らぁ麺ランナーズ! 藤沢市辻堂の「渦雷」店主、第一走者・大西芳実
ココがキニナル!
ラーメン道という果てしない道を走り続けるランナーたち。その生き様と渾身の一杯を店主同士のリレー形式でお届けしていく全8回の新企画!
ライター:はまれぽ編集部
渾身の一杯
ラーメンに対して、並々ならぬ熱量を持つ大西氏。そんな彼の渾身の一杯をいただく。
蛤煮干ソバ醤油(800円/税込)
蛤(はまぐり)と煮干の旨味をひたすら追求したラーメン。自家製麺を味わうことができる基本の一杯だ。
もう、香りだけで幸せになる
まろやかで体に優しい味がする。
筆者の苦手な煮干のえぐみは一切感じない。それほどに素材の旨味が凝縮されているのが分かる。
つるっとコシのある自家製麺。のどごしも良い
無言で麺をすすり、5分ほどで完食してしまった。
渦雷! って感じの器
何が美味しかったって、麺とスープが本当に美味しい。美味しい以上の感想が出なくて困っていると、「その一言で充分だよ」と大西氏。
店内には小さなお客さんからのお手紙が飾られている
大西氏は、「この味を土台にもっとステップアップしたい。自分の限界を線引きせず、ラーメンに打ち込むつもりだよ」という。どこまでもストイックな人だ。
最後に、バトンを渡す次のラーメン店と、自分のラーメン人生を表す一言をうかがった。
「湯河原の『飯田商店』にバトンを渡したい。店主の飯田将太(いいだ・しょうた)君! 将太君の仕事に対する姿勢、すごくカッコイイと思っています!」とメッセージ付きで、次回へのバトンを繋いでくれた。
「自分のラーメン人生は、感謝に始まり感謝に終わると思う」
「『渦』の閉店を機に改めてお客さんのありがたさを感じたし、自分を支えてくれる家族をもっと大事にしたいと思ったよ。感謝を忘れずに、これからも丁寧に、美味しいラーメンを作り続けたい」。
そう話す大西氏の顔は晴れやかだった。
取材を終えて
筆者の知っている大西氏は、本当に正直な人だ。嘘がつけないし、おべっかも言わない。だから、「近い将来、『渦』として戻ってきます」という宣言に喜びが隠せなかった。
磨き上げた魂の一杯を「渦」で食べられる日を、心の底から待ち望んでいる
ごちそうさまでした。
飯田将太さんにバトンを渡します!
ー続くー
取材協力
麺や渦雷(うずらい)
住所/藤沢市辻堂新町1-9-7
電話/0466-33-5385
営業時間/午前11時30分〜午後3時
定休日/月曜日(月曜日が祝日の場合は営業・翌火曜休み)
※情報は取材当時のものです
ちゃらねこさん
2018年03月27日 20時23分
今週の土曜日までじゃん!もっと早く記事載せてよ!!
久しぶりにラーメン記事で面白そう
takedaiwaさん
2018年03月27日 19時51分
記事は、すごくおいしそ&おもしろかったけど、いきなり湯河原かーーいっ(笑)。