隠れた名店とよばれる鴨居の小さなお弁当屋さん「台北」とは?
ココがキニナル!
緑区東本郷にある「台北」という台湾出身のご夫婦が経営している小さなお弁当屋さんは、実は数々の賞を受賞しているすごいお店だと聞きました。地元で買える隠れた名店としてとっても気になります。(ふくふくさん)
はまれぽ調査結果!
創業1999年「台湾家庭料理台北」は、お取り寄せグルメ決定戦で金賞を受賞。全国にファンがいて、豚角煮とエビシューマイが大人気。最寄りは鴨居駅
ライター:カメイアコ
金賞を受賞した小さなお弁当屋さん「台北」(つづき)
2009(平成21)年に楽天に出店し、2011(平成23)年に第1回目の「O-1グルメ決定戦」が開催されるという知らせが届く。約700店舗がエントリーし、ファイナルまで順調に勝ち進む。書類審査、試食、審査員の実食の流れで、食生活ジャーナリストの故・岸朝子(きし・あさこ)氏が台北の豚角煮を絶賛。家族が大切に紡いできた味が評価された瞬間である。
ファイナルに残ったお店は、すでに名の知れた有名店が多く、同店のような地域密着型の個人店はほとんどなかった。それも話題を呼び、テレビ取材の様子がニュース番組で放映された。金賞受賞後は、デパートの催事やイベントにぜひと呼ばれることも増え、ネットでの注文数も急増したそうだ。
近所のお客さんが録画してDVDで渡してくれたそう。当時の映像は動画サイトにもあるとか
「地域の方は、自分たちが金賞を取ろうが、取るまいが、全く関係ないみたいです。私たちは長く通ってくれているお客さんたちをがっかりさせないために、これまで通り、できる範囲で、おいしい台湾料理を提供しています」
通販が始まっても、出前やテークアウトに支障が出ない範囲で行っているという。安く売ることはほとんどしない。それでも通販サイトでも着々と常連さんを作り続けているのは、やはり味にある。
「通販で購入してくださるお客さんは、皆さん『おいしいもの』を求めています。人気の『エビシューマイ』は、あんを皮に包んで生のまま冷凍しているので、自宅で蒸してからお召し上がりいただきます」と藤池さんは話す。このひと手間加えることが台北の「おいしいものを届けたい」というこだわり。お客さんの口まで料理を届けて、ようやく台北の通販が完了するのだ。
時間がかかっても良いものを食べたい、そういうニーズに合致した
人気のツートップ角煮、エビシューマイをいただきます!
事前にお願いしていた豚角煮とエビシューマイをご用意いただくと、「ぜひビーフンも! お父さんの味です」といろいろ紹介してくださった。
次々にテーブルに運び込まれ・・・
あっという間に台湾料理で彩られた。豚角煮(店頭:475円、ネット:972円)、エビシューマイ(店頭:400円〈5個入〉、ネット:972円〈6個入〉)、米粉/ビーフン(店頭:475円、ネット:810円)、大根餅(ネットのみ:378円)をいただきます!
まずは金賞受賞の豚角煮
豚角煮、エビシューマイのレシピはお母さん考案の完全オリジナル。角煮って、個人的に脂身のバランスがとても重要だと思うのだけど、台北のはもう抜群! トロ、ホロ、ジュワ! の三層でうまみがお口の中に広がっていく。八角の香りとしょうゆの香ばしさで、これはもう白いご飯が最高に合う(エア白飯を左手に持ち、角煮をほおばりました)。
大人気のエビシューマイ
エビシューマイは、野菜がシャキっとみずみずしく、自家製挽き肉は塊肉をお店でミンチしている。そのため、細かくなり過ぎず肉感もある。エビもブラックタイガーの中でもランクが高いという黒タイプを使用していて素材にもこだわり、食感もぷりぷりで存在感がある。
こちらの大根餅も台北完全オリジナル。きっと一口かじったら驚くはず
こんな風に
うまみがすごい。大根のほどよい辛味に秘伝のレシピが味の奥行きを出す。しかも、台湾の米粉を使用しているので、食感も、かりふわ。
お父様特製のビーフンは、台湾産干海老やシイタケのうまみが鼻を抜ける
どの料理も藤池さん一家のかけがえのない味だった。本格台湾料理でありながら、どこか家庭的なやさしさを感じさせるのは、「美味しくて、作りたての味を届けたい」と考え、工夫を凝らした結果だと感じた。
取材を終えて
楽天やヤフーなどで販売を行っているが、現在、台北さん公式の通販ページを作成中とのこと! キニナル方は、今後チェックしてみて!
おすすめミックス弁当(650円)も、おかずいっぱいでおいしそうでしょ!
―終わり―
取材協力
台北‐タイペイ
住所/横浜市緑区鴨居3-26-27
電話番号/045-931-8122(要予約)
営業時間/11:00~14:00、17:00~21:00(材料無くなり次第終了)
定休日/月曜、第3日曜
HP/http://taipei-taiwan.jp/
ドロップさん
2016年09月24日 23時33分
台北懐かしい!2000年から10年ほどお店の近くに住んでいて、よくお弁当を買っていました。一人暮らしで足を捻挫し、台北でお弁当を注文して届けてもらいながら過ごしたこともありました。配達してもらえる金額になるよう、スープや一品料理も頼んで、三食に分けて食べてた…記事にもあるように、私も角煮弁当とシュウマイ弁当が大好きでした。中華なのに、きっちり美味しい煮物も大好き。今は楽天にも出してるんですね。買ってみよう!
三日坊主さん
2016年09月23日 17時13分
いいなあ、でも遠い(磯子区在)
てんてんさん
2016年09月22日 14時13分
勝手に記事にしたならともかく・・・TVほかメディアの取材に応じてるってことは、そういうことなので商売繁盛、なによりじゃないですか?