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横浜にあるこだわりの蕎麦屋を教えて! 関内編

ココがキニナル!

関内にある蕎麦屋「七福 志な乃」には「深山そば」という蕎麦粉のみを使った蕎麦があるのですが混雑時にはやらないと注意書きがあり、しかも値段は1800円。是非調査を御願いします。(bjさんのキニナル)

はまれぽ調査結果!

同じ関内で注目の美味い蕎麦屋「あお柚子」の「板そば」もご紹介。「志な乃」の「深山そば(みやまそば)」は深々たるこだわりで作られた極上の味。

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ライター:クドー・シュンサク

いつかは、そばの作法と味を語れるのが粋で良し。と、もてはやされていたが、今ではどうしようが好きなように食べるのが良し。と、流れている日常の中の蕎麦情報。
ワサビをつけ、ツユにしっかりつけてわんぱく気味に食べます、そばは。
みなさんは、いかがでしょうか。

キニナル1800円のたどり着きにくいそばを紹介する前に、同じ関内にある注目の蕎麦屋、というか郷土風のそばを出すこだわりの居酒屋のご紹介から。



そば酒蔵「あお柚子」



横浜市営地下鉄関内駅 の3番出口に直結している「あお柚子」。

 

ちょっと地下にある
 

到着
 

「あお柚子」は店から程近い相生町にある「板そば 蒼ひ」と姉妹店。
まずはお話を代表の田中さんと店長の鈴木さんから伺うことに。

 

よろしくお願いします
 

開店して4年目の「あお柚子」。昼はこだわりの蕎麦屋。夜はしっかりと飲めて食事、そばも楽しめる飲み屋としての営業がスタンス。
全国津々浦々の郷土料理から地酒、オリジナルの肴やしゃぶしゃぶなど、料理屋と言っても過言ではない徹底したメニューの充実ぶり。
とにかく、「美味い」と思うモノをひとつひとつ“つきつめて”仕入れる。かと言って、ストイックとか窮屈な仕上がりではない。

 

あくまでも、心地よく美味いものを楽しむという姿勢で
 

そばの流れが粋であろうとも、その流れを汲んであくまでも「心地よく」が大事だと、田中さんの話しぶりから伝わってくる。妙な、力が入っていない。

 

季節ものやオリジナルの肴に
 

串で出される天ぷら
 

ちょっとわくわくする品々。ともあれ、おすすめのそばをいただくことに。

 

板そば(1450円 )は約2人前
 

山形県の郷土風の食べ方とされる「板そば」。ひとつの大きな皿に取り分けやすく盛られたそばを同席の皆で一緒に食べる。取り分けやすく気兼ねもなし。それでいて皆で同じ皿のものをいただく同志の感覚。それが郷土風のあたたかみある食文化。

 

そしてツユはお好みの種類でいただける
 

基本(200円)のベーシックなツユから、柚子胡椒がつく胡麻ツユ(300円 )に卵黄がついたつけとろ汁(480円 )に蔵王鴨きざみ汁(550円 )が並ぶ。

 

まずは基本から
 

すっきりとしてダシのきいた基本ツユはダシの深みとさっぱりとした清涼感のある味わい。それもそうと、苦蕎麦(にがそば )といわれるダッタンそば。そばの香りとしっかりと旨みとして存在する苦みが抜群。コシとなめらかさにも申し分のないそばはとにかく絶品。

 

ほかのツユでもいただく
 

鴨きざみ汁、鴨を炙りツユに香ばしさを演出。たまらん美味です。
つけとろ汁は、とろろにツユと卵黄を入れかるくだけまぜ合わせ、とろろ、卵黄、ツユのすべての味をダイレクトに味わえるようにいただく。これもまた、美味。
胡麻ツユは柚子胡椒を溶きたっぷりとツユにつけていただく。胡麻のコクと甘みにダシの香り、そこに柚子胡椒のピシッとした香りと辛みのアクセント。ちょっと、感動の味でした。

 

会津の馬刺し(1200円 )と
 

若鶏のねぎ塩(780円 )もいただく
 

熊本のイメージが強い馬刺しだが、田中さんいわく「会津の馬刺しは肉質が良くて、赤身の味が濃く豊かな味がするんです」とのこと。とにかく、その通りに美味い馬刺し。
柔らかくいただけるように仕込みされた若鶏は塩麹に漬け芳醇なコクのある味わい。
蕎麦屋にいることを忘れさせてくれるような、いい意味で、そんな逸品たち。

 

田中さんから自家製のそば焼酎(グラス580円 )をいただく
 

香り、最高です 
 

味も、最高。麦の本格焼酎を独自の配合でブレンド。そこにそばの実を入れる。提供の際も、柄杓(ひしゃく)でそばの実も一緒に注がれる。最後はおすすめの会津の地酒もいただきました。
あお柚子、前評判通り、それ以上にともいえる味わいでした。

 

ごちそうさまでした
 

それでは、なかなかたどり着けない1800円のこだわりそば、いってみたいと思います。