ハマっ子の「今年のひと言」は? 横浜のみなさんに2019年を振り返ってもらった!
ココがキニナル!
2019年がもうすぐ終わる。今年1年間を振り返るとどんな言葉が浮かぶ? 横浜のみなさんに「今年のひと言」を聞いてみた(はまれぽ編集部のキニナル)
ライター:はまれぽ編集部
早いもので2019年ももうすぐ終わってしまう。元号が「平成」から「令和」に変わり、1年の世相を漢字一文字で表す「今年の漢字」には「令」が選ばれた。
はまれぽでは、街頭インタビューで2019年がどんな1年だったかを横浜のみなさんに振り返ってもらい、ひと言で表してもらった。みなさんのキニナル「今年のひと言」とは?
みなとみらいで「今年のひと言」
はまれぽ編集部が繰り出したのはみなとみらい地区。平日のお昼時、のどかな陽光が降り注ぐ穏やかな日和のなか、道行く人に声をかけた。
みなとみらいに今年オープンした横浜ハンマーヘッド
ハンマーヘッドの関連記事はこちら
赤レンガ倉庫もにぎわっていた
赤レンガ倉庫の関連記事はこちら
まず声をかけたのは3匹の犬を連れて散歩していた栗田さんご家族。栗田さんは泉区にある普光寺(ふこうじ)の副住職だそうだ。なんとご家族全員「はまれぽ」を読んでくれているらしい!
普光寺の副住職・栗田さんが選んだ今年のひと言は・・・
そんな栗田さんの「今年のひと言」はズバリ、『慶(よろこび)』。――その心は?
「犬を通して、人との出会いが多い慶びある1年でした」
とにかく犬中心の生活だという栗田さんご一家。わんちゃんたちへのクリスマスプレゼントは? との問いには、「私たちよりいい生活してるしプレゼントもしょっちゅうあげてるからなぁ」とはにかんだ奥さん。
ちなみに、3匹のわんちゃんのお名前は「ロカ」「ラナ」「オキカ」で、それぞれハワイの花の名前だそうだ。
筆者にもなついてくれたわんちゃんたち。ご協力どうもありがとう!
次に声をかけたのは義理の姉妹というお二方。顔出しはNGだったが、「今年のひと言」を教えてくれた。
お姉さん(左)と妹さん(右)の今年のひと言
港南区在住のお姉さんは『充実』。
子育てが終わり、孫も生まれて嬉しい1年になったそう。また、友人や妹さんと遊ぶ時間が増えて充実した時間を過ごしているとのこと。いいですねぇ、さぞ心が満たされていることでしょう!
金沢区に住む妹さんは『食パン』。
ん? 食パン!? どういうこと!?
「友達の付き合いで食パン巡りをしたんです」
付き合いだったはずが思いのほか楽しく、すっかり自分も食パン巡りを満喫したのだそう。そのため、「お金は減るが体重は増える」1年にもなったという。うん、分かります・・・特に焼き立ての食パンは最高ですよね! どうもありがとうございました!
ポカポカ陽気に
それにしても穏やかないい天気だ
こんな日には外でピクニックでもしたくなる。昼下がりののんびりした時間。赤レンガ倉庫エリアの芝生の公園には、筆者の思惑通りシートを広げてピクニックを楽しむママさんたちの姿が。
小・中学校からの仲良し3人組
答えてくれたのは今年4月に息子さんが生まれたばかりのママさん。「今年のひと言」はまさに『生』だ。
子育てをしながらも仲のいい友人とこうして楽しい時間を過ごせるのは素敵なことですよね。うん、なんかしみじみと感じてしまいました・・・幸せオーラいっぱいのママさんたち、ありがとう!
さて、続いてはお孫さんと一緒にクリスマスプレゼントを買いに来ていた佐久間秀江(さくま・ひでえ)さん。5歳の加恵(かえ)ちゃんと現在公開中の『アナと雪の女王2』を観てきたところだという。
プレゼントは「リズモが欲しい!」と加恵ちゃん
佐久間さんが選んだひと言は『忙しい』。
工務店を営んでいる佐久間さんは、今年相次いだ台風災害の対応でとても忙しかったのだそう。7月までは加恵ちゃんを毎朝幼稚園に送り届けていて、慌ただしい毎日だったという。
「台風で家の土台がゆるんでしまって、引っ越しもしたんです・・・ひと言で表すなら、もう『忙しい』ですね」
確かに今年は台風の被害が大きかった。特に猛威を振るった台風19号は記憶に新しい。
台風19号関連の記事はこちら
ちなみに加恵ちゃんのひと言は『たのしかった』。
遊園地でスイングする大きな船の乗り物に乗ったのが一番楽しかったとのこと。どうもありがとう!「リズモ」は買ってもらえたかな?
