変わったデザインもある!?市内のマンホールのフタに迫る!
ココがキニナル!
マンホールに色んな種類があることに気づきました。戸塚には箱根駅伝のデザインがされたものがある等、地域による特徴もあるようです。横浜のマンホールについて詳しく調査して欲しい!(maniaさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
「おすい」「あめ」は下水道、「ソフトシール弁」「消火栓」は上水道のマンホール! Fマリノスのデザインやベイブリッジ、日本丸のデザインのフタもある!
ライター:田中 大輔
横浜らしいデザインも!?
(続き)
実は、こういった遊び心のあるマンホールというのは、ほとんどが下水道のもの。
ベイブリッジ柄については、これが現在の基本形ということになっているくらいだ。
上水道の方だとみなとみらい地区のマンホールや・・・
みなとみらい地区だけで見られる日本丸をあしらったフタ
馬車道商店街のマンホールがある。
商店街のシンボルマーク入り。これも馬車道商店街でしか見られない
しかし、みなとみらいの日本丸柄は古い基準で造られているため、次回の更新時に姿を消してしまう可能性が高い。
さらに、馬車道商店街のデザインは、最新の基準こそ満たしているものの、同様に次の更新でなくなってしまう流れなんだそうだ。
これには、水道局に遊び心がないわけではなく、理由がある。上水道設備のマンホールには、「小さくできるものは、極力小さくする」という考えがあるんだそうだ。
現在では仕切り弁などの製造技術が上がっていて、メンテナンスがいらないケースが多くなった。
そのため、人が入る必要が少なくなり、弁を操作できる最低限のサイズに変わってきているのだ。
安価に設置できることや上を通る人や車が滑るリスクも少なくできるというのも、ダウンサイジングの理由のひとつとのこと。
仕切り弁のフタは、直径700mmに代わって250mmのものが登場している
消火栓は人命にも関わるものなので、視認性の高さが最優先される。フタが黄色く塗られているのもそのためだ。
また、消火栓のマンホールは、消防局との合意の上でデザインを決めているそうで、水道局の判断だけでは変更することはできないんだとか。
消火栓最新
つまり、小さいモノといじりにくいモノが大半を占めているため、思い切ったデザインのマンホールが造られにくいのではないか、と水道局の田邊さんは可能性を指摘してくれた。
取材を終えて
環境創造局では、今後もデザインされたフタの採用を検討していくとのこと。
「マリノス柄のようなものを広告として採用すれば市の収入増にもつながるし、例えば“広域避難場所はコチラ”とか“××病院はコチラ”のような公共性の高いメッセージを入れるのにも活用できる」と可能性を考えているそうだ。
また、ベイブリッジ柄のフタ(下水)やみなとみらいの日本丸柄(上水)を、携帯ストラップやコースターとして商品化したいという問い合わせもあるんだとか。
路上に溶け込むデザインが施されたマンホールもある
マニアも存在するというマンホールのフタ。
今回の取材に協力してくれた皆さんは、旅行に行ってもついついマンホールを見てしまう職業病にかかっているんだそうだ。
でも、これが実際にやってみると意外と面白い。少し勉強して、「コレは最新のヤツ」「アレはちょっと古いデザイン」なんて考えながら、下を向いて歩くのもいいかもしれない。
マンホールは“フタを開けてみると奥が深い”ということのようだ。
―終わり―
ほっとさん
2015年02月14日 16時17分
中華街にある 地図のマンホールも 変わっていると思います
雲葉 @since1992さん
2012年10月05日 15時01分
下ばかり見て歩くのは危険ですし周囲の迷惑にもなりかねませんのでほどほどに。
黄エリさん
2012年10月05日 13時23分
またこの人のキニナルか…