3月30日に行われた、交通局「二階建てバス ミステリーツアー」の様子をレポート!
ココがキニナル!
2階建ての横浜市営バスで市内を巡るミステリーツアー。使用するのは平成6年から運行する2代目車両の最後の1台。センター南駅を出発し、具体的な場所は秘密で限定57名。キニナる(brooksさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
天気には恵まれなかったが、車内は56人が参加。参加者は、センター南駅から東山田駅まで3時間半の旅を楽しんだ様子だった
ライター:田中 大輔
高速道路にも突入!?
この日のルートについて参加者が知っているのは、センター南駅がスタートでゴール地点が市営地下鉄の東山田駅ということだけ。強く降る雨が車窓の風景を見づらくしてしまったのが残念だったが、前日に一気に開花した桜なども見られ春らしい景色が続く。
しかし、このあと「普段は走らない経路」の謎が判明した。
センター南駅を出発したバスは、一般道だけでなく高速道路も走る。港北インターチェンジから第三京浜道路に乗り、首都高湾岸線へ。
高速道路に入る二階建てバス
雨の中でも快適なバス車内。参加者はバスファンだけでなく、親子連れや主婦仲間といった感じの人まで、さまざまだった。
そんな一行を乗せたバスは鶴見営業所でいったん休憩。ここを単なる休憩で終わらせないのが交通局のにくい所。二階建てバスの隣に停められたバス車内では抽選会が開かれ、参加者たちがくじ引きに挑戦。
さてさて、なにが当たるかな?
はまりんのぬいぐるみや、交通局オリジナルのグッズなどが賞品に出され、ラッキーな参加者10人がプレゼントを受け取っていた。
ほかにも、二階建てバスのエンジンルームが公開されたり 、バスの解説や一般バスの運転席に座れるなど のイベントもありバスファンたちは興味津々。
公開されたエンジンルームはこんな感じ
ツアーのほとんどの時間を車内で過ごすとあって、“3-4003号”をじっくり写真撮影できるのもこのときだけ。風と雨が激しさを増す中で、ファンたちは必死にシャッターを切っていた。
参加者の声を聞く
休憩が終わると、バスは再び高速道路へ。ここからはゴール地点である東山田駅を目指すことになる。
こちらが今回の行程表。青と緑のラインがミステリーツアー
解散場所が東山田駅なのは、“3-4003号”がこの後、東山田の横浜国際プールで行われた新潟アルビレックスBB戦を観戦した「横浜ビー・コルセアーズ応援ツアー」のお客さんを迎えに行くため。
この日は二階建てバス、フル回転で2つのツアーをこなしていたわけだ。
大車輪の“3-4003号”。ボディにはおなじみの三塔が描かれている
東山田駅に到着し、およそ3時間半の楽しかったツアーもこれでおしまい。参加者全員に記念品が配られ、一様に笑顔で下車していった。
参加者のひとり、田中さん親子は「たまたまホームページでツアーを知って申し込んだ」そうだ。「値段も手ごろで、時間もちょうど 良かった。バスツアーというと、朝早くに横浜駅集合とかが多いけど、今回は近所からお昼過ぎに出てくれたので参加しやすかった」と話してくれた。
親娘で参加の田中さん。存分にツアーを楽しんだ様子
偶然にも、この日通ったルート周辺を前日にも通っていたという田中さんだが、「二階建てバスからだと、見え方が全然違った」といつもとは一味違う眺めにご満足の様子。4歳の娘さんも「また来たい」と笑顔を見せてくれた。
取材を終えて
どうせ二階建てバスを出すならもうひとつツアーをやろう! という交通局の思い切りで始まったこのツアー。
実を言うと、ビーコル応援ツアーよりもこちらの方が参加者が多かったそうだ。参加費の違いなどもあるので一概にどっちが人気とは言えないが、「ミステリーツアー」に多くの人が興味を持ったのは事実。
交通局としても初めての試みだったそうだが、無事に成功。もしかしたら、今後もこういう企画が行われるかもしれない。キニナル人は、交通局ホームページのチェックをお忘れなく。
―終わり―
はまっこさん
2014年04月17日 19時57分
調査ありがとうございました。またこんな企画があったら調査して下さいね。
ももたろうさん
2014年04月17日 11時30分
横浜市交通局は、横浜市民として以前から興味津々なのです。中区住民なので路線バスや赤い靴号や今回の2階建てなどなどフル回転活躍を見ています。都道府県の中でも胸を張っていいと思います。いろんな「バスのはまレポ」をもっと期待します。最後の親子、感じよかったなぁ、こんな地についたレポートも好きです。がんばってねぇ~!
brooksさん
2014年04月17日 11時14分
悪天候の中ご苦労様でした。お値段にあった料金なのか、また二階席の眺望はどうだったのか、またありましたら取材してください。