青春だなぁ~ そして・・・
よこはまコスモワールドには同じ高校に通う女子高生2人組が遊びに来ていた。
「え? 何、はまれぽ? テレビ?」
懇切丁寧に「はまれぽ.com」という媒体について説明した筆者である。認知はされていなくても快く取材に応じてくれたのは、かなさんとなるみさん。ふたりとも2年生だ。
かなさんの今年のひと言は・・・『えっへい!!』??
『えっへい!!』・・・・・・。
筆者は31歳である。まだまだ若いつもりである。しかし、つくづく、最近の若い者は分からないと思った次第である。――何? どういうこと?
「これ、クラスで流行ったんです。授業中とか、どこでも、静かなところで『えっへい!!』って叫ぶんです」
読者のみなさん。これが現代の女子高生である。分からない、とハナから断じてしまっては早計だ。いいではないか! これが青春というものだ!
ちなみに『えっへい!!』はクラスから学年へと広まり、その流行はまだ衰えるところを知らないという。
なるみさんは『彼氏ほしい!!』
夏に別れてから彼氏がいないというなるみさん。別れた理由はかなさんが代弁してくれた。
「なるみの返信が冷たくて、フラれたんですよ」
なんとなく分かる気がします。筆者も未だに好きな人にちょっと冷たくしてしまうきらいがあります。うん、お互い成長しような!
ちなみになるみさんの好きなタイプは「積極的で韓国人っぽいイケメン」だそうだ。いい人が見つかるといいね!
見つけた。
思わずなるみさんに報告しようかどうか逡巡(しゅんじゅん)した男子高校生がいたのは、帆船日本丸の近くだ。
戸塚区出身・高校1年生の「がぶいぬ」くん
「がぶいぬ」というあだ名で呼ばれているこの男子は、恥ずかしいと取材を断ったもうひとりの友達とは対照的に、快く応じてくれた。
そんな積極的な爽やかイケメン「がぶいぬ」くんの今年のひと言は、『楽しい』。
高校生になり、渋谷や原宿に遊びに行って楽しんだという。特に、ハロウィン当日に仮装して渋谷に繰り出したのが楽しかったそうだ。
「彼女はずっといません・・・」とはにかんだ「がぶいぬ」くん。まだまだ青春はこれからだ! みなとみらいで遊べばきっといい出会いがあるぞ!
最後に桜木町駅前でキニナル男性を発見したので、声をかけてみた。
路上に座り込んでいた男性・・・その理由は
『命』。そう答えてくれたのは南区在住の小田豊文(おだ・とよふみ)さん。
なぜ『命』なのか、その理由は、ここに座り込んでいる理由とも関係していた。
「今無職なんですけど、去年結婚した妻がいて、その妻が病気の検査を今していて、それが終わるのを待っているんです」
奥さんの検査の付き添いで桜木町に来たそうで、検査が終わる19時まで時間があるので座って待っているのだという。
「妻のママにすごくお世話になっていて、そのママが入院したんですよ。で、妻も病気で検査・・・」
ママとはおばあちゃんのことだそうで、お世話になっている妻の祖母と妻自身のことを思い『命』について考えた1年だったという。ふたりに対して「感謝の気持ちしかない」と小田さん。夜まで外で待つのは少し心配だ。風邪をひかないようどうかご自愛ください!
取材を終えて
それぞれにいろんなことがあった2019年。今年もあっという間に終わってしまった。1年をひと言で表すなら、読者のみなさんの胸にはどんな言葉が思い浮かぶだろうか。
いざ振り返ってみると、ひと言で表すのは意外と難しい。答えてくれたみなさんも、悩みながら一生懸命考えてスケッチブックに書いてくれた。貴重な時間を使ってインタビューに応じてくれたみなさん、改めて、どうもありがとうございました。
2020年がみなさんにとってよい1年になるよう、はまれぽ編集部は願っています。それでは、よいお年を!
―終わり―
- 前へ
- 1
- 次へ