変わったデザインもある!?市内のマンホールのフタに迫る!
ココがキニナル!
マンホールに色んな種類があることに気づきました。戸塚には箱根駅伝のデザインがされたものがある等、地域による特徴もあるようです。横浜のマンホールについて詳しく調査して欲しい!(maniaさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「おすい」「あめ」は下水道、「ソフトシール弁」「消火栓」は上水道のマンホール! Fマリノスのデザインやベイブリッジ、日本丸のデザインのフタもある!
ライター:田中 大輔
下水道マンホールの意外な役割
では、その役割はなんなのだろうか。
マンホール、日本語では人孔と呼ばれることからも分かるように、人が中に入って作業をするための穴というのがそもそもの目的。
標準的なマンホールのサイズは直径600mm。これなら人が入ることができる
上水道であれば、中にある仕切り弁や消火栓を使ったり、整備したり、下水道では、下水管の清掃の際にマンホールを入り口にしている。
ここまでは誰でも想像がつくところだが、下水道ではこれ以外にも特別な役割がある。
実は、下水道では曲管、要はL字型に曲がった管を使わない。
これは、汚水として流れているのが液体だけではないため、曲がり角で詰まる可能性があるから。
とは言え、ひたすら真っ直ぐに下水処理場まで管を引くのは無理というもの。
そこで、曲げたい個所にマンホールを設置するのだ。このマンホールを関節のようにして、複数の直線をつなぐことで曲がり角を作っているわけだ。
このように曲がり角を作っている
また、横浜には山も多い。勾配のきつい坂道では、下水を上から下へなにも考えずに流すと勢いが付き過ぎてしまう。そこでも途中にマンホールを入れて、階段の踊り場のような場所を作ることで、勾配を調整しているんだそうだ。
横浜らしいデザインも!?
さて、いよいよフタのデザインについても聞いてみよう。
例えば、キニナル投稿に添付してもらった画像にもある、ベイブリッジ柄のフタ。
イベントなどでの市民投票で決められたデザインだそうだ
これは「OSUI」の表示からも分かるように、下水道のマンホールだ。
同じくキニナルにある、戸塚の駅伝柄は・・・
戸塚
「合流」と書かれている。これは、先にも述べた汚水と雨水をいっぺんに流す合流方式のことで、つまり下水。
また、JR新横浜駅から日産スタジアムへ向かう道にはこんなマンホールも。
カラフルなので、とにかく目立つマリノスマンホール
日産スタジアムを本拠地とする横浜F・マリノスの特製マンホールで、これも下水のフタだ。