横浜に「住んでみてどう?」市外から引っ越してきた人に聞いてみた!
ココがキニナル!
県外から横浜に引っ越してくる人も多いと思います。実際住んでみて、どんな印象を受けたか知りたい。「横浜、住んでみてどう?思ってたイメージと違った?」 (たけむらさん)
はまれぽ調査結果!
すごく都会的なイメージを持っていたものの、いざ住んでみると意外と自然が多く住みやすいという意見が多数。住めば都というものの、横浜は愛されていることがわかった!
ライター:宮崎美穂
「あ~、横浜の人ってほんと地元大好きだよね・・・」と、しょっちゅうため息まじりに言われる通り、ハマっ子が横浜を愛しすぎる傾向にあるのは周知の事実である。しかし、過去に横浜市外から引っ越してきた人も同じように思ってくれているのか? なんで横浜に住むことになったの? 住んでみて、どう? 磯子区で育ち現在南区民、大岡川が大好きな生粋のハマっ子である筆者にはキニナルことだらけである。そこで今回は、現在横浜市にお住まいの53人に横浜に住んでみた感想を聞いてみた!
みなさんにぶつけた質問は以下の7項目。
・年代
・どこから越してきたか
・越してきた理由
・横浜に持っていたイメージ
・実際に住んでみた感想
・友人や家族が横浜に来たら連れていきたい場所
・今後も横浜に住み続けたいと思うか
お話を伺った方たちの男女比はほぼ半々(男27、女26人)で、年代は20~70代と、幅広い世代に話を聞くことができた。ちなみに取材場所は黄金町駅周辺、横浜ビブレ前、金沢区の海の公園。
横浜ビブレ前はいつも人通りが多くせわしない
取材日の海の公園では「いきいきフェスタ」が開催され、賑わっていた
みんなどこから、なんで来たの?
横浜に引っ越す、というと上京するような感覚で遠方から来る人が多いのかと思いきや、引っ越し元の1位はなんと東京都(8人)。これはほとんどの人が仕事や結婚(配偶者の地元に住むなど)を理由に越して来たからである。人の感覚によるところだが、東京から横浜へは電車で1時間ぐらいかかるため、毎日の通勤となると職場の近くに住んでしまった方が楽なのだろう。一方、1時間ぐらいであれば通勤圏内と考え、結婚後の居住地とし選択するのかもしれない。
取材日の海の公園は「いきいきフェスタ」に参加する多くの行政、企業、団体がいて、シュンスケさんもそのうちの1人。「2019年の春に配属が変わり、神奈川区に引っ越しました」と、転勤をきっかけに住むようになった。
「会社名はちょっと・・・」と言いつつ笑顔で対応してくれたシュンスケさん
東京組で1人だけ仕事や結婚以外の理由だったのは九州から上京してきたダイチさん。「もともと転職を考えていて、それなら兄の住む横浜に住まいも変えようと思いました」と引っ越しの理由を語ってくれた。
黄金町近辺で出会ったダイチさん。横浜にはおいしいラーメン屋さんが多いとのこと
続いて多かったのが宮城県(5人)。自分または親の仕事による転居が3人であったが、「戦争が終わって引っ越しせざるを得なかった(70代女性のヨネコさん)」という方もいた。仙台市は1945(昭和20)年、第二次世界大戦中に米軍の空爆を受け壊滅状態になっている。近くに身寄りがなく、都会に移動した人も多かったのであろう。
そしてもう1人の宮城県出身者であるゴトウさんには、横浜ビブレ前で声をかけた。引っ越しの理由を尋ねると「東日本大震災のあと、地元にはいられず引っ越すことに。もっと遊ぶ場所があるかと思ったんですが、繁華街以外には娯楽がないですね」と言っていたものの、まだ横浜には住み続けたいと笑顔を見せてくれた。
「ぼく前にもはまれぽ出たんですけど顔はNGで!」とリクエストがあったゴトウさん
第3位は大阪府(4人)で、群馬県、青森県(3人)と続く。その他は埼玉県、栃木県、北海道、茨城県、千葉県、静岡県、長野県(2人)、奈良県、愛知県、岐阜県、福岡県、岩手県、兵庫県、鹿児島県(1人)。番外編としては北米が4人(アメリカ3人、カナダ1人)で、一番の遠方であった。
はるばるアメリカから横浜へやってきたエリックさんとブリトニーさんご夫妻は、「仕事が横浜に決まったので引っ越してきた。国際都市だしビーチも近いし、みんなフレンドリーで大好き!」と横浜ライフを楽しんでいるようだった。ちなみに黄金町には、外国人も集まるバー「THE SPOT」がある。エリックさんとブリトニーさんには「THE SPOT」で出会った。
ブリトニーさん(左)とエリックさんご夫妻