横浜赤レンガ倉庫を包む興奮! 本物に出会える「大海賊祭」がすごすぎた
ココがキニナル!
鈴木みのる氏のプロレスデビュー30周年を記念する「大海賊祭」が開催! 会場の様子と戦いの行方は!?(はまれぽ編集部のキニナル)
はまれぽ調査結果!
子どもたちに本物に触れる機会を与えたい、という思いが込められたイベント。あいにくの天候も吹き飛ばすほど楽しめる、熱い祭りがそこにあった!
ライター:はまれぽ編集部
土砂降りの雨の中で行われる熱い戦い!
「大海賊プロレス」は、30分一本勝負。この日に行われるのは3試合だ。
天候はあいにくの空模様で、昼頃から振り始めた雨は次第に土砂降りに。それでも試合は雨天決行!
まずはオープニングマッチとして、砂辺光久(すなべ・みつひさ)VSマリーンズマスクのカードが行われた。
強烈な飛び蹴りを見舞うマリーンズマスク選手(左)
降りしきる雨の中で熱い戦いが繰り広げられる
続くタッグマッチでは、ランス・アーチャー&デイビーボーイスミスJr.の2人と、佐藤光留&ロッキー川村の戦いが繰り広げられた。
巨漢2人のプレッシャーは圧巻!
鈴木みのる氏の後輩である2人が挑む!
奮戦したが、軍配はアーチャー&スミスに
そしていよいよ、会場が待ちわびたカードである鈴木みのるVSオカダ・カズチカのカードが始まった。
勝負衣装の白いパンツで臨む鈴木みのる選手に
王者の風格漂うオカダ・カズチカ選手が相対する
いよいよ雨脚が強まる中、2人の闘志はなお熱くぶつかり合おうとしていた。鈴木氏の要請もあり、観客達は雨をものともせず傘を閉じて声援を送る。
試合は一進一退。鈴木選手がチョークで攻めれば
パイルドライバーを炸裂させるオカダ選手!
雨をものともせず、ポールからの空中攻撃を繰り出す
2人の年齢差はちょうど20年。20歳からプロレスをはじめ、30周年を迎えた50歳の鈴木選手にとって、30歳のオカダ選手は自分のプロレス歴を象徴する相手だ。
歓声を上げ、息を呑みながら試合を見届ける観客達
気づけば雨のことなど忘れてしまうようだった。
一進一退の攻防が続くが、どちらも粘り、倒れても立ち上がり相手に強烈な一撃をお見舞いしていく。
そして30分の戦いの終わりを告げるゴングが鳴り響き、二人の対決はドローに終わった。
すべてを出し切った両選手
試合後、戦いの疲れとダメージで朦朧とした様子のまま、鈴木選手は語った。「子どもたちに伝えたい、人生は甘くない。でも勝ち続けていかなくちゃいけないんだ」。
本物を伝え、夢の糧にしてほしいーー。鈴木選手が子どもたちに伝えたかった思いは、この熱い戦いの中で確実に伝わったはずだ。
取材を終えて
「世界一性格の悪い男」を自称する鈴木みのる氏。それでいて「大海賊祭」は、鈴木氏のサービス精神と真っ直ぐな気持ちがこれでもかと伝わるイベントだった。あいにくの大雨になったにもかかわらず、多くの観客がリングを見守り続けたことこそ、その一つの証といえるだろう。
続く6月24日も、天候に回復のきざしはあるものの雨は続くようだ。それでもイベントの楽しさや価値は全く半減しない。そんな風に思える力強い戦いがそこにあった!
ー終わりー