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漁師町なのに、トマトケチャップの発祥地。はま旅Vol.101「新子安」編

ココがキニナル!

横浜市内全駅全下車の「はま旅」第101回は、海に野菜、山に入江の意外性がおもしろい、新子安のぶらり旅。海と山が融合した、ご当地ならではの料理を求めて。

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ライター:河野 哲弥

イチカワさんなのに、ヤマグチ(つづき)

ケチャップは自家製のようで、コクがあり、やさしい味がする。オムレツもフワトロで、正式メニューにしてもいいんじゃないかと思うほどのクオリティ。ここは感謝も込めて、ぜひ、ご紹介させていただきたい。
 


お店を切り盛りするのは、依知川(いちかわ)さん親子
 

パスタなどにも使用する、オリジナルトマトソース


ところで、依知川さんなのに、なぜお店の名前は「コーヒー・ヤマグチ」?
その理由を伺ったところ、今から約50年前に、同名のお店を引き継いだからなのだとか。

半世紀にわたる確かな腕が生んだ、アドリブ料理。そんな依知川さんは、「オムライスは、普段は出していないので、ご了承ください」と、終始控えめな方でした。



電柱なのに、ない電線

さて、改めて国道を見渡してみたら、電柱が立っているのに、電線が架かっていないことに気付いた。
何だか新子安、こんな意外性ばっかりだ。
 


抜けのいい景色が広がる国道15号線
 

15号沿いにある自動車修理店の清水さん(左)と小松原さん(右)
「あれ?言われてみればなくなっている」と驚いていた


食料品店ならケチャップも売っているはず。そんな安易なケチャップつながりで訪ねてみた、同じく国道15号線沿いにある「荒木屋」の奥さんによれば、ちょうど先週、電線の地中化工事を終えたばかりとのこと。
震災時など、電柱が倒れて交通の妨害とならないよう、国道の整備をしたのではないかとは、奥さんの推測。具体的な理由などは、特に説明されなかったそうだ。

そんな国道15号線を西の方へ進むと、景色はにわかに、漁師町の雰囲気へと変わってくる。
 


入江橋を境に、東南アジアのような世界観が広がっている


漁師の方にインタビューをしてみたかったのだが、この付近の平日午後は、人っ子一人いないようだ。しょうがないので、ここから山側へ向かってみることにした。



山側なのに、入江

あてもなく歩いていると、「横浜一之宮神社」という看板が目に入った。
一之宮ということは、横浜の神社のトップということになる。本当だろうか。
 


そもそも、武蔵などの国単位で、一之宮が置かれているはずだが
 

本殿の様子、外観からは普通の神社という感じ