東神奈川にある謎の居酒屋「係長」と「食句」ってどんなところ?
ココがキニナル!
東神奈川の「係長」という居酒屋。調査お願いします(spamaniaさん)/東神奈川駅近くの「食句」という居酒屋が入りづらいので調査して欲しい(はコ。さん)
はまれぽ調査結果!
豪快さとマスターの心意気が心地のいい「係長」と、ママさんの手料理と心遣いがあたたかい「食句」。双方、東神奈川の良き、酒場であった。
ライター:クドー・シュンサク
不動産会社元係長が切り盛りする「係長」
(つづき)
舟が長い
長い
めっちゃ長いやん
1メートルあるという舟にびっちり豪快に刺身のてんこ盛り。これで15人前、価格は宴会メニュー(7~8品、飲み放題付き/一人あたり)4000円。
活気ある宴は続いた。いつの間にか長い舟は平らげられ宴会が終わり、着座して1杯いただきながら取材を続けることに。
珍しい酒粕焼酎「花氷」(600円)。齋藤さんのお薦めをいただき
取材再開
すこぶるうまい焼酎。
周りの席には常連さんらしき方々が来店。それぞれ冷蔵庫から自分のボトルを持ってきてテーブルに着き、頼んでいないのに料理が運ばれてくる。
隣にいたお客さんに尋ねると「料理は係長に任せている常連さんがほとんど。“肉”って言えば気の利いた肉料理が出るし、魚とかさっぱりしたものがほしい、と言えばちゃんとうまいもんが出てくる。だいたいのお客さんがそうだよ」とのこと。この常連さんは仕事帰りに毎日来ているという。
とりあえずそんなノリで料理を頼んでみた。
キュウリのニンニクもみもみ(400円)
若鶏の唐揚げネギソース掛け(600円)
まず量。これでともに1人前という。キュウリは2本近く、唐揚げは個数で12、3個。屈強なコストパフォーマンスであり、常連さんの言うとおり、味が抜群に良い。
齋藤さんも1杯
心意気あるうまい料理と楽しい雰囲気を醸し出す店主さんには、カタい話ぬきでざっくり店の感じと齋藤さんの話を聞くことにした。
「ハードロックバンドをやっててスイマーで、自転車はピ○トに乗ってる元係長がやってる“係長”です。和風っぽい居酒屋だけど、BGMはハードロックね。それで・・・」
「頭は茶色いけど料理は真剣よ! 毎日呑んでるしね!」
齋藤さんのご機嫌な感じは、まったく迷惑でもなく、酒場の空気が良くなるチカラがある。そんな印象があった。常連さんが自宅のように居心地よさそうに自分で酒を汲み、呑む。憩いの酔いに皆さん時間と溶け合って楽しんでいる。そんな良き酒場の空気が店には漂っていた。
係長、ごちそうさまでした。