いつまでたってもすごい渋滞、横浜町田インターチェンジ付近の16号・246号立体交差工事はいつ終わる?
ココがキニナル!
『横浜町田インターチェンジ』周りの工事、いつ完成?周囲のショッピングスポットは?/コンクリートの塊があった246立体交差の様子は?(うまんちゅさん/くるん♪さん/NEOたぬきさん)
はまれぽ調査結果!
1969年に都市計画決定、2003年度に工事開始の立体交差工事は日中の交通量が多いため12年続いている。完成は2015年度内予定で、詳細な時期は未定
ライター:山崎 島
ででで
まずは件の工事はいったいどんなものなのかというと・・・
これを(川崎国道事務所HPより)
こうするのさ!! (川崎国道事務所HPより)
おお、道路が3段になるの・・・うちの近所が未来都市っぽくなるなあ。じゃなくて、詳しく説明するとこんな感じ。
はいこちら(川崎国道事務所HPより)
国道16号線の全体図。横浜市を起点として、相模原市、東京都八王子市、埼玉県、千葉県をぐるっと結んでいる。全長は約331km。ほほう、便利な道路ですな。噂の立体交差の工事をしている部分は上の図の赤色の部分で事業区間は約2.1km。
ここです(川崎国道事務所HPより)
ここら一帯は国道16号と国道246号が交差してる上、近くには東名高速のICもあるという、見ただけでもごちゃごちゃしているのが分かる場所なのだ。
現状を図説で(川崎国道事務所HPより)
3つの道路が丁度交差する、東名入口交差点で慢性的な交通渋滞が発生している。
今は国道16号を通って八王子方面から横浜方面へ向かう際、約3kmをだいたいの車が28分かかって通過している。時速40kmの車だったらだいたい5分以内に移動できる距離なのに・・・けっこうな渋滞が慢性化している様子。
この工事では、国道16号を高架にして交差点の上に通し、まっすぐ横浜方面へ行けるようにして交通量を分散させるのが目的。
イラストだと分かりやすい(川崎国道事務所HPより)
ここはかつての戸塚原宿交差点と共に、県内トップクラスの渋滞ポイント。なんと1969(昭和44)年に国によって工事をすることが「都市計画決定」されていた。それから32年後の2001(平成13)年に「都市計画変更」で現在の立体交差が「具体的」に計画され、現場で工事が始まったのは2003(平成15)年。工事決定から開始まで、30年あまりの空白がある。昔から交通量が多く、渋滞ポイントだったにも関わらず、こんなに時間がかかっているのはなぜなのか?
仮置きされている資材からは結構立派な植物が生えている
「どの工事もそうなのですが、都市計画決定されても実行に移されるまでには、普通時間がかかります。なのでこの工事が特別なわけではありませんし、事業の優先度は事業化してしまえばどれも重要度は同じです」と大上さん。
都市計画決定されても、用地買収や測量などがあり具体的な工事が始まるまで長い時間がかかるうえに、土地によっては地盤が弱かったり、歴史的な遺跡が出てきたり、なかなかスムーズにはいかないことが多いのだそう。
16号線町田立体交差の工事は「幸い地権者の方々にご理解いただけたため、用地買収はスムーズにできましたが、なにせ交通量が多い上にう回路が無いため、日中は交通規制がかけられず、工事に時間がかかっています。交通規制を伴う工事は現在、夜間のみで進めています」とのこと。
川崎国道事務所としても、工事が渋滞の原因の1つになっていることは把握しているそうで、早く解消できるよう、慎重かつ効率よく工事を進めるよう善処しているという。
森羅万象ゲームのネタも尽きる渋滞、早く解消されますように
ちなみに、町田立体交差の工事、事業費用については非公開。完成時期は紙面上では平成27年度内ということになっているが、詳細な時期はいつになるか未だ分からない。
投稿にあった「やっと完成しそうです」という内容に関しては「まだ完成は先です。もしかしたら2015(平成27)年3月に完成した圏央道と国道246号とかぶっている部分がありますので、圏央道のことをおっしゃっているのかもしれません」とおっしゃっていた。また、放置されていたという「コンクリートの塊」については「見当が付きません・・・何かの資材か建築物でしょうか・・・国土交通省は交通の妨げになるようなものを、道路に放置したりはしないです」とのことだった。
そうなんですねえ
また、この工事に対してのクレームなどはあるのか伺うと「あるが年に数件程度」だそうで「人や場所によって渋滞に対する感覚が違うため、ひとくくりにできない」ともおっしゃっていた。ちなみに、個人的にキニナっていた渋滞の定義について質問したところ「一般道では、車の速度が時速10km以下、高速道路では時速40km以下になると渋滞とされています」とのことだった。なるほど。
供用開始後にどのくらい渋滞が緩和されるかどうか、明確な予測数値は公表しておらず「供用開始後、正式に効果測定します」とのお答え。・・・山崎の母の期待もあるので「0分」でお願いします!
