「入ってはいけない」中華街食べ放題はこんな店! 経営者が覆面座談会で中華街の裏事情を告白!
ココがキニナル!
最近、中華街に食べ放題のお店が増えているけど、いいお店の見極め方ってあるの?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
呼び込みが私服で店の敷地をはみ出して「一番おいしい」とか、姉妹店をかたる場合は要注意。横浜中華街発展会協同組合のプレートがあれば安心
ライター:はまれぽ編集部
「うちが一番安い・おいしい」が一番ダメ!
「私服で路上まで来て声をかける客引き」の手口は悪質なのだという。
今回集まってくれた経営者の一人、Aさんが聞いた話では、ある有名店に行列している客に「うちはここの姉妹店だから」と声をかけて、強引に店に連れて行ったというケースもあるそう。
私服のまま路上で声をかける店員の店が危ない(写真はイメージ)
Aさんによると、中華街のなかで料理人が移動することも多いという。前述の店について後から調べると、実際にAさんの店で勤めていた点心の職人はいたが、点心を作っているだけで姉妹店と認めたこともないという。
金額に関するトラブルも後を絶たないとBさんは嘆く。私服の客引きに「うちが一番安くておいしい」と言われて1600円ほどの食べ放題にしようと思い入店。しかし店内で「みんなこっちのコースを頼んでいる」と強引に勧められ、最終的な会計は2人で8000円になったケースもあったという話をしてくれた。
「一番」が一番危険(写真と本文は無関係です)
これまで強引な客引きが横行する理由についてAさんとCさんは「客引きがお客さんを一人連れて来ると歩合が出るというシステムを取っている店もあると聞く」と証言。一度、発展会が強引な客引きをしている店のオーナーに問いただしたところ、知らぬ存ぜぬを通されたと憤りを隠さない。
「根深い問題なんです」と話す3人
Bさんは「一つの店がそういう強引なことをすると、その店でなく『中華街はひどいところだ』という評判になってしまう」と指摘。
その上で「『食べ放題が中華街を悪くしている』という評判は自分たちの耳にも入っている。中華街全体を盛り上げていくための努力は、われわれも発展会も必要」と話す。
発展会の役割も大きい
失敗しない「食べ放題」の選び方は?
最後に「失敗しない食べ放題」について、お店の選び方と、実際のメニューの注文の方法を聞いた。「一番安心なのは発展会に加盟している店ですよ」と3人。
「あと、企業努力しているお店はホームページなどで独自の情報を発信していますね」という意見も。
はまれぽで紹介した大珍楼は自社でテレビ番組も作成!
「それでも絶対に失敗したくない人は事前に3店舗ぐらい候補を調べておいてください。そうして実際に中華街に来た時に、店頭に立っている場合は店員の態度や服装、お店の雰囲気を確かめてから入ればいいですよ」とBさん。
「そうすれば、例えばカップルで来てどちらかの口に合わなかった時『次はあっちのお店に行こうね』なんて話にもなるじゃないですか。会話のきっかけもできて、けんかにもなりませんし」と、今までの厳しい表情とは一転して穏やかな笑みを浮かべながら「裏ワザ」と教えてくれた。
「そうすればまた中華街に来てもらえますしね」とBさん
注文する量や順番については「中華料理は冷めてしまうとおいしさが半減してしまうんです。一度に注文するのは5~6品が良いと思います。順番はいきなりチャーハンや麺類、点心など主食を食べちゃうとお腹が膨れるので、前菜、スープ、主食といったコースを組み立てる気持ちで注文すると、食事の楽しさが増しますよ」とのこと。
少量ずつ
自分でコースを組み立てられるのも「食べ放題」の楽しみ!
一口に「食べ放題」といってもさまざまな価格帯があるが、Aさんは「人間の一度に食べられるカロリーって決まっているんです。お肉系や炭水化物を多めに食べれば、すぐにお腹がいっぱいになります。安価でやっているところは肉系のメニューが多いですね」と、経営者的な視点でアドバイスをくれた。
食べたいメニューがあるかを見て判断するのもあり?
3人は「中華街は間違いなく楽しいところで、自分の気分に合わせてお店を選ぶことができる。確かに最近増えてきているが、しっかり見極めることができれば、食べ放題は一概に悪でない」と結んだ。
取材を終えて
雨後の竹の子のように乱立する「食べ放題」の店の中で、差別化を図ることは困難を極めるが、それこそが企業努力であろう。
今回の取材を通じて、近年これほどまでに食べ放題の店が増えてきた理由の一端も垣間見られた。近々その理由を皆さんにお届けできればと思う。
きょう10月10日は「雙十節(双十節=そうじゅうせつ)」という中華民国の建国記念日に当たる日。
中華街全体でも盛り上がる!
3連休中も含め中華街に出かけて「失敗しない店」で食べ放題を堪能しながら、気長に待っていてほしい。
―終わり―
だ~さん
2020年02月10日 11時07分
大珍楼に昨年秋頃行きましたが、取材等の時と通常時で料理のレベルが違うのでは無いでしょうか?それか、日により調理人が違く、調理人により味がだいぶ変わるか。スープや麻婆豆腐のレベルが家庭レベルです。マンゴープリンが唯一美味しかったです。でも2度目は無いと思いました。
けんちん汁さん
2018年02月13日 21時08分
神戸の南京町(中華街)で入った店も、呼び込みこそなかったもののもう行かないかなと思う味だった。横浜の中華街でも、子供の頃に入った路地の店は美味しくなくて、結局親と「うちの駅の近くの中華屋の方が美味しかったね」と話したのを覚えています。時代は違いますが、そんな記憶を思い出しました。
s.shinysさん
2017年10月28日 17時04分
個人の意見も匿名だと意味ないし マスコミみたいに なれ合いを持たない情報会社が覆面リサーチしてほしい ある条件を同じにして 例 覆面リサーチ 男女3名 一人2500円オーダーバイキング 同じ風メニュー9品 を3店ほどで行い 味ではなく好み評価で点数を細かく付 総合1位の店に 今度は公式に取材で おなじ料理が同じように出るかを見たい