調査2．　アトラクションの楽しみ方を実証（つづき）

そんな経歴の中で、川原田さんの印象に最も残っている強者は、ブルーフォールに乗り続けた少女！　「開園からお昼時間以外はずっと乗っていましたからね。平日の可動記録から平均すると恐らく80～100回近く乗り続けていたことになりますよ」とは、驚きを超えて敬意を表したくなるようなお嬢さん。

実は筆者、一通りアトラクションに乗車したものの、これだけは絶対無理！　と見ないふりをしてしまったのだが、「天気のよい日に6号機に乗れば富士山が見えるんですよ」との情報。勇気のある方はぜひスタッフに6号機をリクエストしてみてほしい。

また、「動線の都合上ご希望に添えないこともありますが、基本的には各アトラクションともお待ちの方がいない状況なら連続乗車可能」とのことで、筆者がおすすめしたいのは6頭のイルカがボートの周りを飛び跳ねる「シーボート」。連続乗車なら救命具を付ける手間が省けるのも嬉しい。

　

やんちゃなイルカたちと戯れる3分間はまさに癒し

さらに、ブルーフォールと並ぶスリルアトラクションとして忘れてはいけないのが「サーフコースター」。ドキドキハラハラの絶叫系だけあって、「スタッフ側も大いにテンションが上がる」と川原田さん。もちろん安全管理上アナウンスマニュアルはあるが、お客様の高揚感を煽るアナウンスは各スタッフの腕の見せ所。夏の間は秘密のポイントからミストが吹き出す「スプラッシュサーフコースター」としてさらなる爽快感が楽しめるらしい。
　

絶叫の後には記念写真の販売も
　

アナウンスに煽られて引きつった顔に

今回の取材では、同行をお願いした編集者に「ごめん、会議だから」とあっさりふられた筆者だが、やはり女の子だもの、シーパラダイスはラブラブデートで訪れたい。ここで、デートで乗りたいアトラクションについても押さえておこう。
　

遊覧船で独り寂しく自撮りに勤しむ筆者。寂しすぎる・・・

恋人同士で親密な時間を過ごしたいならおすすめなのは、やはりシーパラダイスタワーと遊覧船。いずれも海から、空から見る景色が絶景で、夜のシーパラダイスタワーからは、みなとみらいを望む夜景が楽しめる。

また、プレジャーランドパスとは別の話になるが、この2つのアトラクションでは、閉園後に15分間の貸し切りができる「ラブのり」プランを実施中。4000円というリーズナブルな価格設定で、夢のデートを実現してくれる。
　

シーパラダイスタワーから望む夕暮れ。
独りだと寂しい夕暮れ時も恋人と二人ならきっと最高の時間

そのほか、小さい子どもを連れたファミリーの利用も多いメリーゴーラウンドは、一つ一つデザインが異なり、そのお腹には製作者の名前が書かれているというプチ情報など、まだまだ見所、楽しみどころは盛りだくさん。
　

川原田さんが食べ歩きに最適と教えてくれたシーパラダイス名物「いるたん焼き」

最後にひとつ。「お客様に安全に楽しんでいただくため、各アトラクションで点検日を設けています。特に冬期は長期にわたる大型メンテナンスが入ることもあるのでお目当てのアトラクションがある場合には注意が必要です」と川原田さんからアドバイス。点検日についてはホームページでも公開されているとのことだ。



取材を終えて