横浜生まれの俳優、阿部寛さんを徹底解剖!
ココがキニナル!
横浜生まれの俳優、阿部寛さんってどんな人?
ライター:桐生 由美子
『テルマエ・ロマエⅡ』の魅力は
4月26日(よい風呂の日)に「テルマエ・ロマエⅡ」公開を控えているとのことで、映画についての質問も、投げて投げて投げまくってきた!
―「テルマエ・ロマエⅡ」は前作の続編とのことですが、当初から制作の予定があったのですか?
前作の撮影中はありませんでした。「Ⅰ」で完結すると思っていましたよ。でもお客さんがたくさん入ってくれて、海外のウケもよくて。だんだんと「Ⅱ」の話が出てきました。せっかく「濃い顔」メンバーでやってきたから(笑)、やるからには一人も欠けずにいい作品をつくろうと思いました! 「Ⅱ」の制作が決まってからは「Ⅰ」を観たお客さんを裏切りたくないと思いました。
阿部さんは「濃い顔」メンバーの代表か?
―ロケ地が日本でも有名な温泉地ですが、印象に残っているところはどこですか?
今回は、群馬県の「法師(ほうし)温泉」がすごくいい雰囲気。長野県の「平湯」は、何気ないっていう雰囲気の温泉。ふっとそこにお風呂があって、何気なくお湯につかれるというのが一番ホッとしますね。
あとは「草津温泉」の「湯畑」が、こんなに見ごたえがあると思わなかった。
前作は那須温泉郷の「北温泉」が強烈だったね。行くまでが大変だったけど、すばらしい秘境の温泉です。
「テルマエ・ロマエ」のロケで、日本にはいい温泉がたくさんあるなぁと、あらためて実感しました。
草津 湯畑をバックに、真実(上戸彩さん)とのシーン
(C)2014「テルマエ・ロマエⅡ」製作委員会
―「Ⅱ」のロケで一番印象に残っているところはどこですか?
ブルガリアのソフィアの街は観光客というものがほとんどいなかった。だからこそ20日間くらい滞在したけれど、純粋な街を味わえました。貴重な体験だったね。
楽しそうに撮影時を振り返る
―前作では肉体改造が大変だったそうですが、今回はどうでしたか?
前作よりは準備期間があったので、とにかく体重を増やした。
ちょうどそのころ撮影していた三菱東京UFJ銀行のCMの衣装が赤いシャツで。見た感じがプロレスラーみたいになっちゃって(笑)、大変でした。
岩を模したすべり台があるのは長野県の「ラーラ松本」の温水プール
(C)2014「テルマエ・ロマエⅡ」製作委員会
―撮影ではお風呂に入るシーンが多かったと思いますが、湯あたりなどしませんでしたか?
寒いときに撮っていたので、裸で待っているときがつらい。体が濡れているように見せるために、ずっと霧吹きで濡らしているのでよけいに。とても地味なんだけどそれを2ヶ月もやっていると、体力を維持するのは大変でしたね。だから湯につかっているのは気持ちよかったです。撮影しながら癒されていましたよ。スタッフも足がつかっているだけで癒されていたりして。
―阿部さんが一番笑っちゃったシーンはどこですか?
奴隷たちのシーンはいつも笑えましたね。もぐらたたきのもぐらになったり、マッサージチェアの中でがんばったり(笑)。
外国の人は表情が豊かでしょう。おかしなことや笑わせること、コミカルなことをちゃんと理解して演じている。小さなシーンでも、それぞれの個性がわかる。だから、めちゃくちゃおもしろかった。
「北村(一輝)くんがカッコイイのもなぜかおもしろい(笑)」と阿部さん
(C)2014「テルマエ・ロマエⅡ」製作委員会
―この作品を通して、お風呂のよさや日本のよさをあらためて感じましたか?
そうですね。前作もそうだったけど、外国人のエキストラも合わせて数十人が一緒にセットのお風呂に入るわけですよ。湯につかりながら話なんかしていると、最初に感じていた違和感がどんどんなくなっていくんです。気付けば子どものように気持ちが自由になったり、和気あいあいとお風呂に入っていたりしました。
なんだかとても誇らしい気分にもなりました。「お風呂っていいもんでしょう!」って、自慢したいような。
ユーモアをまじえて話をしてくれるが時折見せる真剣な表情で作品に対する思いが伝わる
―「Ⅱ」の見どころは何でしょうか?
前作同様、おもしろさはもちろんですが、日本のお風呂文化のよさを改めて感じてほしいです。
限られた時間の中で聞くことができた貴重な話だったので、できる限り阿部さんの口調のまま再現してみた。
映画やドラマで見せるあのコミカルさは、あながち演技だけではないのではないか。そんなふうに感じられる数十分間だった。
「ローマ人」。もうまったく違和感がない
取材を終えて
はまれぽでのインタビューは限られた時間で、あっという間に終わってしまった。でもふとした瞬間に、阿部さんのコミカルな演技にはちょっぴり“素”が混ざっているということがわかった。
Photo By 松林満美
―終わり―
「テルマエ・ロマエⅡ」映画情報
4月26日(土)<よい風呂の日>ロードショー
原作:ヤマザキマリ「テルマエ・ロマエ」(KADOKAWAエンターブレイン刊)
監督:武内英樹
脚本:橋本裕志
音楽:住友紀人
配給:東宝
濱の住人さん
2020年07月31日 10時05分
阿部寛さんが私と同じ松本中学校のご卒業とは、今まで存じ上げませんでした。私は栗田谷に住んでいましたので、小学校は阿部さんとは異なる青木小学校です。「三ツ沢にある大きな団地」、「山の上の豊かな土地にあって」、「団地の真ん中に池のある公園」とは、ガーデン山団地のことですね。ここには大正初期、証券業を営む大沢幸次郎氏の邸宅、庭園の他に植物園や動物園があり、「横浜ガーデン」として一般解放していたそうです。残念ながら戦争で焼失してしまいましたが、「ガーデン山団地」、「ガーデン山商店街」、「ガーデン下バス停」等、その名前が随所に残っています。私が小学生の頃にはジャングルの様相を呈しており、建物の残骸や土台が残っていました。日本庭園の池で筏遊びをして、たまに池に落ちてずぶ濡れで家に帰ったことが思い出されます。私は阿部さんより一回り位年上ですが、出てくる地名等懐かしく拝読させて頂きました。
KENTAさん
2017年10月28日 17時10分
阿部さんと同年代な私は、保土ヶ谷の駅前でザリガニ捕ってました(笑)
ebm67391さん
2015年12月12日 23時28分
白山高校の過去は話したくなかったんだ。彼の頃は開校したばかりでまともだったらしいが、後輩がDQNばかりでかわいそう。