世界の料理が楽しめる、みなとみらいの「JICA横浜」ってどんなところ?
ココがキニナル!
みなとみらいの赤レンガやワールドポーターズに隣接するJICA 横浜。移民にする展示施設やら、カフェでは各国料理がお手頃価格で食べられるそうで気になってました。是非潜入取材希望!
はまれぽ調査結果!
カフェは最高のロケーションで美味しい世界各国の料理とお酒を楽しめる穴場で、海外移住資料館には名物案内人がいた!
ライター:山田 忍
世界各国の料理が楽しめるカフェ
次に案内して頂いたのは、一番キニナっているカフェ。
約120席。年間利用者数7万5000人(昼夜合わせて)
ここで注目したいのは、そのメニュー。ウワサ通り、世界各国の料理がずらり。いったいここでは何ヶ国のお料理が食べられるのだろうか? JICAシェフ歴15年のベテラン、新藤シェフに聞いてみた。ちなみにシェフの専門は栄養学。
新藤シェフ。人気メニューはフォーやフェジョアーダなど、とのこと
「常にあるのは、ベトナムのフォーやブラジルの豆や豚肉を煮込んだフェジョアーダなど10種類程ですが、週変わりメニューとして毎週違った国のメニューを出しています。今週(取材時は12月第2週)はタンザニア料理です。アフリカ料理、中南米料理も多いですし、アジアそれに中東の料理もだします。うぅ〜ん、何ヶ国の料理を提供しているのかは数えきれません」
左:ベトナム・フォー(520円) :ブラジル・フェジョアーダ(490円)
週替わりで提供している料理の中には大使館専属料理人に作り方を指導してもらったメニューもある。日本で手に入りにくい香辛料や材料は、現地から取り寄せたり、香辛料を専門に扱う業者から買ったりしているとのこと。また、地産地消の取り組みからサラダに使われている葉ものやカレーに使われている人参などの野菜は神奈川県産。
日本人の口に合うようにアレンジしたものもあるが、基本的には現地の味でお出ししている
ランチを食べに来ていた女性の2人連れは、「リーズナブルでいろんな国の料理が食べられるので楽しいです。初めて来ましたが、今度主人と一緒に夜に来てみます。テラス席もあるので、ジョギング中に立ち寄ることもできますね」
テラスから赤レンガやベイブリッジが一望できる
このカフェの目的の一つは、海外から来ている研修員達の三食をまかなうこと。そしてもう一つの目的は、お客さまに料理を通して海外を知り、国際協力に関心を持ってもらうこと。
新藤シェフ、「TFTの取り組みを通して日本と途上国をつないでいることがやりがいになっています」と話して下さった。
ちなみに、TFTとは「Table For Two」の略で、先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが、時間と空間を超え食事を分かち合うというコンセプトで行われているプログラム。
先進国に暮らす私たちは、カロリー計算された食事で自分の体をケアすると同時に食事代の中から20円を途上国に寄付することで、途上国の学校給食をサポートするという取り組み。20円で給食一食分。先進国で一食とるごとに途上国に一食贈られるという仕組みなのだ。このカフェでは週替わりランチDセットがTFTに協力している。
Dセット(650円)。今週はタンザニア料理(このメニューは12月22日まで)
JICAのウラ側、海外からの研修員施設をレポート!
ところで、JICA横浜は、海外からの研修員の研修を行う場所でもある。
今回、アフリカ西海岸の5ヶ国から来られていたグループの研修にお邪魔した。参加者はそれぞれの国で、日本で言う所の環境省にあたる部門で勤務されている行政官とのこと。
研修内容は少し難しそうだったので、置いておき・・・。
横浜でのプライベートな時間の過ごし方について聞いてみた。
「私はシーパラダイスに行ったわ! 白いイルカもいたし、シロクマもいた。あんな大きな水族館を見たのは初めて!」と、興奮気味に話してくれたのはベナン共和国から来ているプリスカさん。
プリスカさん。ベナンには小さい水族館しかないらしい
「一般市民向との交流バスツアーで三渓園やランドマークタワーに行きました。どこに行っても日本人は親切で教育を受けている感じです。日本に到着した日、右も左も分からずにいたらレストランまで連れて行ってくれた人がいたんですよ!」と、日本人を絶賛してくれたのはセネガルから来ているハディさん。
ハディさん。横浜の建物や街並もきれいで素敵と
日本へのネガティブなイメージを聞くと、「地震! も〜怖くて怖くて。人生で初めての体験でした。その夜はムスリムのコーランを抱えてベッドで震えてましたよ!」は同上のバディさん。
帰国する前に行ってみたいのは、本牧にある「しまむら」や「イオン」とのこと。お土産探しをするそうだ。
研修風景。陽気で楽しい皆さんでした
まだまだ楽しめるJICAの施設
もし、移住や国際協力について調べたいなら、2階の図書館がオススメ。貴重な文献や詳しい資料が保管されており、閲覧することが可能。
左:国際協力に関する図書館 右:移民に関する文献を保管している資料室
ほかにも、2階には約2か月単位で各地の写真や民芸品を展示するスペースがあるし、その隣には子供たちが自由に叩けるアフリカや南米のタイコや楽器が置かれている。
世界のタイコが楽しめる
左:YOKE DESKのオフィスに掲示されているこれまでのイベント写真
右:掲示板。気になるイベント情報が見つかるかも
3階には、研修員の皆さんと一緒に観光や、スポーツを楽しむことができるイベント情報が掲示されているボードもあるので、興味のあるイベントを見つけたら参加してみては。こちらのイベントはボードとなりにオフィスがあるYOKE DESKが企画運営しているので、詳細はそこで確認することも。
取材開始から4時間。あっという間に時間が過ぎ、気がついたら日が暮れていた。
取材を終えて
カフェは最高のロケーションで美味しい世界各国の料理とお酒を楽しめる、穴場中の穴場。
移民資料館のボランティアの方のお話は興味をかき立てられる。
そして「国際協力? 興味はあるけど難しい事はできないよ・・・」という方は、まずはカフェでDランチを。その一食は途上国の子どもと寄り添って楽しめる。
そう、ひとことで言うなら、想像していたよりかなり楽しめる場所!
―終わり―
港が見えるレストラン Port Terrace Cafe(ポート テラス カフェ)
住所/横浜市中区新港2-3-1 JICA横浜 3F
電話/045-663-3251
定休日/不定休
営業時間/ランチ11:30~14:00(ラストオーダー13:30)・カフェ14:00~17:00(土曜・日曜・祝祭日のみ)・ディナー17:30~21:00(ラストオーダー20:30
kurobmxさん
2016年06月02日 21時42分
クソ不味かったけどそれも(それゆえに)思い出になりました。おすすめ
∵さん
2016年05月30日 00時29分
あれ以前と同じ所か?リニューアルでもしたのかしら?…と思ったら、再収録ですか。最近多いね。ここは近隣にお勤めとかでもないと、ちょっと通うのが厳しいです。あと目玉商品は昼までにほとんど売り切れ。昼を回っても残ってる時は、大抵地雷。頻繁に通える人はいいけど、一見さんだと出て来る料理の再現性や相性も含めて、ほとんど運かな…と思いました。
bubukaさん
2016年05月29日 10時46分
景色良いしリーズナブルな価格で各国の食事楽しめるし好きな場所です。