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鎌倉?横浜?はま旅Vol.26「大船編」

ココがキニナル!

横浜市内全駅全下車の「はま旅」第26回は、新と旧の入り混じる大船駅。この駅の半分は横浜でできている。

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ライター:ほしば あずみ

銘菓「かるがもサブレ」


 
青木神社の前を通るのは鎌倉街道という古い道だったが、ここから県道203号線側へ移動。
県道沿いにあるのが、「ポンドール洋菓子店」だ。
 


入った瞬間に甘いにおいに包まれる

 
お店のおすすめは、手焼きの「かるがもサブレ」。ネット販売はしていないが、電話やFAXの注文で全国発送を受けつけている。九州から注文される事もあるそう。
 
だが基本は地元に根ざした販売。
「それで33年やっているの。だからインターネットには載せたくないのよ」との事。というわけで顔出しはNG。
 
店内の焼き菓子やケーキもすべて、売り場のすぐ後ろで作られる。
作り手の顔が見えて買う人の顔も見える、というスタイルを大切にしていた。
 


売れ筋は旬のフルーツを使ったもの。季節ごとに変わってくる

 


焼き菓子も充実

 


これが「かるがもサブレ」。130円(税込)

 
親がも1羽、子がも2羽。見た目の愛らしさだけでなく、シンプルな原材料、驚くほどサクサクの食感、バターの風味とバニラのかおり。世にある○○サブレ系の中でも屈指の味わいだ。



鎌倉メークイン130円長野レタス100円


 
さらに駅方面に向かって進むと新しい巨大マンション群のすぐそばに、昔ながらの店構えで八百屋が。
店先では大きな樽でぬか漬けも売っていた。
 


屋号は「八百宗」。自家製のぬか漬けは、その時によって漬かっている野菜が違う

 
おばあちゃんのぬか漬けで育った干場はたまらずキュウリとナスを1本ずつ購入。合わせて130円だった。
 


「野菜はマンションの方もよく買っていかれますね」とおかみさん

 
戦後の配給時代からの八百屋だという。

「環境はすごく変わりましたね。いい時もあれば悪い時もあるし。魚屋や肉屋もあったんだけど、マンションが建つ前には辞めちゃって」
 


地場野菜は鎌倉市場、全国から集まる野菜は横浜中央市場で仕入れるそう

 
「うちは横浜市の小学校給食用に野菜を納めてるの。
だから品質管理はすごく厳くて、それと同じものを店に出しているから安心して食べてもらえますよ」



ぐるぐる橋を渡って天空の農園へ


 
八百宗の先にあるのが「笠間跨線橋」、この橋は地元では「ぐるぐる橋」と呼ばれている。
理由はいたってシンプルだ。
 


ごらんのように、ぐるぐるしている
 

反対側もぐるぐる。ちなみに歩行者用の階段はごく一般的な歩道橋のもの
 

工事用の看板も