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創業116年、レトロなトロッコがある鎌倉の老舗酒店「三河屋」に突撃!

ココがキニナル!

若宮大路に面した「三河屋本店」の敷地に鉄道のようなレールが引かれ、トロッコが今でも現役で活躍していると聞きました。いつから使われ、レールの奥はどうなっている?(まさしさん)

はまれぽ調査結果!

三河屋本店は1900年創業。関東大震災で焼失したが、1927年に現在の店舗が建てられた。トロッコはその当時から使用され、今も現役で商品の搬入に使用

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ライター:ムラクシサヨコ

店内を見学。蔵もトロッコも、興味深い!



では、ここで、店を見学させていただくことに。
 


趣のある店内
 

さまざまな種類の酒がそろう
 

一枚板でつくられた立派な看板
 

店の外にある昭和30年代につくられた冷蔵庫。今も現役だ
 

店と蔵の間にはトロッコのレールが走る
 

カーブする線路。この線路を作るのにはかなりの技術が必要だったのでは・・・?
 

奥にトロッコ発見。押してみると、けっこう重い!
 

店舗と同じく1927年に建てられた蔵
 

蔵の中には多くの商品が出番を待っている
 

蔵の天井はこんな感じ
 

蔵の奥にはお稲荷様が祀(まつ)られている
 

と、蔵を見学していたら、ちょうど、商品を搬入する酒造メーカーの方がやってきた! 使い慣れた様子で、トロッコを動かしていく。
 


空のトロッコを動かして・・・
 

商品を積んで、蔵へと運ぶ
 

トロッコについてたずねると、「いやあ便利ですねえ。商品が多いときなんかは、これがなかったら大変ですね」というこの方は、伊勢原市にある酒造メーカー、吉川(きっかわ)醸造さん。三河屋本店の看板商品である「原酒古都鎌倉」を卸している。
 


三河屋さんオリジナル!
 

昔ながらの製法で、すべて人の手でつくるこだわりのお酒で、売れ行きもよいのだとか。トロッコの上に段ボールを乗せて、すいすいと運んでいく。あっという間に蔵への搬入が終了した。

三河屋本店の建物は、トロッコ、蔵も含めて、鎌倉市の景観重要建築物に指定されている。かつてはそこかしこにあったというが、今では珍しくなったトロッコ。大事に次の世代に受け継がれることを願ってやまない。



取材を終えて



三河屋本店の建築は、遠くからみても近くから細部を眺めても、とにかく立派で荘厳な雰囲気。木と瓦の建築の美しさを改めて再認識した。いろいろと教えてくださった店主の竹内さん、偶然だったにもかかわらず、日本酒づくりについて教えてくださった吉川醸造さんに感謝。お酒はやっぱり、ディスカウントショップなどでなく、酒屋さんから買いたいものです。


―終わり―
 

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  • ブラタモリでタモリが訪れたら必ずトロッコ押して実演しただろうね。

  • トロッコ軌道を見たらワクワクしてきました。

  • 40年近くこのお店の前を通ってきましたが、今回初めて知りました。はまれぽらしい地元ならではの情報で大変興味深く拝見しました。こんな内容の記事を今後も期待しています。

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