すみれ横浜店が野毛にオープン! 店舗限定のレアラーメンも!?
ココがキニナル!
新横浜ラーメン博物館にあった、「すみれ」が野毛にオープンすると知ったのですが、調査をお願いします!(すくりゅーどらいばーさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
ラーメン博物館の卒業を決め、「神奈川・横浜に恩返しがしたい」という想いで野毛に出店を決めた。1階はラーメン店で2階はすみれプロデュースのバー。村中社長がお店にいるときしか食べられないレアメニューも!
ライター:はまれぽ編集部
2019(平成31)年2月13日、満を持して「すみれ横浜店」が新装開店する。
すみれといえば、札幌を代表する言わずと知れた味噌ラーメンの店。1994(平成6)年より、新横浜ラーメン博物館に出店。2004(平成16)年10月に店舗拡大のため一度卒業し、8年後の2012(平成24)年8月に復活、2018(平成30)年12月までラー博にて腕をふるった。
もっちりとした太麺とコクのあるスープが絶品!
全国的に根強いファンが多い「すみれ」が、なぜこの野毛の地に開業するのか。店主の村中伸宜(むらなか・のぶよし)さんにお話をうかがった。
「神奈川・横浜に育てられた」
すみれ横浜店がオープンするのは、桜木町駅各線から徒歩5~6分ほどの場所。
野毛中央通りを大岡川方面に歩き、「立ち飲みぴんぴん」の角を右折
開店前日、開店祝いの花がずらりと並んでいた
1階が「すみれ横浜店」、2階はすみれプロデュースのフリースタイルバー「nob」が入店。バーは3月30日オープン予定だ。では、キニナル店内をのぞかせていただこう。
お邪魔します!
カウンターとテーブル合わせて28名の店内は木のテーブルと暖色系のライトで統一。すみれの味噌ラーメンのように力強く包み込んでくれる温もりがある。
清潔で優しい印象の内装
自然光も入る店内は入って右手に厨房が設けられており、厨房からも客席側からもお互いの様子が見える造りになっていた。
作る過程を見るのも楽しみのひとつ!
そして、この素敵なお店で出迎えてくれたのが、1989(平成元)年より「すみれ」の暖簾を背負ってきた村中社長だ。
「かっこよく撮ってね!」と素敵な笑顔を見せてくれた
さっそく村中社長に「野毛を選んだ理由」を聞いてみると、どうやら運命的な出会いだったらしい。
「『すみれ』は神奈川・横浜に育ててもらったから、その恩返しがしたいと思って横浜店を出すことにした。いろいろな場所を回ろうと思っていたんだけど、一発目にこの場所を見て、『ここだ!』って直感で決まったよ。この野毛って街は、昼間は寂しいけど夜は豹変するでしょ? 情緒とか人間くささがあって、それでいて近代的。うちはラーメン店だから、においとか人の列とか、そういうのをクリアできる場所がここだった」と村中社長。
天井はお店が窮屈に感じないよう、あえて打ちっぱなしの状態
昨年12月にラー博を卒業したばかりだが、今回の新店舗出店と関係があったのだろうか?
ラー博でも行列は日常茶飯事
村中社長は、「今まで新横浜ラーメン博物館は、日本全国から『どうしてもここに店を出したい』っていうラーメン店が集まっていた。今は外国からのお店も入ってきて次世代へ方向転換している」と話す。村中社長が新横浜ラーメン博物館に出店した当初の気持ちと、ラー博の方向性や時代の流れが変わったのかもしれない。
ラー博時代から引き継いだ物も多い
取り扱うメニューはラー博時代と基本的に変わらないが、横浜店ならではのレアメニューもある。
「昔風」は数量限定メニュー(クリックして拡大)
村中社長のラーメン!!!
「村中社長のラーメン」は村中社長が横浜にいるときだけ食べられるレアメニューで、社長がいないときは“売り切れ”になってボタンを押すことさえできない。あぁ・・・これはぜひ食べたい。
入口に設置してある券売機は交通系ICカードにも対応しているもので、混雑緩和のために桜木町駅でチャージしておくといいだろう。
券売機に映し出されるラーメンにもこだわりが
明日のオープンに向けて北海道からヘルプで来ていたスタッフさんいわく、「湯気が見えたほうが、熱々で美味しく見えますよね?ラーメンから出る湯気を液晶画面に映すことに力を入れました!」とのこと。
たしかに、人によっては券売機に映し出される「すみれ」のラーメンが“初めまして”になる。そういう気遣いやこだわりから、横浜店に対しての熱い想いが感じられた。
厨房に立つのは、ラー博時代も活躍していた精鋭3~4名。これまで以上に良い仕事ができるように厨房機器も取り揃えており、「すみれ横浜店の味も期待してほしい」と話してくれた。
野毛にこの赤い暖簾がかかる!
すみれが横浜に来てくれただけでも喜ばしいことだが、次のステップに踏み出した村中社長は野毛の地にふさわしい「遊び」も取り入れている。