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綱島にある怪しさ満点のタイ料理店「タイタニ」に突撃取材!

ココがキニナル!

綱島にあるタイタニというタイ料理屋がキニナル。店内は昭和なレトロなのに、なぜか水牛の角があったり怪しさ満点。器は100円ショップ調達?でも出される料理は絶品!是非取材を!(輪太郎さん)

はまれぽ調査結果!

タイ南部、スラタニ出身のご主人がこだわる本場の味は辛さと美味さが絶妙! 怪しげな内装とは裏腹の本格的なタイ料理を楽しめる!!

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ライター:はまれぽ編集部

タイ南部の本格料理とは?



店主の料理は店主の祖母から受け継いだもの。「今、日本にあるタイ料理のほとんどがタイ東北地方のもので南部のものは珍しい。祖母から受け継いだ本格的な南部料理はかなり辛いよ。辛いの大丈夫?」と店主は笑う。

本場の味を再現する上でやはり食材や調味料には特に気を使っているそうだ。顔見知りの輸入食料品店などから定期的にタイの食材を調達しているとのこと。
 


店内にもタイの調味料や飲料などが並んでいた
 

コブミカンの葉など、あまり耳にしたことのない食材も使用している

 
「本場の味を再現することが重要。辛さを抑えてとか、辛さを足して、とお客さんに頼まれてもすべてに答えることは出来ない。これがおばあさんの味、本場の味だから」と店主はなによりも本場の味にこだわりをみせていた。

また筆者はタイ料理といえばパクチー(コリアンダー)など香草を多用している印象があった。しかし店主は「タイだとパクチーはあくまでも添え物。パセリみたいなものだよ」と意外な答え。「うちも別盛りで提供(200円)するけど、日本独自の発展の仕方という気がするよ」とのこと。
 


特に女性はパクチー好きだよね(フリー画像より)

 
ここまでお話を伺うとキニナルのはやはり「本場の味」。ということでおすすめの料理をご提供いただくことに! タイ南部の味とはいったいどんなものなのだろうか?
 


店内に飾られた象の置物や・・・
 

シンハービールのポスターを見ながら待つこと数分

 
1品目、タイ南部名物激辛鶏肉炒め「クワクリンガイ(900円)」が登場。
 


こちらは撮影用で少なめ

 
早速一口いただく。タイから取り寄せたカレーペーストを使い炒められた鶏肉が香ばしく食欲を刺激する。やわらかくて食べやすい。美味しい美味しいと一気に食べ進めていたら、すぐに辛みが舌を刺激しだした。辛い! でも美味しい。

添えられたキャベツとキュウリは箸休めとしての効果もある。辛い鶏肉炒めを食べ、キャベツやキュウリで舌を休ませるのだ。

辛い! 美味い! と言いながら食べ進めていると続いての料理が!
 


人気のカレー2品
 

鶏肉入りマッサマンカレー(800円)
 

投稿にもあった豚軟骨入り激辛スープカレー(900円)
 

一口にカレーといってもまったくの別物
 

タイではフォークとスプーンで食べるそうだ

 
まずは甘口で子どもでも食べやすいマッサマンカレーからいただく。
 


タイ米にかけていただきます!

 
ピーナッツやタマネギ、ジャガイモなどがはいったマッサマンカレーは甘みが強い。確かに子どもが喜びそうな味だ。もちろん、ただ甘いだけでなく旨みとほのかな辛みが後を追ってくる。
 


スプーンをナイフ代わりにして鶏肉をほぐす

 
鶏肉もやわらかく、味が染みていた。
総じていつも食べているカレーとはまったく別物。ただほのかに慣れ親しんだカレーの風味も感じられた。不思議な、でも美味しいカレーだった。

続いて店主も奥さまも「辛いけど本当に大丈夫?」と心配しながら用意してくれた豚軟骨入り激辛スープカレーに挑戦。
 


色味としてはマッサマンカレーのほうが辛そうだけど・・・
 

いただきます!

 
カレーの風味は感じるが、これもいつものカレーじゃない。こちらにはバジルやコブミカンの葉といった香草や7種類ものカレーペーストが入っているそう。確かに複雑な旨みが強烈に口内を駆け巡っていた。
 


絶品の豚軟骨。やわらかく口の中でとけていく

 
でも言うほど辛くないよね・・・と余裕を見せていたのもつかの間。きました! 口の中とのどが痛くなるやつ!!

食道を通り、胃袋に到着するまでがリアルに伝わる熱さと辛さ。
 


こんな立派なトウガラシが入ってるんだもんなあ

 
タイ南部、本場の洗礼を浴びてむせ返る筆者を横目に、「大丈夫」と半笑いで心配してくれるお二方。
 


ね? 辛いでしょ

 
辛いです。でも美味いです。と何とか食べ進めた。

撮影用に少量にしてもらっていたとはいえ、そろそろ満腹になっていた筆者の前に、これもおすすめだよとプレートが置かれた。
 


鶏肉のバジル炒めごはん「ガオガパオガイ(840円)」

 
タイで有名なレストランの味を参考につくられたガオガパオガイは、濃い目の味付けでご飯が進む。ナンプラーなどで調理するがそこに日本の醤油を少し足すことで日本人にも食べやすい味付けとなっている。
 


半熟玉子の黄身と混ぜていただく

 
満腹気味だったが食欲をそそる味付けが胃袋を刺激し、食べ進められた。
美味しいものはどれほど満腹でも美味しいのだ。

ごちそうさまでした!
 


同店ではランチメニューやディナーメニューも用意されている

 
今後は特にランチを強化して、より多くの人に本場の味を楽しんでもらいたい、とお二方。いつもと一味違うタイ料理を味わいたいとき、ぜひ思い出して欲しい。

最後に「ちなみに器って100円ショップのものですか」と尋ねると「そういうのもあるけど、全部じゃないよ」と笑いながら答えてくれた。この朗らかな人柄も同店の大きな魅力の一つだと筆者は強く感じたのだ。



取材を終えて



店主の故郷、スラタニとは幸せの国という意味があるそうだ。
 


1歳になる息子さんと

 
日本で幸せを掴んだ店主。本場のタイ南部料理で私たちにも幸せを届けてくれるだろう。


―終わり―
 

タイタニ
住所/横浜市港北区綱島東1-1-6 J.C古市ビル2F
電話/045-547-9310
定休日/火曜日
*火曜日が祭日の場合は営業・翌日の水曜日は休業*
営業時間/ランチ 11:00-15:00
ディナー 17:00-23:00(ラストオーダー22:30)
URL/http://thai-thani.net/
 
 
 

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  • 「山頭厨房」ではなく「山東厨房」ですね。店名は特にチェックを。

  • このお店、定食のCPがよくて、味もマジうまいですよ。女性の方の日本語がアレなので、ちゃんと注文がつたわらないことがちょっと。

  • この店、立て看板と国旗が目に付くだけで、友人に指摘されるまでレストランだとは気付かなかった。もっと分かりやすく宣伝してね。それから細かいことだけど、この店は外税表示だから、千円のオーダーをすると1080円請求されるよ。

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