役者と演出家

ベイスターズの印象を「若いチーム」と語った新監督は、「尾花（前）監督が若い選手を起用して、きっかけは作ってくれている。この選手を伸ばせばいいというヒントはもらっている」と続けた。
　

時に引き締まった表情で語る

弱いチームを強くするのに必要なことは、という質問には「負けないことです」と禅問答。

「負けない野球には、投手力の充実が必要」と、長年の課題である投手陣の立て直しの必要性にも改めて言及した。
　

弱いチームを強くする条件は「負けないこと」

春田オーナーは「3年でCS、5年で優勝」という目標を掲げているが、「現場は常にてっぺんを目指さないと」と意気込む中畑監督。


「グラウンドはステージ。選手は役者、監督は演出家」と語り「役者と時間をかけながら理解して、私の演出はこうだよと選手に理解してもらいながらいいものを作っていきたい」と意欲的に話した。
　

「練習は長くなると思います」と熱血宣言

その中でも、この日、村田の背番号25を継承することが発表された筒香について、「1年目のキャンプで見て感動した。早い時期に出てこなきゃいけない選手のひとり」と大きな期待を寄せた。

熱いぜベイスターズ!!

中畑監督と言えば、昨日入団が発表されたラミレス選手同様、おなじみのパフォーマンスが。

記者から「コンディションは？」という振りが出されたが「言わせたいんでしょ？」。

「私は選手がみんな“絶好調”になってくれることを願うだけですから」と話し、「私は新しいキャッチフレーズを今日、披露したいと思います」と急展開。
　

「ゼッコーチョー！」はラミレス選手に譲るとか

中畑監督は「『熱いぜ!!』をキャッチフレーズ、すべてに通じる言葉にしたい」と語り、“熱いぜハマスタ！”、“熱いぜDeNA！”などと連発。

監督曰く、「熱のないところには感動も喜びも生まれない。悔しさも涙も出ないと思う。そういったものが野球の原点として求められていると思います」とのこと。
　

新しいロゴ、新しいGM、新しい社長、そして新しい監督

コーチの陣容やスタジアムとの契約など、まだ決めなければいけないことは多くある。

それでも、一波乱あった監督人事が決まり一安心。いろいろと不安要素の多い新生ベイスターズではあるが、中畑監督の底なしの明るさ、そして熱さがチームの雰囲気を変えてくれそうだ。

ぜひともファンに「熱いぜ中畑!!」と言わしめるようなチームを作ってほしい。
　

熱いぜベイスターズ!!

―終わり―