学食グランプリ1位は神奈川大学! おいしさのヒミツは?
ココがキニナル!
今年4月に開催したGAKUSHOKU-1 グランプリ~学食No.1決定戦! で見事1位になった神奈川大学の学食は、なぜおいしいの?(はまれぽ編集部さんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
こだわりの食材や豊富なメニューはもちろん、学生に本当に美味しい食事をしてほしいというスタッフの熱い思いが味に込められていた!
ライター:はまれぽ編集部
常に「本物」を追求
「単純にお腹いっぱいになればいいってわけじゃないんだよね。若い間に本物を知って“食べ物の価値”を味わってほしい」と話す岡崎店長。
食事への思いを語る岡崎店長
昨今メニューの虚偽表示など、食に対する安全安心が揺らいでいるが、学生には“本物”を食べてほしいのだという。「例えば」とケーキを例に挙げ、「男子学生がおいしいケーキを食べたいと思っても、ケーキ屋さんに1人で行って1人分ケーキを買うのは抵抗があると思う。学食でそれが食べられるなら嬉しいじゃない?」と目を細める。
実際、シフォンの「神大ソフト」用のトッピングに使うティラミスは学食専属のパティシエが何度もレシピの研究を重ねたもの。専門店のそれと手間や味は遜色(そんしょく)ない。
トッピングもすべて手作り
「カルフール」と「シフォン」がある10号館のほかに19号館にも定食を主に扱う「ラックス」があり、その一画には2012(平成24)年5月からインド人シェフが毎日仕込みを行う本格的なカレー店「サミーズ」も営業している。
緑が10号館、赤が19号館(神奈川大学ホームページより)
神奈川大学の学食では、地産地消の取り組みや食育にも力を入れており、農業との連携を図っている。米は山形県庄内地方で育てた「はえぬき」を使用。毎日注文して翌日には精米したてのものが届けられる。ここには毎年、学食の職員と学生が農業体験に訪れている。
食材にもこだわり(神奈川大学生協ホームページより)
野菜は卒業生が神奈川区内で営む農園のものを主に使用。こちらは毎週1回学内で出張販売も行っており、学生だけでなく近所の人も新鮮な野菜を求めて行列を作る。
岡崎店長は「農業体験をしたり、距離的にもの農家を支えているという意識を持つことで、学生には食について考えるきっかけにしてほしい。学生を満足させてあげるためにメニューを考えるのは大変だけど、『おいしい』という声や笑顔が見られたらうれしいよね」を話している。
取材を終えて
本当に美味しい料理というのは高級食材を使ったものばかりでない。食べる人のことを思いやった少しの手間や心遣いというスパイスを加えた料理こそが相手に届くのではないだろうか。学食ナンバーワンの理由は、学生を思い、「本物」を提供しようとする職員の熱い思いに支えられていると感じた。
―終わり―
神奈川大学学生食堂
所在地/横浜市神奈川区六角橋3-27-1
営業時間/平日8:15~19:45(土曜9:30~15:00)
定休日/日曜・祝日
※食堂に足を運ぶ際は、ピーク時を避け、学生さんを優先させてください
ホトリコさん
2015年11月30日 12時42分
高校が学食のある県立商工高校だったので、そこのカレーや弁当で満足してましたが、大学、私立は上を行ってますね。
黄金旅程さん
2013年12月10日 15時40分
自分が学生だった20ン年前にカフェテリア方式に変わったのですが、あのときも新しいメニューとそのおいしさにびっくりしたものでした。あれから更に進化したのですね。一度行ってみたいな。
ポスポスさん
2013年12月08日 12時57分
川崎の大学に通う娘がわざわざ幼なじみの友人が通う神大の学食がおいしいと六角橋まで行く意味がわかりませんでしたがこの記事を読んで納得でした。