「田中邦衛」が昔から殿堂入り? 杉田バッティングセンターに突撃!
ココがキニナル!
杉田バッティングセンターに「田中邦衛」さんの札が昔からあります。お店の人に伺うと、ご本人とのこと! もしホームランを出してここに札が下がったら、何年間おいてあるのでしょうか?(エニグマさん)
はまれぽ調査結果!
ホームランを3本、または5本を達成した希望者だけが名前を掲げられるシステムで、掲示期間はケースバイケース。田中邦衛さんは殿堂入り会員。
ライター:細野 誠治
娯楽とスポーツの中心と、野球とその周辺がすべてだったころ(つづき)
「あとね、EXILEのHIROさんがね、子どものころに来ていたらしいんだよ。昔、この辺に住んでてさ。それで10年くらい前に「自身のルーツを巡る」ってやつで、テレビ局のスタッフと本人が来て撮影していったんだよ。
―えぇっ!? サインとか写真とか、ないんですか?
「母親が対応してね、貰わなかったんだよ。あと局からビデオテープもらったんだけど、なくしちゃった」
―それ、スゲー大事なやつ!!
いろいろな人たちが汗を流している老舗のバッティングセンター
ポップ作ったりオンエアー画像印刷して店内に貼り出して、楽曲ガンガン流したり・・・。
これ、上手く宣伝できたら“EXILEのHIROさん大好き系パイセン”の方々が店に列をなすと思うんだけどなぁ。
杉田バッティングセンターから 2016・冬
せっかくここまで来たことだし、バッティング体験をしていこう。
バッターボックス(ブース)は全部で10。球速は低速の70km/hから快速の130km/h(以上)まで。
「行けんべ? 余裕だべ?」と特に迷わず「快速130/h(以上)」へ
1ゲーム200円。ルールを守って楽しみましょう
1ゲームで飛んでくるボールは25球前後。アバウトなのは「時間制限式」と「球数式」の2種類の機械が混在しているため。
バッターボックスに立つなんて、何年ぶりだろ? ドキドキしてきた。
木村さんが懇切丁寧にレクチャーをしてくれる。
初心者や子ども(野球経験のないお父さん、大丈夫ですよ!)、女性だって安心してプレイできるはず。
バッターボックスからの景色(掲げたバットの先端左がホームランプレート)
木村さんがホームランプレートを指して言う。
「あのプレートはね、自動ドアの床に敷いてあるやつで、踏むと感知するセンサー使ってるの。だからプレートの真ん中辺りを、勢いよく当てないと判定されないんだよ」
ホームランプレートに見事に当てるとサイレンが鳴って、ピッチングマシン隅に置かれた黄色いパトランプが点灯するとか(バット振り回す、サイレンにパトランプ。激アツじゃないか・・・)。
細野はバッティング、いや金属バットには一過言ある。中学時代、隣の学校にカチ込む直前、友人のスイングが顔に当たって・・・って書いてて思い出したわ。俺の前歯がフッ飛んだのは鉄パイプだったわ・・・まぁいいや。
いざ。今週の名場面。「バッセンと俺」
・・・で。
当たんないの。いや、急速下げれば当たるんだけど(どっちだよ)、ファウルチップだったりゴロだったりでダメでさ、低速だとカンカンできてスカッとするけど(ここ重要。気持ちいいから!)、ホームランプレートにジャストミートさせるのは、かなり打ち込んで慣れないと難しいなと。
それでも久しぶりにやってみると実に楽しい。「温故知新」という言葉がよく似合う。
芯を捉えた瞬間、スカッとします
ストレス解消には持ってこいだと思う。こういう街のスポットは、本当に長く続いてほしい。どうですか?
「自分の体力が続く限り、続けるよ」と木村さん。
訪れて、幾度かボールを叩いて戻ると、お客さんたちの表情が違う。何というか、スッキリとしている気がする。ストレスが落ちた顔だと思う(自分もきっとそうだ)。
ファンと、オーナーの木村さんにとっても、かけがえのない場所なのだろう。
いい顔が見られるところ。そんなスポット
取材を終えて
かつて田中邦衛さん(HIROさんも)が通っていた杉田バッティングセンターは、雰囲気のある、実に心地よい場所でした。
また役者として、求められるそのときを待ちながら、黙々と身体づくりをしていた現場なのだと思うと、非常に感慨深いものがありました。
名優の通った施設、杉田バッティングセンター
最盛期に比べて、減っているという客足。
少子化の影響や、娯楽・スポーツの選択肢の多様化があるのかと。
それでも。
やってみれば楽しく、心奪われる人が大勢出てくると思います。
今回のキニナル、話のネタに、また癒しやストレス発散スポットとして太鼓判を捺させていただきますね。皆さま、ぜひ。
―終わり―
取材協力
杉田バッティングセンター
住所/横浜市磯子区上中里町299-2
電話/045-771-6178
営業時間/平日11:00~22:00(土日祝前日22:30)/土日祝9:00~22:00
定休日:年中無休
駐車場/9台完備
ばなぽんさん
2016年11月28日 01時02分
懐かしい!杉田原住民だから行ったことあります。当時から磯子プリンスホテルそばの自宅から田中邦衛さんが散歩がてらに来て、バッティングして帰っていたと聞いていましたが、ランニングだったのですね(^_^;)近々一度行ってみようかと・・・
うさぶーさん
2016年11月18日 17時39分
高1の春、1974年(昭和49年)に、近くの上中里町に引っ越してきました。まだその頃にはバッティングセンターは無かった気がします。前の道路も2車線で、笹釜道路が金沢文庫まで繋がっていませんでした。1985年に結婚して金沢区に越しましたが、1990年に氷取沢に引越し、1996年にはすぐ近くの杉田に戻ってきました。あの交差点は、しょっちゅう通りますが、いつも駐車場がいっぱいで、こんな所儲かっているのかなと思いました。信号で止まると、金属バットの音が良く聞こえます。今回取材していただいて一度行って見ようかなと思いました。歩いても、10分くらいで行けちゃいます。ありがとうございました。
マッサンさん
2016年11月18日 08時54分
カキーンと金属バットの音がよみがえります。田中邦衛さん、独り言いいながらバットを振ってる様を想像しちゃいました。