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人間国宝の陶芸家、加藤土師萌と浜田庄司ってどんな方?

ココがキニナル!

陶芸に興味があります。人間国宝の陶芸家で川崎市出身の浜田庄司さんと横浜市で作陶した加藤土師萌さんがどんな方だったのか気になります。取材してください。(にゃんさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

加藤土師萌はとても真面目な人、そして濱田庄司は気さくな人だったことがわかった。大山街道周辺には濱田庄司を偲ぶスポットが点在している。

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ライター:吉川 ゆこ

濱田庄司ゆかりの場所を散策

 (つづき)

そして大山街道周辺は、濱田庄司を偲ぶスポットが点在しているので、歩いて巡ってみることにした。
 


二ケ領用水にかかる濱田橋
 

濱田橋には濱田庄司の作品に描かれていたモチーフが
 

菩提寺となった宗隆寺
 

宗隆寺には濱田庄司の碑も残っている


宗隆寺では濱田庄司が亡くなったときに本葬も営まれたという。こうした濱田庄司を偲ぶスポットが大山街道沿いに点々としているので散策にはもってこいだ。
これだけスポットが残っているなら、生前の濱田庄司について知る手がかりもあるのではないだろうか。陶芸家としての偉業は書籍にたくさん出ているが、それを見ればわかることではなくて、お人柄を知りたいのだ。
そこである人物に話を聞きに出かけた。


おおらかで優しい人物だった濱田庄司



話を伺いに訪れたのは、川崎区にある「川崎・砂子の里資料館」。
館長である斎藤文夫さんは濱田庄司と生前に会ったことがあるという。
 


川崎・砂子の里資料館館長の斎藤さん


斎藤さんは濱田庄司の息子である晋作氏と深く交流があったそうだ。そこでお父様である庄司氏に会う機会を得られた。
「すでに有名になっていらっしゃいましたが、とっても気さくな方なんです。偉ぶった感じがまったくない」
と斎藤さん。川崎市民である斎藤さんが訪ねていくということで庄司氏はとても喜び、益子町のご自宅で大歓迎してくれたそうだ。

「作陶の場ですから、作品がたくさん置いてあるんです。作品の収蔵庫のような場所に連れていかれて、『ここから好きなものを持って行っていいよ』とおっしゃった。驚くやらありがたいやらで、私は夫婦で伺っていたので2つ作品を頂いて帰りました」

太っ腹なエピソードである。
そしてその作品は大切に、川崎・砂子の里資料館の企画展などで展示しているそうだ。最後に斎藤さんは、
「川崎が濱田庄司のような偉大な方にゆかりのある地だということに誇りを持っています。川崎のそうした文化面を広く紹介していきたいです」
と語ってくださった。
 


2010年開催の企画展チラシ。斎藤さんがもらったという作品も含め濱田庄司作品が並ぶ
 

川崎・砂子の里資料館



取材を終えて



加藤土師萌と濱田庄司。どちらも人間国宝である。そんな人たちとゆかりのある地であることは、やはり地元の人にとって自慢すべきことだが、特に加藤土師萌に関しては情報が乏しかった。
濱田庄司の作品は横浜周辺ならば川崎市市民ミュージアムが多くコレクションしている。加藤土師萌の作品を多くコレクションしている横浜周辺の美術館は少ないが、横浜美術館がいくつか収蔵している。運が良ければ常設展で見られるかもしれない。


― 終わり ―
 
 
◆参考
人間国宝シリーズ7 加藤土師萌(講談社発行 1980年刊)
加藤土師萌展 近代陶芸の精華(東京国立近代美術館編 1999年刊)
 

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