横浜都橋商店街の「説教バー」に再訪! メッタ斬りされるのは誰!?
ココがキニナル!
吉田編集長をそろそろ都橋商店街の説教バーに再訪させてください。これは年1回はやらないとね。(brooksさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
木下とともに編集長・吉田が再訪し、今回も辛口でメッタ斬りに。前回よりも優しく含蓄のあるママの説教に心があたたまった
ライター:山口 愛愛
カラオケの様子から的確なアドバイス
「カラオケでも入れろや」とせっちゃんが声を掛けると、待ってましたとばかりにポケットから1000円札を取り出す吉田。「うちの店は1000円で5曲歌えるから」。そういえば、前回も盛り上がった。せっちゃんは、カラオケの選曲や歌い方で性格を把握できるので一通り歌うことに。
前回、「曲は自分で決めろ」と注意されたからか、せっちゃんに聞かずに選ぶ
まずは吉田が「THE YELLOW MONKEY」の「SPARK」を入れる。タテノリの曲で気分が高揚し、みんなでサビを大合唱。
「相変らず、マイクの持ち方が気持ち悪いねん」と言われながらも、変えることはなく、そのまま熱唱。「この曲、知らない・・・」という木下も曲に合わせて手拍手で盛り上げる。
人差し指と中指を主に、やけにマイクの上の方を握る吉田
次は木下の番。「最近の曲がわからない」と言い、入れた曲は五輪真弓の「恋人よ」だった。
「最近」というので、ここ数ヶ月の新曲のことかと思ったが、もはやナツメロの域だ。
小さなスナックに悲しいピアノの旋律が響く。木下は恐ろしく低い声で「枯葉散る夕暮れは」と歌い出した。
「確かにに空気が読めない女だな!」とせっちゃんもあきれ顔。
せっかく盛り上がった場の空気が、一瞬にして凍る。しんみりと「この別れ話が冗談だよと、笑ってほしい」と最後まで歌い上げた。
木下が歌うとなぜかサンタクロースまで悲しく見えてくる
続いて筆者の番。重たい雰囲気を一蹴しようと、アップテンポのヒップホップを選曲。立ち上がって「nobodyknows+」の「ココロオドル」を歌う。「ENJOY!」の声に「ENJOY!」、「IT’S JOIN!」と合の手を入れてもらい、せっちゃんもノッてくれた。
盛り上げようと必至にENJOYする筆者
「せっちゃんも歌ってくださいよ」とお願いすると、松山千春の「恋」を選曲。さすがはスナックのママ。少しハスキーな声で「それでも恋は恋」と心に染みる歌声だ。拍手喝采。
せっちゃんの歌は歌詞が心に入ってくる
エンジンがかかったところで、「Da Pump」 の「if・・・」を吉田とせっちゃんがデュエットし、ナルシストと根暗な女編集部員とお気楽ライターが共存する場のボルテージは最高潮に。
お手製のポテトサラダをつまみに、サワーがすすむ
「カラオケで性格がわかる」というせっちゃんに、「空気が読めない」木下の本性を探ってみると「何でも感情移入しすぎやな。もっと人やまわりを見た方がええ」とのアドバイス。
そんなアドバイスをしている最中に、吉田が漬物を落としシャツを汚していた。「シャツの汚れは炭酸で落ちる」とせっちゃんが説明をし出すと「じゃあビールをかければいいんですね」と吉田。
2皿目は漬物とゆで卵
「そしたらビールの色がつくやろ!!」せっちゃんはため息をつき、「あとな、おまえは人が会話の中で何を言いたいかわからないのが欠点! 1から10まで話さなくても、1を聞いて10までわからくちゃいけない。1回考えてから脳でしゃべれ」とダメ出し。
説教しながらも、絶妙のタイミングでサワーを継ぎ足す
「この機に何でも言ってやってください」と調子に乗る木下。
「こいつ(吉田)は本音で話しをしないタイプやな。ちょっとは本音で話せ。悩みはないんか」
「悩みはない!!!」と言っていた吉田だが、「うーん、しいて言うなら、○○ですね」とぽつり。
「・・・今は、思い通りにいかなくて当たり前やろ。人生、上手くいかないからおもしろい。敷かれたレールを行くだけだとおもろないやろ。まわり道やUターンがあるからおもろい。だから、勉強すんねん」と励ましにもとれる喝を入れてくれた。
聞き上手でもあるので、ついしゃべってしまう
この後もせっちゃんの話は続き、「カネがないことが苦労じゃない」「退職後の人生を『余生』という人がおるけど、余った命なんてない、命はずっとつながっている」などの名言を受け止め、青リンゴサワーとともに飲み込んでいくのであった。
説教ばかりではなく、ありがたい教訓ももらった
来店時は暗い顔をしていた木下だが、最後に松田聖子の「大切なあなた」を歌い、だんだんと表情が明るくなったようにも見えた。
ようやく明るい歌声が聴けた
今日も辛口のせっちゃんだったが、帰りに「ほんまおおきにな。はまれぽの忘年会、うちでやったらええやん。また説教したるわ」と今日一番の笑顔で見送ってくれた。
説教バーで今年の反省をして、気持ちを新たに新年を迎えるのも良いだろう。
取材を終えて
「11月で3周年を迎えたのではまれぽステッカーを貼ってくれますか」とステッカーを渡すと、「はまれぽの記事が読まれようが読まれまいが関係ないねん」と言いつつ、カウンターの後ろの鏡に貼ってくれた。
来店の際は、ステッカーにも注目を
口は悪いが気はやさしい。そんなせっちゃんに説教してもらいたい人は、辛口を覚悟してぜひ「IBUKI」を訪れてみてほしい。
―終わり―
中山さん
2015年11月27日 18時48分
テレビで何回か見ましたよ? ポテト食うう? 都橋のスナック街
brooksさん
2013年12月07日 10時12分
爆笑しました。ありがとう。あいかわらず空気の読めない木下さんをつれていったのも良かったです。