町田立体交差、完成すると渋滞の緩和だけではなく、環境保全や防災や緊急時の輸送路の確保にもつながるそう。計画が出てから42年。早く完成されて住みよい街になると良いな。
そして、この工事に伴い道路周辺の開発はあるのか、青葉区役所区政推進課に問い合わせてみたが、今のところ計画は無いとのこと。
どうやら良いことが
たくさんあるみたい
道路利用者の声
では実際、東名横浜町田IC付近の国道16号、246号を利用している方はどのようなご意見をお持ちなのだろうか。現場周辺で聞き込みをしてきた。
現場からほど近い某スーパー銭湯に来ていたHさん(50代女性)は、毎日町田方面から横浜方面へ国道16号を通って会社へ行かれる。「家から職場まで、スムーズにいけば約20分で着くのですが、渋滞があるので毎朝時間に余裕をもって出発しています。ですがひどい時は1時間かかることもありました。行きも帰りも渋滞だし、辛いです。仕方無いことですが工事関係の車も通り、渋滞の原因になっているのではと思います。本当に早く完成してほしいです」とおっしゃっていた。
そういう渋滞もあるのですね
それから、国道16号沿いの中古車販売店にお勤めの男性にもお話を伺ったが「私たち従業員だけでなく、お客様に大変な思いをさせてしまうので、早く工事が終わってほしい」とおっしゃっていました。
都市計画決定がなされてから約40年以上もかかっている、国道16号の町田立体交差の工事。交通量が多い中、スピーディーに工事を進めるのは難しいと思うが、渋滞を緩和する工事が10数年も渋滞の原因になっているのも本末転倒なので、ぜひとも早く完成してほしい。
取材を終えて
うーん、やっぱり当事者じゃないと分からないことが多いよなあ、と思った。
―終わり―
タローさん
2016年06月20日 23時10分
コンクリートの塊の事を知らなくて当然かと。何十年前の計画ですし。特に国道事務所じゃーしょうがない。 なぜなら、あの塊は都道の計画道路の橋脚ですからね。横浜方面から来てあそこで分岐、町田街道方面へそれる都市計画道路があるんですよ。 だから逆スロープと言われてますが、実は逆ではありません。何故、頓挫したのかは整備局へお尋ねされてみては?おそらく、バブル時期と重なっっていた事や、地権者、費用対効果、町田街道や駅周辺の渋滞などが考慮されたのではないでしょうか。何でもかんでも公務員を目の敵に責任追及するのはいかがでしょうか。 まぁ、担当者の方も知識としてお持ちになられていたら良かったのかもしれませんが。 見事なお門違い。因みに、東京都の都市計画図にはフツーに載ってます。
arukazanさん
2016年02月15日 06時36分
南町田近くにあったコンクリートの塊の事を、担当が知らなかったという事が驚き。どんな計画があって、逆傾斜のスロープがあったのか、事務所も責任感を持って、明らかにして欲しい。
いぬさん
2015年07月27日 17時54分
原宿は今でもけっこう混んでるよね