コスモクロック21が移設された経緯とは？

こうして1990（平成2）年に開園したコスモワールドだが、それとともにみなとみらい地区の開発も進んでいった。そのなかで横浜ベイホテル東急（以前のパンパシフィック横浜ベイホテル東急）の建設が、以前よりコスモワールドの敷地であった地区、現在の「ブラーノストリート・ゾーン」「キッズカーニバル・ゾーン」にあたる地区から目と鼻の先の場所に決定する。コスモクロック21からも30ｍ程度という距離であり、お互いの景観を守るため、1997（平成9）年に一時閉園、コスモクロックの移設作業に入った。
　

リニューアルオープン時、画像下部の日本丸の敷地にコスモクロック21があった
　
　

現在は川をはさんで対岸に建っている

　
その後、1999（平成11）年にリニューアルオープン。コスモクロック21の移設に伴い、「ワンダーアミューズ・ゾーン」が増設された。以前の敷地もコンセプトを一新し、コスモワールドは現在の姿となる。川をはさんだ一見不思議なこの形には、こうした経緯があったのだ。

新しく建設し直すのではなく、解体して移設する、という形をとったのは「横浜で生まれたコスモクロックを横浜に残していきたい」という想いが強かったためだ。
　

コスモワールドの人気のアトラクションは？

ここで、コスモワールド営業所に行き、「みなとみらいの『コスモクロック21』、ライトアップの消灯時間が気まぐれなのはなぜ！？」でもお世話になった担当の阿部さんに現在の人気アトラクションを紹介してもらった。1番の人気はやはりこのアトラクション！
　

第1位：コスモクロック21
　

ちなみに人気アトラクションの順位は、それぞれのチケットの売上枚数をもとに決められている。
　

第2位：ダイビングコースター「バニッシュ！」

　
1999（平成11）年のリニューアルオープン時に新しく増設された“ワンダーアミューズ・ゾーン”。その一帯に張り巡らされたようなコースを走るコースター。見るからに急降下している。内臓の浮くような絶叫系は大の苦手だが、実際に乗ってみた。
　

精神を落ち着かせる・・・
　　

・・・出発

　
怖い。猛スピードによる目の乾燥なのか恐怖からくるものなのか、降りたあとには涙が出ていた。予想以上にスピードがあり、急降下する場所も何ヶ所かある。しかし景色はとても良く、屋外のジェットコースターならではの開放感とみなとみらいの風景を楽しめた。