善行駅前にある、揚げ物屋ビーバーってどんな店?
ココがキニナル!
善行駅前に何でも揚げて売ってる店がありますが「ビンボウライス」や「あたいのライス」などのメニューが謎。いつも若者が群がってますが、あの店は大人が買っても良いのでしょうか(スさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
お店の名前はビーバー!もちろん大人が行っても大丈夫!揚げ物や不思議なメニューを扱っている理由は、チェーン店との差別化を図る為だった!
ライター:ワカバヤシヒロアキ
あげアイス?
まずは高校生たちのオススメだという「あげアイス・モナカ」を注文してみた。
本当にアイスモナカを揚げている!
できた…これが「あげアイス・モナカ(200円)」
表面のモナカをさらっと揚げただけの「あげアイス・モナカ」。一口かじってみると、これがなんとも不思議な食感!ほかほかのコロッケを齧った食感を一瞬味わったかと思うと、すぐに冷たいアイスが口の中で広がる!
外は熱々、中はひんやり。なんだか癖になりそう
また、モナカが油で揚げられているので、表面のカリカリ感が増して美味しい。この独特の食感は癖になりそうだ。
いよいよ、謎のメニューを!
続いて「ビンボウライス」と「あたいのライス」の2つを注文。先ほどの「あげアイス・モナカ」は名前から想像できるが、こちらはどんなものか皆目見当もつかない。
どんなものが出てくるのだろうと待っていると…
これが「ビンボウライス(220円)」
ライスに目玉焼きと、コーンに漬物が付いただけのもの、これがビンボウライスだった。揚げ物屋なのに、揚げ物が用いられていないこのメニューは220円と激安。名前通り、まさに質素なメニュー。
そして、こちらが「あたいのライス(320円)」
「あたいのライス」は、「ビンボウライス」にコロッケと鶏皮餃子が付くメニュー。あたいのライスの「あたい」とは「女の子の」という意味で、この店のレディースセットのようなものだという。ちなみに、「おれのライス」というメニューもあり、そちらは鶏のからあげ2つと、目玉焼き、コーンが付いて320円。
店主はどんな人?
店主の広島健二さん
店を開いて35年という広島さん。元々はたい焼き等を中心に販売していたが、20年ほど前よりハンバーガーチェーンやコンビニが目立つようになってからは「他と同じようなものを売っていてはいけない」と、「あげアイス」を始めとする揚げ物を中心にメニューを変えたのだそうだ。
ちなみに色々なTV局から「あげアイス・モナカ」の問い合わせが多いそうだが、真似されたくないので出演は全て断っているのだとか。アイスを揚げたら美味しいハズと信じ、あらゆるアイスを揚げ続けて見つけたのが今の形。どんなアイスを使っているかは、もちろん企業秘密とのこと。
おわりに
広島さんは非常に素朴な方だった。店の名前、ビーバーの由来を聞いても「意味なんてありません」。
なぜこの場所を選んだのかと聞いても「ここが空いていたから」という返答。
にぎやかな店には素朴な店主がいる
お客さんのほとんどは中高生で、広島さん自身も、なるべく若い世代が好むようなメニューを考えたいと話していた。理由については「うーん、大人と喋るのが苦手だからですかね…」と漏らす。
少し歩けば幾つもコンビニが乱立しているこの時代。こうした老舗のお店に中高生が集まるというのは、古き良き文化だと言えるだろう。ただ、当然ながら大人が買っていけないなんてことは無いので、キニナル人は是非善行まで足を運んでもらいたい。
―終わり―
◆ビーバー
藤沢市善行1-26
11:00~23:00(不定休)
ムクスケさん
2013年10月18日 18時12分
30年以上前に善行に住んでいました。今では駅前もまったく様変わりしたと聞いています。久しぶりに善行を訪れてみたくなりました。
にゃんすけさん
2013年10月18日 11時04分
>コロッケを齧ったライターさん・・・この漢字、ふつう読めません。読者に対して常用じゃない漢字を使用するのはどうかと?記事自体は面白かったのに、こういう些細なことで印象が悪くなります。