栄区郵便職員偽装殺傷事件、現在の状況は?
ココがキニナル!
栄区のマンションで殺人事件が起きたようですが、犯人や殺された男性や妻との関係を詳しく教えてもらえませんか?(ヨーコさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
殺された男性と妻、容疑者は同じ会社の同僚であるうえ、容疑者と殺された男性の妻は上司と部下の関係でした。
ライター:はまれぽ編集部
横浜市栄区のマンションで15日夜、住民男性の黒崎祐治さん(42)が郵便局員を装う男に刺殺されるという事件が発生した。裕治さんを刺した男も自分で腹を刺して死亡し、黒崎さんの妻である聖子(さとこ)さん(39)も左手指に軽傷を負った。
大船駅から北東1キロの住宅街で事件は発生した
そして一夜明けた16日、神奈川県警の捜査により話は急展開をむかえることになる。
郵便局員を装っていた男は、黒崎さん夫婦と同じ職場に勤務していたようだ。
しかも妻の上司(通関課長)であり、祐治さんとも同じフロアで働いていたことが判明。
県警は殺人容疑で、福永健二容疑者(45)を被疑者死亡のまま書類送検する方針だという。
はたしてこの3人にいったい何があったのだろうか。
まずは事件を時系列で追ってみよう。
事件のあらまし
妻の供述によると、黒崎さん夫婦は鶴見区にある海運会社に勤務。
事件のあった15日20時15分ごろ、一緒に帰宅した直後、郵便局員を装った福永容疑者が「ゆうパックです」と告げ、夫の裕治さんが対応。
玄関口で言い争う声が聞こえ、妻が駆けつけたところ、福永容疑者と祐治さんの二人はもみ合い状態となっており、間もなく祐二さんは腹部から血を流して床に倒れたという。その後、福永容疑者と妻がもみあいとなり、左手指に軽傷を負った。
なお、その時点の福永容疑者の服装は「JP」「POST」と書かれたヘルメットを被り、マスクをしていたため顔まで分からなかったという。
事件のあったマンションの外観
福永容疑者は黒崎さんを刺した後、自ら腹部を数ヶ所刺したとみられ、同マンション住民から「刃物を持った男が暴れている」と110番通報を受けて、栄署員が駆け付けた時には黒崎さん宅の玄関先で倒れていたという。
その後、祐治さんと福永容疑者の2名は病院に搬送されるが死亡が確認された。
なお、事件現場には黒崎さん宛の伝票が貼られたゆうパックの小包が転がっていたようだ。
では現地の様子はどうなのだろうか。現地に向かった。
現地の様子は
16日夕方15時、大船駅から北東約1キロに位置する現場へ到着。
現地に到着すると多くのマスコミ関係者がマンション前でスタンバイしていた。
殺害現場となったマンションは5階建てのオートロックのマンションのため、簡単には中に入れないようになっている。カメラも搭載されているので防犯対策もしっかりしていたはずだ。
セキュリティはしっかりしているハズだが・・・
では、どうやって福永容疑者はマンション内に侵入できたのだろうか。
報道関係者からの話では、黒崎夫婦宅ではなく違う家のインターフォンを押して、郵便局員に成りすまして建物内に侵入したようだ。
別人宅にインターフォンを押し、そのまま侵入してきたようだ
前述にもあったとおり、事前に黒崎さん宛の伝票が貼られたゆうパックの小包が転がり、郵便局員になりすましていたことから、福永容疑者の用意周到さがうかがえる。なお、この地区を担当する郵便局から配達予定はなかったようだ。
近隣住民に聞き込みを開始するものの、昨晩からたくさんの聞き込みが行われていたせいか、取材拒否がほとんどで特に有益な情報はなかった。