映画「コクリコ坂から」の完成披露会見はどうだった?
ココがキニナル!
横浜が舞台となる映画「コクリコ坂から」、その完成披露会見の様子を教えてください。
はまれぽ調査結果!
爆弾発言に沸く会場、長澤まさみさんや岡田准一さんの生の声を聞くこともできました。
ライター:河野 哲弥
いよいよホテルニューグランドで会見開始
被災地での試写会の様子を語る、鈴木敏夫プロデューサー
今回の映画に挿入歌として使われているのが「上を向いて歩こう」。
鈴木氏によれば、人道援助・復興活動を目的とするNGO「ピースウィンズ・ジャパン」からの要請もあり、この歌が流れる「コクリコ坂から」の試写会を先行して震災地で行なったそうだ。その結果、お年寄りから若い人まで感動してくれて、公開への手ごたえを感じたという。
「ゲド戦記」以来、2作目となる宮崎吾朗監督
宮崎吾朗監督からは、なぜ「横浜」が舞台になったのかを聞くことができた。
監督によると、企画を作った父親の宮崎駿氏が唯一知っている港町が「横浜」だったのではないかとのこと。
ハマっ子は僅かな景色の違いでも指摘をしてくることが多く、駿氏が「横浜の人は郷土愛が強くてウルサイ」と常々洩らしていたことなどを話してくれた。
長澤まさみさんは「ミスキャスト」? 爆弾発言も登場
普通にしゃべると暗くなるという、長澤まさみさん
最初は役づくりにハリキリ過ぎていたところ、監督から「そんなんじゃないっ」と言われちゃったと話す長澤まさみさんは、主人公の海の声を担当。
鈴木プロデューサーも、最初は愛想がありすぎて「ミスキャスト?」と思うところがあったと話す。そこで、「もっと普通に話してみて」という宮崎監督の指示でチャレンジしたところ、その無愛想さが逆に嵌ったとのこと。
また、「ゲド戦記」以来、宮崎監督とは2回目の仕事となる岡田准一さんは、海と恋に落ちる俊の声を担当。「不器用でやってくれ」との指示に最初はとまどったらしい。
恐らく高倉健さんのイメージなのかなと想像を脹らませつつ、鈴木プロデューサーから当時の時代背景などを説明してもらい、役作りに活かしたそうだ。
スタジオジブリの新しい試みに、これからも期待したい
『コクリコ坂から』
7月16日(土)より、全国東宝系ロードショー
ⓒ2011 高橋千鶴・佐山哲郎・GNDHDDT
完成した映画を見た宮崎駿氏に、「もっとオレを脅かしてみろ」と言われてしまった宮崎吾朗監督。
初めて手がけた「ゲド戦記」とは違って、映画を作る喜びや苦しみをはじめて味わい、やっとスタート地点に立った感じがすると話していた。
スタジオジブリとしても特定の街を舞台にするのは初の試み。
そんな新しい「宮崎作品」の行方を、是非皆さんにも体感して欲しい。
―終わり―
spoonさん
2011年07月10日 07時57分
声優さんの起用ーguardian.co.ukで宮崎駿氏の「日本の女性声優はコケティッシュな声の持ち主しかいないし、男性的な視点が欠けている。我々は全く必要としていない」(Wiki 宮崎駿項目参照)と述べたことが他作品に影響しているのか、プロデューサーの考えなのか不明だが・・・声優さんの多くは『俳優』としての側面もあり、個人的には役柄に合う声の人なら、声優業が多い方でも、なくても特に気にしていません。
甘党猿さん
2011年07月06日 07時00分
映画の内容は面白いのかもしれないけど、宣伝のために有名タレントを声優代わりに起用するのはそろそろ止めにしてもらいたい。本職の声優が声をあてたほうが、絶対に観て楽しめると思う。