汗まつり（続き）
　
お腹もそろそろ良い塩梅になってきたので、〆のご飯を求めて駅周辺をお散歩。
　

はまれぽでもお世話になっている「いちからかふぇ」へ

　
こちらでは、ギネス認定されている唐辛子を使用した「スパイスカレーセット（880円）」をいただく。
　

もちろん4辛を注文！

　
「通常で出しているカレーは、タマネギとトマト、ココナッツミルクと17種類のスパイスを入れた、お子さんでも食べられるカレーです。そこへ、ギネスで激辛最高峰に認定された『トリニダード・スコーピオン・モルガ』を入れています」と店主の小澤さん。
　

4辛でこの分量

　
匂いを嗅いでみようと思って顔を近付けたら、15cmくらいの距離で目と鼻をやられるほどの刺激がある。試しにお箸の先につくかつかないかの量を舐めさせてもらうと、飛び上がるほどの辛さだった。
小澤さんの奥様が、「私1辛でもヒーヒー言って大変だったのに、大丈夫ですか？」と本気で心配してくれていると、
　

美味しい予感しかしないカレーが到着


心していただきます！

　
・・・どうしよう、全然辛くない。
　

「嘘でしょー！！」と小澤さんの奥様

　
とうとう辛さを感じない体になってしまったのか、ピリッと辛味を感じる程度。辛いものばかり口にして舌が麻痺してしまったようだ。
　

でもしっかり汗はかく

　
半分ほど食べ進めたところで、ようやく喉に熱さを感じた。複雑な辛さではなく、純粋にカァーっと熱くなる感じ。これは後々内臓にもきそうな熱さだ。
　

ものの数分で完食

　
「この間3辛を食べた女性が食後15分くらいボーッとしていて、『自分を取り戻すのに時間がかかった』と言って帰っていかれましたよ」と小澤さん。
ここなら居心地も良いから、思う存分自分を見失っても問題なさそうだ。


そろそろお腹が限界になってきたところで、最後はやっぱりアルコールで仕上げにかかる。
　

とっても素敵な大将がいる、呑みどころ「たくみ」


こちらでは、「ピリ辛手羽中からあげ（680円）」を注文

　
グラスビールかミニハイボールがセットでついてくる、とってもお得な一品。

店内には常連さんが多く、地元の方から愛されている雰囲気がビシビシ伝わってきた。家の近くにこういうお店があったら通っちゃうなぁ、なんて考えていると、お待ちかねのアルコールとチキンが到着！

お通しの肉じゃがも一緒に


四川風激辛ソースをたっぷりつけて、いっただきまーす！


「ん～！　辛いけど美味しいっ」

　
ハバネロソースやチリソースなどが入った大将手作りの辛いソースが食欲を刺激する。辛旨のお手本のようなおつまみにハイボールが進む。今日一日流した汗が報われた瞬間だ。

「めっちゃ美味しいです！」と大将に伝えると、「そうか、それは良かった！　実はね、あと2ヶ月でこの店閉めちゃうんだよね。だから思い出になると思って『汗まつり』に参加したんだ。最後に出会えて良かったよ」と驚きの情報が！

汗まつりというイベントがなければ出会うことがなかったかもしれない素敵なお店や人との出会い。それも地域イベントの醍醐味かもしれない。
　

藤が丘の汗まつり、美味しく楽しませていただきました！

　
全体的に攻撃的な辛さではなく、美味しいと思える友好的な辛さだった。もしかしたら、藤が丘という街の優しさが表れているのかもしれない。これなら辛いものが得意じゃなくても、美味しく楽しく汗をかけるだろう。
　
　
　
取材を終えて