オープンを控えた新羽車両基地の有効活用事業。現地の様子は?
ココがキニナル!
北新横浜にある新羽車両基地の再開発計画が発表されました。飲食店や商業施設も出店するようです/どんなスポーツの施設が入るのか、利用時間帯や料金なども(パッチョさん/烏龍茶さん)
はまれぽ調査結果!
2018年内のオープンを目標に工事が進行中。スポーツ施設を中心に、家族連れでも楽しめる屋上広場やマルシェ広場など用意し、地域のにぎわい創出を目指す!
ライター:田中 大輔
セキュリティは万全に
「あおばスポーツパーク」ができることで地元に活気が出るのは良いことだが、なにしろ公共交通機関の基地だ。そこに人が自由に出入りするようになれば、セキュリティ面の不安も出てくるところ。
現在も管理は厳重。施設完成後もセキュリティは万全に
田中さんは「セキュリティは本当に厳しく、万全に」と力を込める。
施設利用者などが誤って2階の基地部分に入ることがないように「壁を作ったり、門扉を設置して施錠したりする前提で設計をしています」とのことで、屋上利用者の動線となるエレベーターや車用スロープも、2階には一切接続しない切り離された作りになっている。
スロープ途中のすき間などもすべて壁でふさぐそうで、田中さんは「やり過ぎて困ることはない部分なので、慎重に慎重に」と話し、セキュリティについては「設計の段階からかなり厳しく言われました」と松島さんが思わず苦笑いするほどに徹底している様子だ。
穴の向こうは車両基地。この穴も、新施設開業前にふさいでしまう
また、地元からは歓迎する声が聞かれる一方で、騒音などを懸念する意見も出ているそうだ。
そういった不安を解消するため、音や照明が極力住宅に向かわないように設計をしたり、利用者の動線が周辺住民の生活道路と重ならないように工夫をしたりもしている。夜間には利用者にも配慮を呼び掛けることなども考えているそうだ。
松島さんは「新しい施設なので、いろいろなご意見があるのは当然です」と話した上で、「少しでも不安が解消できるように対策していきたい」と続ける。
フットサル場の完成イメージ図。地域住民との折り合いも考慮したデザイン
着工前には地元住民との協議を複数回行ったそうで、「実際に営業が始まらないとわからないことも多いですが、何かあった場合は逃げずに対応すると約束して、一定のご理解をいただきました」とお二人。
準工業地帯という土地柄、若い人が少ない場所だが、心配される点も乗り越えた上で「まずは地元を盛り上げたい」という思いの元、工事は続けられているようだ。
取材を終えて
「8月中か9月に入ったころには具体的な完成予定日が出るはず」と松島さん言う。季節は問わず、完成したタイミングでオープンということになるそうだ。
交通局のイベント「はまりんフェスタ」の会場になることもある新羽車両基地。
この施設ができれば、はまりんフェスタも一味違ったものになるかもしれない。そういう点でも楽しみは増える。
北新横浜駅方面から見た新羽車両基地。新スポットの誕生は年内予定
きたせん(横浜環状北線)の新横浜出入り口ができ、神奈川東部方面線の開通が控える地域である北新横浜の新しいランドマークとなる「あおばスポーツパーク」。開業に向け、工事はいよいよ佳境を迎えている。
-終わり-
とーたすさん
2018年11月16日 10時55分
ウチはテニスコートに面した所にあるんですが人の叫び声って意外にかなりうるさいですよ・・