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洪福寺松原商店街にある「店名のない焼き鳥店」に突撃!

ココがキニナル!

松原商店街にある屋台の焼き鳥屋さん。老夫婦が営んでいるようなのですが、年季がかなり入っており歴史が気になります。ちなみに焼き鳥は安くて美味しかったですよ(うるしさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

洪福寺松原商店街にある焼き鳥店は創業38年の老舗。店主の水谷夫婦は、結婚50年を迎えるおしどり夫婦だった

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ライター:三輪 大輔

焼き鳥の味へのこだわり



「素材にはこだわってんだ。うちでは国産のものしか使わないよ。ほかのところじゃ、冷凍とか使っているみたいだけど、そんなものも使わないね」

素材に関して尋ねると、店主の水谷さんが、熱を込めて説明してくれた。店を開ける日は、水谷さん自ら「横浜市中央卸売市場」で鶏肉を仕入れに行っているそうだ。その日に売るものはその日に仕入れ、営業前に自宅と店先で仕込みを行っている。
 


焼き鳥は「シロ」「トリ」「カシラ」のメニュー
 

店でこだわっているのは素材だけではない。そのタレも研究し、店オリジナルで秘伝のものを使用している。随時、改良を加え続け、今の味にたどり着いたとのことだ。

「焼くのは1週間もあれば、マスターできるよ。大切なのはタレだね。うなぎと一緒で、これが味を左右する。うちのは、あちこちの店を周って研究して生まれてんだ」

こうした素材や味へのこだわりが実を結び、小学生のころから通う常連客や、地元を離れて帰省した時に必ず立ち寄る人も多いという。取材中も、家族連れやカップルなど多くのお客さんがひっきりなしに訪れ、老若男女から愛されていることが実感できた。
 


多くのお客さんでにぎわう水谷夫婦の焼き鳥店
 

店では出来たての焼き鳥を店先で食べられるスタイルを取っている。焼台の前に置かれた銀皿に、出来たての焼き鳥が出され、そのまま軒先で食べていくのだ。もちろん持ち帰りも可能である。その場で食べる人と、持ち帰る人は大体半々の割合でいるという。
 


お好みによって七味をかけて召し上がる方も多くいる
 

メニューは6種類用意されている。「シロ」「トリ」「カシラ」「ハツ」「つくね」「レバー」のラインナップで、どれも80円というリーズナブルな価格である。小学生のお小遣いでも安心して買うことのできる価格設定だ。ちなみに38年前の開業当初は、1串40円であったそうだ。

中でも人気なのが「トリ」と「カシラ」であるらしい。そこで、私も人気メニューを注文し食べてみることにした。
 


身の締まったもも肉を使用している「トリ」
 

ネギと鶏肉の食感を楽しむことができる「カシラ」
 

秘伝のタレが利いて、香ばしく焼き上げられる「シロ」
 

この日、奥さんが注文した串を焼いてくれた。もちろん、店主の水谷さんも串を焼く。その時は、奥さんが追加の仕込みを行うなどし、夫婦で効率よく店を回せるように工夫をしているらしい。こうした体制をとることで、お互いの休憩時間を作ることも可能となっている。

チリチリと音を立てて、手際よく焼かれていく焼き鳥。店先はタレの香ばしい匂いで充満し、立ち昇る煙が食欲を刺激する。屋台ならではのライブ感である。水谷さん夫婦の店では、焼き上がりを待つ間も、食を楽しむことができるのだ。こうした匂いに誘われて、子どもがお母さんにねだって焼き鳥を買ってもらったり、また行列に誘われて「うちも買っていくか」と並ぶ方もいる。
 


こんがりと焼き上げられていく、「トリ」(写真右)と「カシラ」
 

焼き鳥を焼くと、店先は煙でいっぱいになる
 

出来上がった焼き鳥を早速いただいてみた。まずトリであるが、使用している鶏肉の身が締まっているため、歯ごたえも十分にある。カシラは、ネギの甘みと肉の相性が抜群に良く、深みのある味わいだ。そして、なんと言ってもタレが主張し過ぎず、肉の旨みを引き出している。

癖がないので、何本でも食べられるような焼き鳥だ。これで1本80円である。お客さんの中には、焼き鳥を頬張った後「うめぇ」と思わず口に出してしまう方も何人かいた。こうしたお客さんの気持ちも、実際に食べてみることで理解することができた。
 


ビールはもちろん、焼酎や日本酒とも合いそうな焼き鳥だ
 

最後に38年の間に、何か苦労はなかったか尋ねてみると、店主の水谷さんは「何もないね」と即答した後で、こう続けた。「しっかりとしたものを出せば、お客さんが喜んでくれる。そうすれば、ちゃんとお客さんもついてきてくれるんだ」

最近の原材料費の高騰を肌で感じることも確かにあるらしい。それでも、いま多くのお客さんに支持されている価格を維持していきたいとのことだ。

実は、店の裏に建設中なのはアパートである。今春完成予定であるが、竣工すれば現在の場所で商売は続けられなくなるそうだ。現在、水谷夫婦は、同じ松原商店街の地で、「松原の焼き鳥屋」を営業できる場所を探している。



取材を終えて



今回の取材を通して、食べ物の美味しさは、どんな食材を使用するかも大切だが、誰が作るのかも重要な要素になっているなと改めて実感した。どういう人が作ったのかが分かるからこそ、味わえる美味しさがあるのだ。

洪福寺松原商店街では、人と人との距離が近く、スーパーやコンビニでは体験できない消費のスタイルがある。こうした距離の近さが味への安心感となり、さらに食の美味しさも引き出しているのではないだろうか。それが水谷さん夫婦のお店が、長年愛されてきた秘密なのかもしれない。
 


黄昏時になっても、まだ多くの人でにぎわう洪福寺松原商店街
 


―終わり―
 

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  • 戸塚 川上団地入口のリヤカーの焼き鳥屋さんを思い出しました。美味しかった!待っている時間も幸せでした。焼鳥屋さんって それぞれの商店街の文化と歴史を背負ってますよね。

  • 子供が大好きなじいさんばあさん、いつも美味しい焼き鳥ありがとう。子供がすぐに食べれるように、適切な温度で出してくれて、子供は思いっきりほおばれます。それと、ここのレバーは最高♥

  • もう新しい営業場所は決まったのでしょうか? 最近見かけないので心配です

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