、脊髄や爪などの細部を取り除くことにより、豚骨のくさみを一切感じさせない濃厚なスープになっている。そこにキビナゴのダシでコクと柔らかさが加わったしょうゆが合わさり、太めの麺が絡む。飲みやすくも食べ応えのある一杯だ。
小路さんから「第一に、お客さまにお祭を楽しんでもらいたいですね。8店舗それぞれ違う味、魅力がありますから。このお祭をきっかけに、全員で力を合わせて、“家系ラーメン”を盛り上げていきたいですね」と、祭だけでなく、家系ラーメン界の先をも見据えた意気込みをいただき、期待が高まってゆくのを感じた。
ライトなスープにゴマの香ばしさ。「千家 本店」
家系ファンであれば、「ゴマを使った家系は?」と聞けばすぐに思い起こすだろう。それが京急黄金町駅から徒歩7分「千家 本店」だ。
どの時間帯もお客さんが途切れない
「ゴマ系総本山」とも言えるのが「千家 本店」。多数の店を持ちながらも変わらぬ味とファンを作り出しているが、ゴマを加えたきっかけやルーツ、しょうゆのレシピなど、オーナーやその身内しか知らない秘密が多い。そんななかで、その「千家」の深淵を覗く小森真也(こもり・しんや)さんが、出店への意気込みを語ってくれた。
優しくも漢気溢れる小森さん
「どこにも負けない、うちのラーメンを食べた全員が満足する最高の一杯を、一所懸命に作りますよ」
1991(平成3)年創業の有名店。ゴマ系総本山としてのプライドと自信、熱い意気込みがヒシヒシと感じられる。
ゴマが香るラーメン(700円)
「千家」のラーメンは、ライトな口当たりながらも秘伝のしょうゆがじわりと深みを生み出し、トリのうま味が閉じ込められた鶏油(ちーゆ)により後を引くスープだ。そこにゴマの香ばしさがプラスされ、一口食べ進めるたびに食欲をそそる。ラーメンそのものも極上の味で人気を博しているが、シャキシャキとした歯触りが最高な大盛りのネギが乗った「ネギラーメン(900円)」の人気も非常に高い。メニューに迷って何度も通い詰めてしまう、それが「千家」の魅力のひとつだ。