知る人ぞ知る山下町の老舗洋食店「ホフブロウ」について教えて!
ココがキニナル!
ながらく休んでいた山下町のホフブロウと言う知る人ぞ知る老舗の洋食屋さんが再開したそう。何があったの?スパピザ食べたい!!(horryさん、TEYさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
1947年にフィンランド人の方が創業した「ホフブロウ」。半年間の閉店は店内の舗装と改装のため。スパピザはとてつもなく美味な逸品であった
ライター:クドー・シュンサク
ドイツ家庭料理が発祥「ホフブロウ」のスパピザ
さっきまで半べそだった木下が「・・・うっうぅぅぅー・・・ス・パ・ピ・ザぁ~・・・ス・パ・ピ・ザぁ~・・・」と。
今年は呪文も始めた編集妖怪・木下。その表情たるや、公ではNGな仕上がりだったので、写真は非公開で。
スパピザの前に、創業当時から変わらぬレシピで愛されているこのメニューから運ばれてきた。
移転前の「ホフブロウ」時代のメニュー。「ポテトサラダジャーマン風」(提供:ホフブロウ)
温製ジャーマンポテトサラダ(550円)
ジャガイモ・タマネギ・ベーコンのシンプルなジャーマンポテトに、バルサミコ酢がほど良く効いた温製ジャーマンポテトサラダ。さっぱりとした味付けにホクホクとしたジャガイモの食感は一口でクセになる味。シンプルで奥深い味わい、きっとビールにゃたまらんでしょ。
続いてはこちら。
上田さん考案のメニュー
2009(平成21)年の横浜開港150周年の際に考案したというサーロインステーキ丼セット。日本と異国文化のマッチングということと、若い方からお年寄りの方まで楽しめるメニューということでメニューに追加。
オーセンティックな洋食店で丼物、しかもお味噌汁と香の物付。はたして。
サーロインステーキ丼セット(1700円)
肉厚だがとてもやわらかく、脂もしっかり落ちている焼き加減のサーロインステーキに、自家製のさっぱり甘辛いソース。ご飯がぐいぐいすすむ。とてつもなく、美味い。ステーキとご飯の間にたっぷりのきざみ海苔がセンス抜群。とにかく、美味い。美味い。
赤だしの味噌汁が口の中を一旦リセット、そして肉とご飯をかきこみ香の物の歯応えと塩分でひと休み。至福の味、サーロインステーキ丼セット。
ここでとどめにスパピザがやってきた。
ホフブロウ看板メニューのスパピザ(ランチ:850円、ディナー:1100円)
別アングル
特製トマトソースで仕上げたパスタを鉄板に乗せ、その上にエビ・ベーコン・ピーマン・タマネギをトッピングしさらに大量のチーズをどっさり。それをオーブンで焼き。
画だけでも美味いとわかる一品。なので画で。
これが
スパピザですやん
ちょっとくどい? それがくどくない。高カロリーじゃない? とびきりうまいから関係ない。心の栄養にゃとてつもなく良い。
もとはスパゲッティピザ風焼きと呼ばれていたスパピザ。形式のルーツはドイツの家庭料理だったようで、それをホフブロウが改良し看板メニューとした。
美味すぎますやん
「今度是非プライベートでもいらしてください、ご結婚されてるんですか? されてらっしゃるなら奥様と是非ね」とご丁寧なお言葉の上田さん。
「がっはっはっはーーー!!」と大きくあざ笑う木下。
とても美味しく、上田さんの優しい雰囲気とイカした店内。
奥さんが見つかるまでは普通にひとりで食べに行きます。
ホフブロウさん、ごちそうさまでした。
取材を終えて
長きにわたり愛され続ける横浜の洋食店。店により個性は違えど、取材でそういったお店を訪れる度に、味とその店の持つ雰囲気にいつもあたたかい気持ちになる。とてもうれしくありがたい時間なもんです。
ちなみに店先のイラスト看板のおじさんは、ホフブロウ氏ではありませんでした。
―終わり―
ホフブロウ
住所/横浜市中区山下町25-1上田ビル1F
電話/045-662-1106
営業時間/火~金 :11:30~15:00 16:30~22:00、土・日・祝: 11:00~15:00 16:30~22:00
定休日/月曜日(祝日の場合は翌日)
十九三さん
2015年08月16日 21時19分
海岸協会前というか、シルクセンター敷地内の感じでしたね。木造の二階建てだと記憶しています。床も板張り。イタリア系?の遠慮のない物言いのおばあさん?と会計担当のしっかり日本人おばさんが仕切ってました。四角いピザとオニオンスープの美味しかったのを記憶しています。転居した現在の店に、お二人のお婆さんも当初はいましたが、見えなくなってから私も足が遠ざかったものです。
はまっこ045さん
2015年02月23日 00時21分
昔はお婆さんがいていい店だったけど、店員さんの接客態度が少々難あり。がっかりした。老舗の看板を汚さないでほしいな。
さすらい日乗さん
2014年10月11日 10時15分
海岸通りというか、海岸教会の前にあった時の店の外観は、篠田正浩の映画『涙を獅子のたて髪』に出てきます。内部はセットだと思います。この店のウエイトレス役が加賀まり子で、非常に可愛いい。相手役は、横浜の港湾企業でヤクザのチンピラの藤木孝でした。シナリオは、寺山修司で、非常に叙情的な美しい映画でしたね。武満徹の音楽も最高でした。