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日本初! 横浜市繁殖センターでふ化に成功した絶滅危惧種の野鳥「ミゾゴイ」とは?

ココがキニナル!

横浜市繁殖センターが日本で初めて絶滅危惧種に指定されている野鳥「ミゾゴイ」のふ化に成功。今後の展望は?(はまれぽ編集部のキニナル)

はまれぽ調査結果!

横浜市は「ミゾゴイの保全に大きく貢献する一歩」と評価。最終的には野生での保護活動を目指すが、当面は同じ環境下で再度ふ化させることが目標

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ライター:はまれぽ編集部

日本で初めて!



生まれたひなは繁殖センターで飼育している。市川所長も長谷川課長も「初めてのペアリングで『うまくいった』というだけ。今後、順調に(ひなが)増えていくかについては、簡単な取り組みでない」と気持ちを緩めない。日本初の偉業だが、手探りなことの方が圧倒的に多いからだ。
 


ひなが飼育されている繁殖センター
 

現在、国内で飼育されているミゾゴイは10羽のみ。そのうち、繁殖センターが3羽、野毛山動物園が4羽。残る3羽は宮崎県の「フェニックス自然動物園」で、メスは識別不能な個体1羽を除いて1羽しかいない。

このため、飼育例が少ないことに加え、生物学的レベルで掘り下げたデータを持っている公的機関がほぼないのが現状で、長谷川課長によると「分からないことだらけ。何が分からないかということも分からない」のだという。
 


野毛山公園で飼育されているミゾゴイ。特別に飼育舎で撮影
 

センターや動物園など、本来生息する場所以外での飼育は「生息域外保全」と呼ばれており、主な目的はミゾゴイの生態を把握すること。最終的には野生に帰し、一定の範囲内での活動を行う「生息域内保全」を目指す。
 


自然の中での保全が最終目標
 

しかし、前述のようにミゾゴイの生態については公式なデータが少ない。今後は環境省などとの連携も視野に入れるが、市川所長は「個体を確保しておくことにも意義がある。当面は同じ環境下で再度ふ化できるかが課題。繰り返しふ化ができるようになれば、生態も分かってくるのでは」と話す。
 


危険が迫ると直立不動で擬態するというミゾゴイ
 

市川所長によると「かつては横浜の里山にもいたかもしれない」というミゾゴイ。「科学的興味は尽きない。日本古来の鳥なのに見たことがあるという人が少ないので、もっとミゾゴイのことを知ってほしい」と話している。

また、長谷川課長は「日本で初めてふ化に成功したということで、ミゾゴイの研究において、横浜の役割は重要なウエートを占めてくる」と気を引き締めた。



取材を終えて



「日本初」ということは、先例がないということ。保全するには、さまざまな困難にぶつかるかもしれない。試行錯誤を繰り返し、時間も労力もかかるだろう。しかし、横浜には熱い気持ちを持って、その課題に立ち向かおうとする人たちが集まっている。

ミゾゴイの保全は、まだ始まったばかりだ。
 


野毛山動物園で展示されているミゾゴイは「ミゾタロウ」
 


―終わり―
 

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  • 何度か野毛山動物園でミゾゴイはガイドも聞いているけれど、知名度が上がったからではないと思うのだが、参加者が減っています。鳴き声だけは良く聞かれていたらしく、呻き鳥や牛鳥と呼ばれていたそうです。しかし、一度も聞いたことがありません。

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