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トラックの中で串揚げ!? 石川町の裏通りの立ち飲み屋台「濱元」に突撃!

ココがキニナル!

石川町の裏通りに、駐車場に車を駐めて営業する飲み屋があると聞きました。工事用の足場を組んでビニールをかけて営業しているようで、どんな物が出るのか気になります。(bjさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

工事用の足場を組んで店を作った串揚げ「濱元(はまげん)」さんはマナーと酒の飲み方、常連客を大切にする粋な店主のいる立ち飲み屋だった

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ライター:カメイアコ

郷に入れば、郷に従え


 


料理の注文は紙に書いて渡そう

 
ご新規さんはお店の注意事項を必読。まずはシステムを覚えよう。今回は特別に店主のおすすめを見繕ってもらってもらい、その間にこだわりのパン粉を見せてもらうことに。
 


まるで粉雪のよう

 
細かいパン粉として売られているものをすり鉢でさらに細かくするそうだ。そうすることで衣はさっくりと軽くなり、カロリーも抑えられるので、女性にもおすすめなのだという。
 


ときおり空気に触れさせながら、衣にうまみを閉じ込める

 
「“太平洋”くらいの油で作る揚げ物は最高。たっぷりの油で揚げるべし」と店主。油がもったいないし、後処理が面倒という理由で玉子焼き用フライパンを使って揚げていたと自白すると、店主も苦笑いを浮かべていた。
 


ワゴン横から受け取る
 

アツアツ

 
ご用意いただいたのは左から「玉ねぎ」、「チーズちくわ」、「串カツ」の3種類。串揚げは全メニュー100円だから懐にも優しい。
 


継ぎ足しで作られる秘伝のタレ

 
中央にはタレ壺、塩、しょうゆなどの調味料類が置いてある。味付けをこちらのカウンターで済ませてから各自テーブルに持って行こう。根元までしっかりつけてちょうど良い味加減なので、たっぷりつけること。口をつけてからの2度付けは厳禁なので気を付けよう。
 


じゃぷん

 
こんな風呂に私も浸かりたい、という独り言は寒風に流されていく。いわゆるソースのようなくどさはない。テクスチャーも粘度が低くサラッとしているのだ。サクッとした薄衣に合うさっぱりとしたしょうゆだれで、ほどよい甘みと酸味が素材の味を引き立てる。

個人的な串揚げのイメージは「こってり、油くさい、3本くらいで胸やけ」だったが、同店の串揚げは「あっさり、軽い、全メニューいけるんじゃない?」だ。
 


ご新規さんはまず「串カツ」を食すべし

 
同店のおすすめはメニュー表トップに君臨する「串カツ」だ。幾多の飲食店を経験してきた店主いわく「初めてきたお店では、看板メニューを頼むのがいい。それを頼まずして、何を頼むのか。店の代表的な味を試してみて」とのこと。

確かにラーメン屋でも「迷ったら食券機の左上を押せ」という説を聞いたことがある。食券機の左上が、店がすすめる一杯と言われているためだ。まずは店の味を知ることが、自分の行きつけをつくる第一歩なのだ。



店の味が分かったら、好みの一品料理を見つけよう



看板メニューを食べた後は、おすすめの一品料理をいただくことに。まずは「ジャガイモバター煮(350円)」茹でて柔らかくしたジャガイモを、さらにバターで茹でて完成。
 


ふんわりとバターが香る

 
ジャガバターのように大味ではなく、とっても上品。お好みで塩をかけて食べよう。ちなみに高級料亭で提供された料理からヒントを得たという一品だ。

お次は、アタリメを水で戻し、みりんと酒で味をととのえ、軽く炙っているという「アタリメソフト焼き(500円)」をいただく。
 


「こういう人間になりたい」

 
と編集部・山岸が迷言を残すほど味わい深い。水で戻したことで香りや味がマイルドになり万人向けかと思いきや、酒飲みが好みそうな深みをしっかり残している。イカ焼きとアタリメのいいとこ取りという印象。今年一皿目のクリティカルヒットだ。

いただいたすべての料理に一工夫、一手間がほどこされ、価格帯にも並々ならない努力を感じる。私だったら派手なポップを掲げて、大々的なHPも開設してアピールしまくるだろうに。
 


しかし店主、多くは語らない

 
気に入ったらまた来て、この言葉にすべて集約されているのだろう。店主の丁寧な仕込み、調理センスは直接舌に伝わってくる。そこにプレミアムを感じた人が常連となり足しげく通うのだ。
 


ワンちゃんと一緒の来店もOK

 
散歩中に立ち寄れるのは愛犬家としてうれしい。ライオンやヒョウもいいよ~なんて冗談も飛んだが、キリンは天井に引っかかるのでNGとのこと。くれぐれもキリンは連れてこないように。
 


目立つところにステッカーを貼ってくださった

 
濱元さん、実はとてもオープンで親しみやすい立ち飲み屋なのだ。夜な夜なマナーをわきまえた紳士淑女が集まるので、立ち飲み屋初心者も挑戦しやすいのではないだろうか。



取材を終えて



飲み方には、その人の生き方が表れる。これまでどんな経験をして、どんな出会いがあったのか。たかが酒、されど酒。つまみの頼み方一つでも好きな人に幻滅もすれば、惚れ直したりもする。酒場の奥深さを再認できた、そんなお店だった。

※新規の来訪者には「はまれぽ.com見た!」で、1人につき串揚げ2本をサービスしてくださることに!! 2016年1月中までの出血大サービスをお見逃しなく。


―終わり―
 

店舗情報
店名/串揚げ 濱元
住所/神奈川県横浜市中区石川町1-14-7
電話番号/090-4616-3978
定休日/無休(悪天候は休み)
 

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  • 現在ホットドッグ屋はやっておりません。串揚げは全品130円に値上げになりました。悪天候以外でもやっていないことが多いので遠方から来られる方は注意が必要です。

  • 冬は勿論、夏もビール飲み過ぎの場合トイレが無いのが辛きですね。近くに有るのかな?

  • 寒い冬場こそ行ってみたいお店ですね。こんな地元のネタこそはまれぽの持ち味だと思います。串揚げ2本もサービスって、お店潰れちゃわないか((((;゜Д゜)))

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