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すごいオーラを放つ老舗店「大倉山もつ肉店」に突撃取材!

ココがキニナル!

大倉山にある「大倉山もつ肉店」の放つオーラがすごすぎてキニナル!一体どんなお店なのか突撃してきてください!(ふんわりハミングさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

美味い「もつ」でクッと一杯やるのが醍醐味の「大倉山もつ肉店」。創業から50年、店も味もスタンスも変えず続く、大倉山の隠れた名店であった。

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ライター:クドー・シュンサク

うまいもつと酒といい時間



30年この店に通うというAちゃんさんが「変わんねえっつてもな、あそこの湯沸かし器は変わったんだよな(笑)。変わったよー(笑)」と言うと、「ありゃ消耗品だし手入れできねぇから仕方ないんだ。余計なこと言うんじゃないよ」と佐野さん。ざっくりとしてとても楽しいやりとりに見えた。

 


さてさて


この店では取材であれ、飲まないのはエチケット違反だなと、クッとクッと飲むことに。そろそろ串も注文していいですか、と尋ねると「一通り食べてみるかい」と佐野さん。
いただきます。
 


焼き開始
 

Aちゃんさんと談笑し焼き上がりを待つ


Aちゃんさんから佐野さんの秘密を聞きながらビールがすすむ。「はい、串4種類」の声とともに到着した串焼き、こちら。
 


最高ですな


左からレバー(90円)はつ(90円)たん(90円)かしら(100円)。濃すぎず甘すぎずのタレ。コクはあるけど食感のかるい「レバー」。クセになりそうな独特な弾力と肉汁の「はつ」。食感歯応え抜群で相当うまい「たん」。「かしら」、タレとの相性と焼き加減と肉汁。美味い。
肉はすべて佐野さんが芝浦の市場から新鮮なものを仕入れ。
 


もう一度写真で
 

熱燗(400円)入れました


また隣で飲む常連さん、Kさんがさりげなく「ここ、お新香もうまいですよ。しっかり糠(ぬか)で漬けてあるんです」とのこと。佐野さんは「普通にやってるだけだから特別美味いもんでもないよ」と。
熱燗も入れたところでお新香もいただくことに。
 


自家製のお新香(200円)


白菜・カブ・人参の3種盛り。うっすらと醤油が塗られて出てくる。非常にあっさりとした糠漬け。もつを食べた後には最高な味と食感。
 


お新香を薦めてくれた常連さんとも談笑
 

佐野さんとは野茂について語らう


佐野さんと話していると、ひとつのことに気付いた。
持ち帰りの品書き。外から見えたこの記事2枚目の写真。「もつ焼」やら「はつ」やら「たん」やら書いていたやつ。
 


競輪の投票カードやったね


一人で来るお客さんがほとんどだという大倉山もつ肉店。今までで一番飲んだお客さんは一人で6千円くらい使ったという。
 


「滅多には居ないけどね」


続けて佐野さんは「ウチはどんちゃんされても違うから、みんなクッと飲んで食べてサッと帰る人ばかりかな。味と雰囲気楽しんでもらえればそれで充分だと思う」。
今後も、変えずに店を続けていくのか尋ねた。
「変わらなくていいもんもあるってこと。なんでも変わるのはいいとしても、そうじゃないのもあるってこと」と話してくれた。

水曜日と木曜日のみ、煮込み(400円)があるとのこと。この季節、しみる味だと思います。
 


ごちそうさまでした

 


取材を終えて



入りにくいのは気安くないというのであって、それはそれ。50年変わらず続く大倉山もつ肉店は、一度飲むと忘れられない味と、言葉にできない魅力の詰まった、大倉山の隠れた名店でした。


―終わり―
 
大倉山もつ肉店
住所/横浜市港北区大倉山3-29-7
電話/045-541-0921
営業時間/17:00~21:00
定休日/日曜
 

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  • 今度行きます!!

  • 今度行きます!!

  • とても気になっていたお店なので取材してくださってとてもうれしかったです。お店の前にある銭湯もなかなかです。私が利用した時間帯のせいか、お客がほとんどいず、あるときなどは最初から最後まで貸し切り状態、こんな贅沢ないなあと思いました。それと歌謡曲が途切れることなく流れていて、これはこれでいい味出していました。 銭湯から出ると、目の前にもつ屋があって、呑ん衛には堪らない空間何だろうなあと感じました。 ギリシャ風の店づくりをしている商店街の一角に昭和のいおいのするこのエリアは、お父さん方の貴重なオアシス何だろうなあ。

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