中畑監督が退任宣言、2015年横浜DeNAベイスターズの最終戦の様子をレポート!
ココがキニナル!
10月2日の高橋尚成投手の引退セレモニーと翌3日の2015年横浜DeNAベイスターズの本拠地最終戦のセレモニーはどんな様子?(はまれぽ編集部)
はまれぽ調査結果!
先発登板の高橋は打者1人と対戦。試合後は、ファンへの感謝を伝えた。最終戦セレモニーでは、満員のスタンドから「キヨシ、辞めるな」の声が飛び交った
ライター:田中 大輔
今季最後のお楽しみ
その後、一旦選手たちはベンチへ下がり、グラウンドではロビン・ザンダーの『In This Country』をBGMに、今季を振り返る映像が上映された。
毎年のことながら、いいシーンだけをつなげたなあなあの映像ではなく、厳しい場面、苦しい場面からも逃げない編集だ。
交流戦3勝14敗1分の図。こんなシーンも交えながら
続いては、ハマスタの名物にもなりつつある花火と光を使った演出が「ファイナルセレブレーション」と銘打たれ、開催。
横浜の空を彩る花火とレーザー光線
今季最後の幻想的なショーを心に焼き付けた後は、選手たちが再び登場。ハマスタを一塁側からライト、レフト、三塁側へとぐるりと一周した。
この日の試合でもホームランを放った梶谷選手
シーズンを通してチームを支えたルーキークローザー、山﨑投手
監督は「辞めるな」の声を聞きながらスタジアムを一周した
選手たちへの声援はもちろんだが、なにより大きかったのは中畑監督への「辞めないで」の声。監督の胸の内にもさまざまな思いがあったはずだが、それでも笑顔を絶やさず、ファンと最後の触れあいを楽しんだ。
今シーズンを振り返るファンたちの声
これにて今シーズンはおしまい。
最終戦をスタンドから見守ったファンたちに、今季を振り返ってもらった。
やはりここでも聞かれたのは「キヨシ、辞めるな」の声。
「毎試合、楽しかった」とAご夫妻
こちらのご夫婦は、「結果的に最下位だったけど、点を取る試合も多くて充実した内容で、応援も盛り上がった」とペナントレースを振り返り、「中畑監督のおかげ! 辞めてほしくない!」とのこと。
もう一組のご家族は、奥さんが阪神ファンからの鞍替え。
横浜ファンの旦那さんと一緒に試合を見ているうちに「弱かった時代の阪神と重なって見えた」そうで、「今年は優勝するかも」とトラに別れを告げたそうだ。
トラからハマへ。今では一家で横浜ファン
最下位の成績にも「前半戦は夢のようでした。楽しかったです」と満足した様子で話してくれた。
取材を終えて
不思議なことに、最下位という結果に悲観しているファンがあまりいない。
まぁ、それも良し悪しではあるが、それよりも序盤の快進撃に“ 何か ”を感じたファンの方が多いようなのだ。
DeNA体制になって4度目のシーズンが終わった。
その前の数年を思えば、確かに、順位は別としてちょっとずつ希望が見えてきているのは間違いない。キヨシ監督が残してくれたものだってたくさんあるはずだ。
ファンはしばし、DeNAベイスターズの試合のない退屈な日々を送るかもしれないが、チームは5年目に向けてすぐに動き出す。新しい指揮官を迎える5年目に、だ。
そういう意味では、来年はターニングポイント。
DeNAベイスターズとして迎える初めての転換点。
だからこそ、ファンの人にの中にはもうこの言葉を聞きたくないという人もいるだろうが、敢えて言っておこう。
来季こそは!!
—終わり—
ホトリコさん
2015年10月06日 12時56分
マリノスとは違って降格しないから、暫定一位から最下位でシーズン終わっても悲壮感が余り感じられなかったのかと、誤解しそうだが個人的には暫定最下位から優勝なら過去の低迷期も演出だったのかと許せそうだが、逆なのにポジティブなところは見習う必要がありますね。