横浜市内の駅そばで、変わったメニューやこだわりの店はあるの?
ココがキニナル!
駅蕎麦(駅前の立ち食い蕎麦含む)が好きなのですが、市内の駅蕎麦で、特にこだわりのあるお店や、変わったメニューのあるお店を教えてください。(ときさんのキニナル)
はまれぽ調査結果!
今回は、新横浜の「戸隠(とがくし)」、横浜の「星のうどん」、桜木町の「川村屋」をご紹介します。
ライター:河野 哲弥
キツネとタヌキの化かし合い「だましあいうどん」
(続き)
早速試してみたところ、風味に奥行きが出て、コンブのだしが引き立ってくる。
このおいしさの秘密を聞いてみると、汁や麺などの食材は、自社で手作りしているという。
店内では、こんな光景を見ることができた。
製麺機が店内にある、珍しい風景
このお店、相鉄の職員の方に一言頼めば、入場券を買わずに利用できるそうだ。
約20年に渡り営業を続け、相鉄と信頼関係ができているのだろう。
星原社長の名字から一字を採った「星のうどん」。
これからも「横浜西口のステータス」となるよう頑張っていきたいと、藤島店長は話していた。
天然だしにこだわった老舗の人気メニュー「とりにくそば」
さて、次はいよいよ最後。桜木町駅構内にある「川村屋」だ。
駅の歴史と共に歩み続けた同店は、今年で創業111年という老舗中の老舗。
化学調味料を使用しない天然だしのおいしさが、人気の秘訣のようだ。
改札を出て目の前にある同店外観
鶏肉の脂が浮き出ているのが分かりますか?
このお店のオススメは「とりにくそば」、360円。
一晩ヨーグルトに漬け込み、その後二度に分けて煮込むという鶏肉の柔らかさが絶品だった。
この日三杯目にもかかわらず、完食するホズミン
さて、同店が開業したのは1900(明治33)年4月1日。
その際には、あの「伊藤博文」を介して営業許可を得たのだとか。名前の「川村屋」については、残念ながらその理由が分からないとのことだった。
しかし、天然だしへのこだわりは開業当時からのもの。その想いを笠原社長に語ってもらった。
笠原社長と店舗入り口
笠原社長によれば、駅そばからイメージされる「食べていて恥ずかしい」という雰囲気から、とにかく脱却したかったそうだ。
「おいしいからあの店へ行く」、「食べた後に満足感が残る」。
そんな店になるためには、おいしいそば汁が大前提とのこと。
また、器やコップも、路面店で使われるような陶器やガラス製のものを使用しているそうだ。
そこには、本格派を目指すこだわりが感じられた。
まだまだありそうな、特徴的な駅そば
今回調査させて頂いた店は、駅構内に絞らせていただいたわけだが、どの店も独自のこだわりが感じられ、駅そばへの誇りのようなものも感じられた。
構内に限らず、駅の近くも含めていいのであれば、他にもこうしたお店はあるかもしれない。
もし皆さんの周りに「こだわりのあるお店」や、「変わったメニューのある店」があれば、是非とも編集部までご連絡いただきたい。
―終わり―
◆戸隠
住所/横浜市港北区篠原町2865
営業時間/10:00~21:00(日曜・祝日休み)
◆星のうどん
住所/横浜市西区南幸1-5-24
営業時間/7:00~22:00(元日のみ休み)
◆川村屋
住所/横浜市中区桜木町1-1
営業時間/6:30~20:00(12/30~1/3休み)
uechanさん
2017年09月21日 13時12分
私も東神奈川駅の日栄軒は好きです。乗り換えの際にあの出汁の香りに刺激されると、食欲が倍加します。ミルクスタンドとそばやが東神奈川駅ホームには昔からあって、ミルクスタンドはいつの間にかなくなってしまいましたが、歴史ある風物詩だと思いますので、今後もずっと残って欲しいですね。
yukinyanpさん
2013年04月11日 14時12分
川村屋は私も贔屓にしています。個人的には東神奈川駅の上りホームにある日栄軒が一押しです。出汁の香りがホーム全体に漂い、食欲を刺激します。麺に関してはごく普通の駅のそれなのですが、メニューにアナゴ天があるのが珍しいです。私の知る限りでは、駅の立ち食いではここだけではないかと思います。
ushinさん
2012年12月16日 14時03分
相鉄構内のうどん屋もさることながら、相模鉄道の前身は「きしめん屋」だった!ほんとだよ。