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川崎にある木造の超レトロ商店街「小向マーケット」って?

ココがキニナル!

川崎の小向にある「小向マーケット」、見た目がすごくレトロらしく、どんな様子なのかキニナル。今もやっているお店はあるのかな?(ところてん太郎さん)

はまれぽ調査結果!

川崎幸区の木造市場「小向マーケット」は、1953年に店舗が少ない周辺事情をうけてスタート。現在も洋品店や豆腐店、惣菜店など4店が営業している。

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ライター:岡田 幸子

豆腐屋さんに総菜屋さん、地域に愛される名店が密かに営業中



「大盛堂洋品店」をあとにしてアーケード通路に戻る。向かいではお茶屋さんが営業中だし、斜め向かいの「長岡屋豆腐店」でも店頭においしそうな大豆製品が並んでいるのがみえる。
 


1967(昭和42)年創業という「長岡屋豆腐店」

 
日曜祝日以外、毎朝5時から豆腐作りを始めるという「長岡屋豆腐店」さん。
 


店内の水槽に豆腐が泳ぐ、懐かしい店構えだ

 
九州佐賀県産大豆を使ったという完全無添加の豆腐(160円)と、生揚(160円)、がんもどき(100円)、油揚(80円)など、思わず買ってしまった。
 


だってどれもおいしそうで・・・

 
さらに、「小向マーケット」北西側の入口付近では手づくり総菜を扱う「大野屋」さんが営業している。こちらも日祝以外、午前11時から午後6時30分までの営業だそうだ。
 


「大野屋」さんは1961(昭和36)年創業とのこと


当初の2戸分を繋げて改装した店内は、ほかの店舗より広い

 
お店の方は「添加物を使っていない安心して食べられるお惣菜ということで、近所の人によく買いにきていただいています。ご要望を受けて最近始めたお弁当も好評です」とおっしゃっていた。
 


「ついついおまけしちゃうのよ」

 
毎日のようにお弁当を買いに来るという藤塚健二(ふじつか・けんじ)さんは、近くの介護保険指定事務所「ハートフル コスモライフケア」で働く福祉用具専門相談員さん。
 


おなじみさんとは会話も弾む

 
「昼ごはんは『大野屋』さんに頼りきっているから、祝日に休まれると困っちゃうんですよ」とのことだ。
 


「日替わり弁当」は好みの惣菜2品つきで510円


ずらり並んだ惣菜に目移りしてしまう

 
こちらでも、おいしそうな「さんまの梅煮(1切100円)」と「高菜の油炒め(200グラム350円)」「里芋の煮物(300グラム450円)」などをいただく。
 


夕飯GETだぜ!

 
ちなみに、「長岡豆腐店」さん、「大野屋」さんともに、「『はまれぽ』の取材で・・・」と声をかけると、「取材といえば以前JOYがきた!」とのお返事が返ってきた。

日本テレビ系列のお昼の番組『ヒルナンデス』の1コーナー「JOYの路線バスすごろく旅~箱根編~」2013(平成25)年4月の放送で、穴場スポットとして紹介されたらしい。

なんでもアポなしでの登場だったらしく、みなさん驚きながら対応されたとか。
 


「長岡豆腐店」には額に入れた写真が飾ってあった

 
バス停至近の「小向マーケット」、確かに「路線バスすごろく旅」にはぴったりだ。



取材を終えて



母手製の小さなポシェットに預かった小銭を入れ、アルミのボウルを抱えて豆腐屋へ走る・・・そんな子ども時代のおつかいの記憶が蘇る。

勇気を振り絞った「木綿一丁ください」のひと言が、あまりのか細さに聞き取ってもらえず、何度も言い直さなくてはならなかった、ちょっと酸っぱい思い出だ。
 


この場所の時間は、いつかの5時50分で止まったまま

 
思えばあの日からずいぶん経ってしまったが、「小向マーケット」のアーケード屋根の下に立つと、長い時間を飛び越えてあの日に帰ったような気がした。そんな昭和の郷愁を味わえる「小向マーケット」、願わくばいつまでもこのままでいてほしい。

購入したお惣菜に冷奴と炙ったがんも、生揚を添えた夕餉を囲みながら、しみじみとそう思った。ギリ昭和末期生まれの関本も「祖母の家を訪れたときのような、懐かしい気持ちと、日常のせわしなさを少し忘れて一息付ける場所でした」と話していた。
 


ごはんですよー!

 

―終わり―
 

取材協力
大盛堂洋品店
044-511-8441

長岡豆腐店
044-511-7546

大野屋
044-511-3769

川崎市幸区小向町7-3 小向マーケット内

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  • 札幌のまるやま市場、思いだしました。スーパーには、無い雰囲気子供ながら好きでした。

  • 私も子供の頃母親と買い物に行った町並みを思い出しました。

  • 私たち子供の頃の町並みはこんな感じえした。今と比べると決して豊かではありませんでしたが、温かいいい時代でした。

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