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横浜市が小学校1年生から実施している英語教育って効果があるの?

ココがキニナル!

横浜市の小学校1年生からの英語教育は効果は?もっと遊ぶ時間があった方がいいのでは。英語科の免許のない先生が教えていると聞きます。遊びながら英語に慣れるといっても先生は負担では。(虹子さんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

正式教科でないため免許は不要。講師は外国人なので現場の教諭は負担は感じていない。数字など明確なデータはないが、市は手ごたえを感じている

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ライター:はまれぽ編集部

英語「に」親しむではなく、英語「で」親しむ


当日は来日11年目で、IUI歴5年という、ナシルさん(フィリピン)が3年生の授業を行うという。教室に入ってきたナシルさんは「Hello!How are you?(=こんにちは。元気ですか?)」と笑顔であいさつ。これに児童も「I’m fine.Thank you!(=元気です!)」と応じる。

授業中は学級担任がサポートに入っての2人体制で終始英語。ナシルさんはゆっくり、はっきりと大きな声で、時にはジェスチャーやイラストを交えながら進めていく。
 


やさしい英語で授業を進める


この日はフィリピンの「Culture Festival(=お祭りや伝統行事)」で行われるという、「バンブーダンス」を紹介。3拍子のリズムで2本の長い竹の間をステップでかわすという踊りだが、ナシルさんは児童と一緒に体を動かしながら、棒を操作する側に「One,Two,Slide(=いち、にの、さんで棒を動かす)」、ステップする側には「One,Two,Step(=いち、にの、さんでステップする)」と教えていく。
 


One,Two,Step!
 

One,Two,Slide&Step!


児童らは初めての動きや竹の持ち方に最初は戸惑ったものの、ナシルさんがイラストを描くなど工夫して伝えると、熱心に聞き入りながら徐々に理解していった様子。
 


イラストや身振りも使う


楽しんで身体を動かし、異文化に触れながらの45分はあっという間に過ぎ、最後は「Thank you」に加え、ナシルさんの母国フィリピンで使われるタガログ語で謝意を表す「salamat(=サラマートゥ)」と締めくくった。
 


「salamat!」


クラス担任の教諭にも話を伺う。ナシルさんのサポートや児童に英語で接していたので、さぞかし英語が堪能なのかと思ったが、実際は「英語科の免許もないし、実は英語が苦手」なのだという。ただ、IUIは英語だけでなく、日本語と母国文化に精通した人材が選ばれているため、授業の打ち合わせや普段のコミュニケーションに支障はないそう。

その上で「子どもたちは異文化に触れることができるし、自分も同じ目線で英語を楽しめる。負担と感じることはない」と話している。
 


「Japanese Traditional Dance」で授業を盛り上げる

授業後、ナシルさんに話を聞いた。

2003(平成15)年に来日したナシルさんは当初、まったく日本語が話せなかった。それでも近所の方とコミュニケーションを図ろうと「オハヨウゴザイマス」と、つたないながらも日本語で話しかけたところ「ノー、イングリッシュ・・・」と避けられたのだという。

「日本人は『変な英語を話してしまうかも』と思って自信がないのかもしれない。誰とでもコミュニケーションは取れた方がいいし、そのためには小さいころから英語に慣れ親しんでもらえればいいのでは」と考え、息子の友達に自宅で英語を教えていたのだという。

授業の時に心がけていることは「Happy&Fun、それと絶対にスマイル」だという。
 


いつも“スマイル”のナシルさん


IUIの仕事については「いつも新しいことの発見。子どもたちに教えることで、日本の良さも、自分の国の良さも再発見できる。できる限り続けていきたい」と最後まで笑顔だった。

YICAについて平担当課長は「中学校の教諭からは『入学したての生徒の英語の基礎力が高まっていると思う』という声も聴いている。数字のように目に見えて現れないが、一定の効果や手応えは感じている」とみている。

さらに鈴木主任指導主事は「英語『に』親しむのがYICAの目的でなく、英語『で』多くの人と親しんでもらうのが最終的な目的」と話していた。



取材を終えて



実際に授業風景を見て思ったことは、子どもたちが楽しみながら英語を通じて異文化を吸収しようとしているところ。分からない単語が出てきても、文脈から必死に類推しようとしたり、自分で学ぼうとする姿勢が印象的だった。

担当者の言葉にあった通り、英語はそれ自体を学ぶことが目的なのでなく、英語を使って多くの知識や文化を取り入れるための手段のひとつなのだと思う。

友達同士で学校外で遊ぶ時間も必要だが、それ以上に得難い学習の時間ではなかろうかと感じた。
将来、YICAを経た児童・生徒らが横浜から世界へ旅立っていくことを願ってやまない。


―おわり―
 

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コメントする
  • 小学生のころから海外の人と英語で楽しく学び、しかも様々な国の文化に体ごと触れる機会があるのは、本当に貴重な体験だと思います。IUI(国際文化理解)の授業も30年ほどの実績があると伺っていますので、少しづつでもこのような取り組みを他の地域や県に広げて行ってはどうかと思うのですが、いかがでしょうか。

  • 現場としては英語よりまず日本語をしっかり学ばせたいと思うのですが…。

  • 自分自身は社会人になってから身に付けて、仕事でも十分使えてるので、子供の頃から教えなければならないものという感えはありませんし、これまでの受験勉強形の教育も全てが無駄だったとは思いません。しかし、若い時に海外の方と交流できたら、もっと広い視野で世の中を見つめられたかなと思うことがよくあります。また、小学校の授業ですが、英語の重要性を教えるのではなく、英語を学ぶことで得られる喜びを教えてあげて欲しいです。

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