放火の疑いも? 川崎市の簡易宿泊所で発生した火災で4人死亡、6人が行方不明!
ココがキニナル!
17日の夜中に川崎の簡易宿泊所で火事、2人死亡18人重軽傷。この現場をレポートしてください(ヤングさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
出火1時間前に男性同士が争う声? 火の気がない玄関が激しく燃えていて、宿泊者の話では放火の可能性も。18日現在、死者4人で行方不明者6人
ライター:はまれぽ編集部
財布も携帯も燃えて・・・
「吉田屋」の居住者の多くは生活保護受給者で、高齢者も多く、体が不自由な人もいたという。
2014(平成26)年11月から1ヶ月間と、2015(平成27)年4月上旬から28日まで「吉田屋」を利用していた建設関係の男性に話を聞いた。
男性によると「吉野屋」のオーナーと宿泊客が宿泊費の滞納をめぐるやりとりで、頻繁にいさかいがあったそうで「過去に宿泊費トラブルで(吉田屋を)追い出された人もいると聞く。恨みつらみの放火なのでは」という声も上がった。
近隣住民が不安げに見守っていた
出火当時、吉田屋1階で寝ていたという50代男性に話を聞くことができた。男性は当時、下着1枚で寝ていたが「燃えている」という声で目を覚ました。男性は玄関から逃げ出そうとしたが、玄関が激しく燃えていたので窓から逃げ出したのだという。
「ああいう燃え方は見たことはない。たばこの不始末とか、そういうレベルではない」と振り返る。男性は「大家は『何が何だかわからない』とぼう然としていた。できるだけ逃げ遅れた人を助けたが、仲のよかった男と連絡が取れていない」と声を落とし、唇をかんだ。
男性も逃げる際にけがをした
「とりあえず、その場にあるものを着て逃げた。部屋も財布も、服も携帯電話も全部燃えてしまった」という男性は川崎区役所に今後の相談をしに行ったが「当面の費用」ということで2000円を渡されたそうだ。
今後については「月末までの生活費と宿泊費は臨時で給付するが、区が受給決定した段階で連絡する」と言われたのみで、金額も時期も具体的に知らされなかった。さらに、その2000円も「貸付」という扱いで、次回の生活保護受給の際に返還しなければならないのだという。
男性は「自分に非があるわけではないのに、区の対応があまりにひどい」と憤った表情だった。
行政の対応も問題に
前述の男性によると「吉田屋」は1階が帳場(宿泊者の受付所)とオーナーの居住スペース、共同の台所と浴室のほか10室の宿泊室がある。川崎市には2階建てと届出ていたが、実際は増築を繰り返し、中2階がある実質3階建てのような構造で、計約45室あったそうだ。
出火時の建物内の様子は「火災報知機は作動していたものの、電気回線がショートしていたのかどうかは不明だが、普段は24時間付いている室内灯も消えていた。建物の中は真っ暗だった」と話してくれた。
建物内は炎しか見えなかったという
取材を終えて
失火か放火かは現時点で分からないが、4人が死亡し、今なお行方不明者が多数という状況は筆舌に尽くしがたい大惨事だ。
早急な原因究明とともに、被害者に対する適切な対応を期待したい。
―終わり―
tokusannさん
2015年08月30日 13時55分
被災者には(特に死亡者)お気の毒、諸般事情もあるのでしょうが、各人の国籍をお調べになっては、通常であれば簡易宿泊所は一過性のキュウバしのぎのはず、宿泊費滞納とは、在日の外国人が多いと聞く、そういう方の生活費を税金で負担、多いと聞きます、取材して下さい。
鶴見の紳士さん
2015年05月20日 08時30分
事情を抱えた人達が集まる場所だから充分想定内のはず。運営するならば凶器、火気の制限を厳しくしないといつかまた起こりますよね。
マッサンさん
2015年05月19日 14時10分
被災した簡易宿泊所の違法建築の実状があかるみになった。増築して住人を増員させればオーナーが潤(うるお)う。其れを知りながら市は看過(かんか)してきた。責任は重大だ。