四季の森公園が廃園!? 噂の真相に迫る!
ココがキニナル!
緑区の中山駅にある「四季の森公園」という自然豊かな公園が廃園になるとの噂があり、ほかにも県内、市内の公園や公共施設が廃止リストに上がっているようです。ぜひ調べて下さい(woodbineさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
四季の森公園もほかの県立公園も無くなることはない。ただし、市町村への移譲などが検討されている。
ライター:吉田 忍
公園の管理費用は?(続き)
四季の森公園では管理業務や樹木の剪定(せんてい)などのほかに、3月だけでも「草笛教室」「クラフト教室」など、10のイベントが予定されているが、このような企画も予算内で管理会社が行っていて、このような点も評価されているようだ。
訪れた2月中旬に咲いていたロウバイ
サービスを低下させずコストを下げる方策は?
神奈川県は平成25年度と26年度の2年間で、1600億円の財源不足になると予想している。
そんな中で、県立公園についても何らかのコスト削減が求められているということ。
公園課では、もちろん、次回の指定管理者入札の際にはコスト面を重視するというが、サービスレベルを下げることなくコストを削減するのは困難で、市町村への移譲以外の妙案は今のところないという。
夏には子どもたちで賑やかになるじゃぶじゃぶ池。安全面などの管理も必要だろう
取材を終えて
都市公園法という法律があるので、四季の森公園を含め、公園がなくなることはない。
しかし、県立だけではなく、財政難の中、サービスレベルが下がってしまう可能性を感じた。
取材の後、公園課の方と雑談を交えて次のように提案をした。
「指定管理業者にはコストの削減を求めるが、例えば集客力のある屋台などの誘致を現在以上に認める。
また、公園に募金箱の設置をしてみてはどうか。財政難を訴えれば賛同して寄付してくれる人もいるのではないだろうか。四季の森公園だと利用者ひとりあたり平均10円でも700万円程度になり、管理費の1割ほどになる」
四季の森公園名物ジャンボすべり台。これだけでも10円の価値アリ?
公園は私たち住民の大切な財産である。現在は税金で運営されているが、私たち利用する側も家計のやりくりと同様に公園の事も考えなければならないのかもしれない。
アイデアがあればぜひ公園課に提案していただきたいとのお話だった。
県土整備局環境共生都市部都市公園課
傾いた西日が噴水に美しい虹を作っていた
なお、この原稿執筆後の2月21日に行われた神奈川県議会本会議において、廃止や機能集約の検討が行われていた神奈川県立図書館と県立川崎図書館について進展があった。
県民などからの多くの要望を受けて、県立図書館の閲覧機能を維持し、川崎図書館は企業活動の支援につながる機能に特化して残す方向で検討するという教育長の答弁があった模様。こうした軌道修正は歓迎したい。
― 終わり ―
四季の森公園
県民の皆様へ ~県財政の危機的状況を訴える~
神奈川県緊急財政対策について
神奈川県緊急財政対策
シュンさん
2013年07月10日 11時28分
公園がなくならないということを知り安心しました。とても心の休まる良い公園なので。神奈川県が住民の知らないところで物事を決めてしまっているのでは・・・、という懸念があったので、もっと議論をオープンにしてほしいなぁ、と思いました。と同時に自分も知ろうとする努力をしなければならないなぁと思いました。
ポスポスさん
2013年03月31日 18時19分
中山の住民は四季の森閉園の噂をみんな信じていたのでこれでホッとしました!よくぞ「キニナル」投稿してくださいました!!ありがとう~
都筑のふくちゃんさん
2013年03月05日 21時23分
「国立公園」「県立公園」「市町村立公園」、それぞれ役割があると思います。横浜市でも公園には、「総合公園」「街区公園」「近隣公園」など、目的に応じた区分があります。http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/data/kouen/data/shurui.xls県立公園である「四季の森公園」に行ったことがありますが、神奈川県としては、横浜市へ任せてしまいたいという考えなら、予算を全て付けて、もし、横浜市が公園管理でコスト削減を図れば、それは横浜市の努力として横浜市民が享受すべきだと思います。予算も付けずに廃止してコスト削減だ、と言うのは神奈川県として虫が良すぎるのではないでしょうか?なお、記事の最後にあった県立川崎図書館と川崎市立図書館とは、図書館法に準拠すると、目的・ミッションが全く違う図書館なので、今回県は考え直したのだと思います。